
白いラッコが、
「秘密のポケット」を
見せてくれる。
そんな24秒の動画が、
1,200万回以上
見られています。
投稿したのは
三重県鳥羽市の水族館、
鳥羽水族館の
公式YouTubeチャンネル
「鳥羽水族館 TOBA AQUARIUM」です。
当サイトが
2026年10月10日の夜11時ごろに測ると、
登録者は約37.8万人、
総再生回数は
約7,453万回でした。
公開されている動画は
315本です。
水族館の公式チャンネルというと、
施設の案内が中心かな、
と思う方も多いかもしれません。
でも中身は、
ラッコやアザラシ、
深海の生きものまで、
飼育の現場を映した
動画が中心です。
この記事では、
チャンネルの動画と説明欄、
鳥羽水族館の公式サイト、
国立国会図書館の書誌、
メディアの記事から、
このチャンネルを紹介します。
鳥羽水族館 TOBA AQUARIUMのプロフィール
チャンネル名:鳥羽水族館 TOBA AQUARIUM(@TobasuiChannel)
運営:鳥羽水族館(三重県鳥羽市)
チャンネル開設:2012年9月18日
最初の動画:2012年12月3日
看板の生きもの:ラッコのメイとキラ、ジュゴンのセレナ ほか
目標:2028年5月15日までに登録者100万人
チャンネルの説明欄は、
あいさつの次に
こう書いています。
「2026年5月15日に
『目指せ!チャンネル登録者数100万人』
という新たなチャレンジを
掲げました!」
続けて、
生きものの不思議な生態や
ふだんは見られない瞬間を
届けていくこと、
ライブ配信も
定期的に行うことが
書かれています。
なお、
説明欄には
「YouTubeでの質問には
お答えできません」
ともあります。
問い合わせは
リンク欄の窓口から、
ということのようです。
最初の動画は2012年、ダイオウグソクムシの「絶食」も
チャンネルが開かれたのは
2012年9月18日です。
残っている動画で
いちばん古いのは、
同じ年の12月3日に
公開されたものでした。
題名は
「デンキウナギがツリーを点灯!!」。
同じ日には
マナティーの
体重測定の動画も
出ています。
その翌日に公開されたのが、
深海の生きもの
ダイオウグソクムシの
エサやりの動画です。
題名は
「1432日目の挑戦」。
説明欄によると、
館で飼っていた「NO.1」は
2009年1月に
エサを食べたのを最後に、
3年11か月も
何も食べていませんでした
(2012年12月時点)。
説明欄には
「今日こそはと駆けつけた
報道陣の期待も空回り...。」
とも書かれています。
報道陣まで
見守っていたのですね。
この動画は
2026年10月10日の時点で
約83万回
見られていました。
ただ、
最初の数年は
本数はかなり少なめです。
2012年から2019年までの
8年間の動画で
今も残っているのは、
合わせて30本でした。
2020年からライブ配信が始まった
本数が増えたのは
2020年からです。
2020年の1年間だけで
38本が公開されていて、
それまでの8年分を
1年で超えたことになりますね。
ライブ配信が
始まったのも
この年でした。
配信記録で
いちばん早いのは、
2020年4月25日の
「鳥羽水族館公式Twitter
フォロワー10万人突破記念!
ジュゴン30分生配信」です。
翌日には
スナメリのお食事、
5月には
セイウチの「ポウ」と、
生きものごとの
生配信が続いていきます。
2023年1月には
ダイオウグソクムシの
「脱皮ライブ」と題した
配信もありました。
いちばん見られているのはラッコのメイ
2026年10月10日の時点で、
再生回数が
100万回を超えている動画は
11本ありました。
いちばん見られているのは、
冒頭でふれた
2022年1月の
「メイちゃんの秘密のポケット」で、
約1,248万回です。
2位は
バイカルアザラシの「ニコ」の
赤ちゃんの頃の成長記録で
約710万回、
3位は
アメリカビーバーが
お芋を食べる短い動画で
約463万回でした。
100万回を超える
11本のうち
6本は、
題名にラッコの
メイかキラの名前が入っています。
もう1本も、
ラッコのハッシュタグが
付いた動画でした。
このチャンネルの顔は、
やはりラッコのようですね。
鳥羽水族館の
ラッコの特設サイトによると、
メイは
2004年5月9日に
鳥羽水族館で生まれたメスです。
キラは
2008年4月21日に
和歌山県のアドベンチャーワールドで
生まれたメスで、
2021年3月17日に
鳥羽水族館へ来ました。
そのお引越しの様子も、
チャンネルに残っています。
トラックで運ばれる様子や
作業する飼育係の姿まで
映っていて、
ふだんは見られない
裏側の動画です。
特設サイトの年表には
「1984年 日本初のラッコの赤ちゃん誕生。」
ともあります。
ラッコとの付き合いは
40年以上になるのですね。
3分以内の短い動画も多く、
315本のうち
163本が
3分以内でした。
すきま時間に
さっと見られるのも、
人気の理由の1つかもしれません。
メディアにも
取り上げられています。
2023年8月には
AppBank
が、
コツメカワウソの赤ちゃんの
話題とあわせて
このチャンネルを
紹介していました。
記事は当時
「登録者数12万人を超えている」
と書き、
「投稿されている動画は、
飼育員さんが撮影しているので、
動画内の動物たちとの
距離が近い!」
と紹介しています。
それから約3年で、
登録者は
3倍ほどの規模に
なっています。
