ゴミ屋敷の現場を、なぜ撮って見せるのか。大阪の片付け会社「イーブイ片付けチャンネル」と代表・二見文直の答え
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足の踏み場もない部屋が、
1日でがらんと
片付いていく。
そんな現場を
撮り続けている
YouTubeチャンネルがあります。
「イーブイ片付けチャンネル」です。

 

運営しているのは、
大阪の片付け会社
株式会社ウインドクリエイティブ。
ゴミ屋敷の清掃や
遺品整理を仕事にしている会社が、
自分たちの作業を
そのまま動画にしています。

 

当サイトが
2026年10月10日の夜9時すぎに測ると、
登録者は約20.5万人、
総再生回数は
約9,107万回でした。

 

動画の数は708本で、
そのうち6本は
メンバー限定の動画です。

 

それにしても、
人の家の散らかった部屋は
ふつうなら
あまり見せたくないもの。

 

なぜ会社が
わざわざ撮って
公開しているのか、
気になりますよね。

 

この記事では、
チャンネルの説明文と動画、
会社の公式サイト、
会社が出したプレスリリース、
国立国会図書館の書誌、
メディアの記事から、
イーブイ片付けチャンネルと
代表の二見文直さんを紹介します。

イーブイ片付けチャンネルのプロフィール

チャンネル名:イーブイ片付けチャンネル(@katazuke)
運営:株式会社ウインドクリエイティブ(屋号「イーブイ」)
代表:二見文直(ふたみ ふみなお)
本社:大阪府大阪市
仕事:ゴミ屋敷清掃・不用品回収・遺品整理・生前整理
チャンネル開設:2016年6月27日

 

チャンネルの説明文は、
自分たちのことを
こう紹介しています。

 

「僕たち株式会社ウインドクリエイティブは、
大阪をはじめとする関西全域
(京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)
および名古屋を中心とする東海地方にて、
お片付けサービス『イーブイ』を展開し」
ている、と。

 

続けて、
ゴミ屋敷清掃、
不用品回収、
粗大ゴミ処分、
遺品整理・生前整理を
専門にするプロだ、
と書かれています。

 

なお、
ポケモンにも
「イーブイ」がいるので、
名前だけで検索すると
そちらが出てきやすいです。

 

探すときは
「イーブイ 片付け」と
入れるのが早いかもしれません。

 

代表の二見文直さんはどんな人?

代表取締役は
二見文直さんです。
イーブイの公式サイトの会社案内
に、
代表者として
名前が載っています。

 

会社が2024年12月に出した
プレスリリースの
著者紹介によると、
二見さんは
1984年に大阪府で生まれました。

 

2010年から
リサイクル販売の業界で働き、
2014年に独立したそうです。

 

同じ著者紹介では、
2015年に
「イーブイ」という屋号で
仕事を始め、
2016年に
株式会社ウインドクリエイティブを
設立した、
となっています。
PR TIMES の企業情報の欄も、
設立を「2016年07月」としています。

 

一方で、
公式サイトの会社案内は
設立を「2015年」と書いています。
沿革の「2015年 創業」の欄にも、
会社の設立と
「イーブイ」の開始が
並べて書かれていました。

 

屋号で始めた年と
会社にした年が
まとめて書かれているのかもしれませんが、
どちらが正しいのかは
当サイトでは確かめられていません。

 

肩書きには、
遺品整理士認定協会の
認定遺品整理士、
生前整理技能Pro1級も
並んでいます。

 

同じ著者紹介には
「月平均130軒以上のお宅を訪問し、
これまで1万件以上の
片づけを経験」
とありました。

 

社長でありながら、
二見さん自身も
現場に出ているそうです。
2024年12月のリリースの写真には
「ご自身も現場に出て
清掃作業を行っている」
と添えられていました。

 

チャンネルにも
「現場に出たい社長vs
出したくない社員」
という短い動画があります。

 

社員さんからすると、
社長が現場にいるのは
少し気をつかうのかも…
と想像してしまいます。

 

最初の動画は2016年9月

チャンネルを開いたのは
2016年6月27日です。
残っている動画で
いちばん古いのは、
2016年9月3日に
公開されたものでした。

 

題名は
「家具や不用品の処分で
部屋の片付けを
作業内容を公開!」。
5分ほどの、
作業の様子を
淡々と映した動画です。

 

最初の数年は
ゆっくりとしたペースでした。
2016年から2019年までの
4年間で公開された動画は、
合わせて49本です。

 

本数がぐっと増えたのは
2020年からです。
2020年は85本、
2021年は89本と、
1年で
それまでの4年分を
超えるようになりました。

 

2020年から2022年ごろは、
朝の9時に
公開されることが多く、
この3年間だけで
204本が9時0分台の公開でした。

 

最近は時刻が
決まっていないようで、
直近30日
(9月10日〜10月10日)の15本は、
夕方5時、夜8時、
お昼の12時など
ばらばらでした。

 

10月10日時点の708本の中には、
3分以内の短い動画も
293本ありました。
長い密着の動画と
短い動画を
両方出しているチャンネルです。

ゴミ屋敷と遺品整理の現場に密着

動画の中心は、
やはり片付けの現場です。

 