ラッコ水槽ライブカメラと「モザイク」
このチャンネルで
もう1つ欠かせないのが、
ラッコ水槽の
ライブカメラです。
公式サイトの
お知らせ
によると、
2024年4月14日から
YouTubeで
24時間の生配信が
始まりました。
メイとキラが
泳いだり
毛づくろいをしたりする姿を、
24時間見られる
というものでした。
配信のURLは、
システムの更新で
エラーが起きたときなどに
何度か新しくなっています。
今の配信は
2026年10月2日に
始まったものでした。
ライブカメラについて
調べると、
「モザイク」という言葉が
一緒に出てきます。
これは、
鳥羽水族館が
2025年10月15日に出した
お知らせ
のことのようです。
このお知らせで、
エサやりのときに
画面に映る飼育係の姿を
すべてモザイクにして、
誰なのか
分からないようにする、
と伝えています。
理由として
お知らせは、
「一部当社の従業員に対する
過度な言動や
不適切な問い合わせを
確認しています」
と書いています。
さらに、
その中には
カスタマーハラスメントに
当たると判断した例も
含まれていたそうです。
それでも
「動画を通じて
ラッコたちの姿をお届けするという
基本方針は変わりません」
とも書かれていました。
飼育係さんとのやりとりも
見どころだっただけに、
残念に思った人も
いたかもしれません。
ただ、
働く人を守るためなら
仕方のないところですね。
2026年5月23日からは、
ラッコの健康管理で
エサやりや見回りが増えるため、
水槽の陸の部分にも
終日モザイクが
かかるようになりました。
プールの部分は
これまでどおり見られます。
また、
2026年9月28日の
お知らせ
では、
当面の間、
配信時間を
営業時間中の
9時30分〜17時にする、
としています。
館は
ラッコの健康状態について、
電話やメール、
現場での質問は
控えてほしい、
とお願いしています。
気になるときは
公式サイトのお知らせを
見るのがよさそうです。
ちなみに、
ライブカメラの
スクリーンショットは
SNSに載せてもよい、
と館は決めています。
トリミングをしない、
左上の文字を残す、
配信のURLを一緒に載せる、
の3つが条件です。
2026年5月15日から始まった、2年間のチャレンジ
そして2026年5月15日、
鳥羽水族館は
新しい目標を掲げました。
公式サイトの
お知らせ
には、
「2026年5月15日から2年間、
当館では
『公式YouTubeチャンネルの
登録者数100万人を達成する』
という目標に
チャレンジします!」
とあります。
期間は
2028年5月15日まで。
目的は
「鳥羽水族館の知名度を
さらに上げ、
飼育する生きものたちの魅力を
今以上に伝えること」
だそうです。
始めた当日には、
「ゲリラ配信」と題した
記念の配信も
行われていました。
6月20日から7月31日までは、
チャンネル登録の画面を
館内のインフォメーションで見せると、
限定のステッカーが
もらえました。
投稿のペースも
上がっています。
2026年5月は
1か月で22本が
公開されていました。
2026年は
10月8日までに
97本が公開されていて、
2025年の1年間の40本を
すでに大きく上回っています。
2026年10月10日の時点では
登録者は約37.8万人なので、
100万人までは
まだ半分にも届いていません。
残りの期間で
どこまで伸ばせるのか、
注目したいですね。
なお、
このチャレンジを
取り上げたメディアの記事は、
当サイトが調べた範囲では
見つかりませんでした。
ここでの内容は、
鳥羽水族館自身が
公式サイトとチャンネルで
書いていることです。
ダイオウグソクムシを「スター」にした学芸員の本
鳥羽水族館の
学芸員が書いた
本もあります。
2026年7月に
カンゼンから出た
『海のへんな生きものと暮らす僕
ダイオウグソクムシを
「スター」にした
水族館学芸員の飼育日記』です。
国立国会図書館の書誌
によると、
著者は森滝丈也さんで、
207ページの本です。
書誌に載っている
著者紹介では、
森滝さんは
鳥羽水族館飼育研究部の学芸員で、
水産無脊椎動物と
魚類を中心に
担当しているそうです。
同じ紹介には、
ダイオウグソクムシを
「スターの座に押し上げたことで
知られる」
ともありました。
チャンネルの
「1432日目の挑戦」を見たあとだと、
なるほど、
と思えるかもしれません。
ただ、
森滝さんが
チャンネルの動画に
出ているかどうかは、
当サイトでは
確かめられていません。
動画の題名と説明欄には、
名前は出てきませんでした。
まとめ
鳥羽水族館 TOBA AQUARIUMは、
三重県の鳥羽水族館が
2012年から続けている
公式チャンネルです。
デンキウナギやダイオウグソクムシの動画から始まり、
2020年からはライブ配信、
2024年からは
ラッコ水槽のライブカメラと、
少しずつ形を変えてきました。
いちばん見られているのは
ラッコのメイの24秒の動画で、
100万回を超える動画の
多くがラッコです。
2026年5月からは、
2年間で
登録者100万人を目指す
チャレンジの最中にいます。
飼育係さんを
モザイクで守りながら、
生きものの姿は
変わらず届ける。
そんな水族館らしい
チャンネルと言えそうです。
鳥羽水族館 TOBA AQUARIUM
では、
2026年10月10日までの30日間にも
12本の動画が
公開されていました。


