2026年10月10日の時点で、
題名に「ゴミ屋敷」が入る動画は
126本、
「遺品整理」が入る動画は
95本ありました。

 

2026年10月10日の時点で、
再生回数が
100万回を超えている動画は
16本ありました。

 

いちばん見られているのは
2021年6月に公開された、
依頼者のご家庭を扱った
前後編の前編で、
約414万回でした。

 

上位の動画は
依頼者の暮らしや
家族の事情に
深く入っていくものが
多いです。

 

当サイトでは
依頼者の方の事情には
触れないことにしています。

 

その中で、
作業の規模が
よく分かる回を
1本挙げておきます。
2020年5月に公開された、
6人で8トン分の
ゴミを片付けた回です。

 

約25分の動画で、
2026年10月10日時点で
約114万回
見られていました。

 

8トンと言われても
ぴんと来ませんが、
6人がかりで1日、
と聞くと
大変さが伝わってきますよね。

 

メディアにも
取り上げられています。
2025年2月には
ねとらぼ
が、
築93年の家の
「実家じまい」を
1日で片付けた動画を
記事にしていました。

 

記事は
イーブイについて
「現場でのリアルな作業風景を
発信しています」
と紹介しています。

なぜ現場を撮って見せるのか

冒頭の疑問に戻ります。

 

会社は2024年5月に
プレスリリース
を出し、
登録者15万人と
総再生7,000万回の突破を
発表しました。

 

その中で
二見さんが、
動画を出し続ける理由を
話しています。

 

二見さんは
「理由は大きく2つあります」
と言います。
1つ目は
「依頼者の方に
頼ってもらいやすくすること」。

 

同じ悩みを持つ人が
動画を見て、
「自分だけじゃない」と
思えるように
したいそうです。

 

2つ目は
「依頼者の方に
作業風景を見てもらうことで、
より安心して
依頼できるようにするため」
でした。

 

ゴミの中には、
通帳や写真のように
大切なものも
埋もれています。

 

二見さんは
「お客様が『必要なもの』と
判断した物を捨てることは
絶対にしません」
と話していました。

 

どんな手順で
片付けているのかを
先に見ておけば、
頼む側の不安は
たしかに減りそうです。

 

さらに二見さんは、
世の中の見方も
変えたいと言います。

 

「世間が抱く
『ゴミ屋敷に住んでいる人は
だらしない』という認識を
変えたいと思っています」。

 

二見さんの印象では、
むしろ
「仕事を頑張りすぎてしまうあまり、
自分の私生活が
著しくおろそかになってしまう方が
多い」
のだそうです。

 

「100人いれば
100通りのご事情があり、
本当に強く悩まれています」
という言葉もありました。

 

二見さんは
「ゴミ屋敷の様子を
興味本位で見たい人ではなく、
片付けができなくて
悩んでいる人たちのために
配信しています」
とも話しています。

 

本と洗剤も出している

2024年12月には、
二見さんの本が
ダイヤモンド社から出ました。
『1万軒以上片づけたプロが
伝えたい捨てるコツ』です。

 

国立国会図書館の書誌
によると、
263ページの本で、
電子版もあります。

 

会社の
プレスリリース
では、
チャンネルから
「初の書籍」と
紹介されていました。

 

題名のとおり、
「捨てる」ことに
しぼった本のようです。

 

もう1つ、
オリジナルの洗剤もあります。
「Shall We Clean
(シャルウィクリーン)」
というブランドです。

 

2023年4月には、
「片付けのプロが
1年半かけて作った洗剤」
という短い動画が
公開されていました。

 

チャンネルの説明文によると、
清掃の現場で
実際に困ったことを
もとにして
作った洗剤だそうです。

 

現場の人が作った洗剤なら、
少し試してみたくなりますね。

同じ関西の片付け会社のチャンネル

関西で
遺品整理や特殊清掃をしている
会社のチャンネルは、
ほかにもあります。

 

当サイトでは、
代表が僧侶でもある
関西クリーンサービス
も紹介しています。
同じ仕事でも、
会社ごとに
伝えたいことが
少しずつ違うのが
面白いところです。

 

イーブイのチャンネルの
リンク欄には、
サブチャンネルや
TikTok、Instagram、
X、
洗剤の販売サイト、
遺品整理の相談窓口が
並んでいます。

 

まとめ

イーブイ片付けチャンネルは、
大阪の株式会社ウインドクリエイティブが
2016年から続けている
片付けの現場のチャンネルです。

 

代表の二見文直さんは、
動画を出す理由を
「頼ってもらいやすくすること」と
「安心して依頼できるようにするため」
の2つだと話していました。

 

散らかった部屋の動画は
つい「すごい部屋だな」と
見てしまいがちです。
でも、
その向こうには
片付けたくても
片付けられなかった人がいる、
というのが
このチャンネルの見せたいところ
なのかもしれません。

 

イーブイ片付けチャンネル
では、
2026年10月10日までの30日間にも
15本の動画が
公開されていました。

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