
「歌怪獣」という、
演歌の世界では珍しい異名を持つ
歌手がいます。
きっかけは、
お笑いタレントが
ラジオで口にした
ひと言でした。
熊本出身の演歌歌手、
島津亜矢さんです。
YouTubeでも
「島津亜矢【公式】歌怪獣チャンネル」と、
その異名をそのまま
チャンネルの名前にしています。
今回は報道とレーベルの資料、
そして本人のチャンネルの記録をもとに、
デビューから「歌怪獣」の由来、
YouTubeでの活動、
2026年のデビュー40周年までを
たどります。
島津亜矢さんの歩み
まずは経歴から
見ていきましょう。
所属レーベルの
テイチクレコードのプロフィールによると、
島津さんは
1971年3月28日生まれ。
出身は熊本県の植木町、
現在の熊本市北区です。
幼いころから
数々のグランプリを
手にしてきたそうです。
同じプロフィールは、
6歳のときには
その数が100本を超えていたと
紹介しています。
デビューは
1986年5月21日。
15歳のときで、
デビュー曲は
「袴をはいた渡り鳥」でした。
NHK紅白歌合戦には、
2001年の第52回に
出場した記録があります。
ORICON NEWSの
2019年の記事は、
2015年から2018年まで
4年連続で出場したと伝えています。
「歌怪獣」と呼ばれるようになったきっかけ
「歌怪獣」という呼び名には、
はっきりした出発点があります。
東スポWEBの記事
(2025年1月)によると、
きっかけは
2015年の紅白歌合戦でした。
その歌唱力を、
お笑いタレントの
マキタスポーツさんが
自身のラジオ番組で
「歌怪獣だ」と絶賛したのが
始まりとのことです。
怪獣と呼ばれて
嫌ではなかったのかと
聞かれることもあるそうですが、
島津さん本人は
「本当にうれしかった」と
答えています。
強くて、どんな敵にも
向かっていく
無敵な感じがあったから、
という理由でした。
前向きに受け取ったからこそ、
今ではチャンネルの名前にまで
なっているのでしょう。
演歌とカバー、2つの軸
島津さんのもう一つの顔が、
ジャンルを超えたカバーです。
東スポWEBの記事
(2021年3月)によると、
J-POPなどのカバーに
取り組み始めたのは
2010年のことです。
記事では音楽関係者が、
カバーは今や演歌と並ぶ
ライフワークになっていると
話しています。
カバーアルバムの
『SINGER』シリーズは、
2025年4月に出た
『SINGER9』で
第9弾になりました。
2024年3月には
「アヤ・シマヅ」名義で、
アレサ・フランクリンの
「Think」を歌い、
世界デビューを果たしています。
2021年の映画『リスペクト』で
アレサの歌声と生き方に
衝撃を受けたのが
出会いだったそうです。
演歌歌手が
ソウルの名曲で
世界に出るというのは、
なかなか思い切った挑戦ですね。
コロナ禍に開いた「歌怪獣チャンネル」
YouTubeのチャンネルが
始まったのは2020年3月です。
2020年3月28日には
開設のあいさつ動画が
公開されました。
概要欄には
「はじめまして島津亜矢です!」
という言葉と、
多くの方の力添えで
開設できたというお礼が
書かれています。
動画の題名には、
『糸』という曲名も
添えられています。
先ほどの
2021年3月の東スポWEBの記事は、
コロナ禍の中で始まった
このチャンネルが
大きな話題になっていると
伝えていました。
音楽関係者の話として、
チャンネルの効果で
演歌を聴かない世代の心も
つかんでいると
紹介されています。
2026年10月12日に測ったところ、
最も再生されていたのは
2020年4月に公開された
『アイノカタチ』で、
約527万回でした。
テイチクが2025年3月に発表した
ファン投票
「私が好きな島津亜矢」の
上位15曲にも、
この曲は
「アイノカタチ
feat.HIDE (GReeeeN)」
として入っています。
YouTubeでも、
ファンの間でも、
特に愛されている1曲と
言えそうです。
デビュー35周年の記念曲
『眦(まなじり)』の動画は、
同じ日の実測で
150万回を超えていました。
チャンネル登録者は
同じ日の実測で
15.5万人です。
旧譜のMVを一挙公開した2024年
チャンネルには、
過去の曲の
ミュージックビデオも
数多く並んでいます。
テイチクの告知によると、
2024年10月25日から
11月12日までの間、
旧譜のMVを
毎日2曲ずつ
プレミア公開する企画が
行われました。
これまでDVDでしか
見られなかった曲も
フルバージョンで
公開されたそうです。
たとえば
2005年のシングル
「大器晩成」のMVも、
この時期に公開された1本です。
2026年10月6日には、
「名作歌謡劇場」シリーズの
9曲のMVも
一挙に公開されました。
昔からのファンにとっては、
懐かしい映像を
まとめて見られる場に
なっているようです。
2026年、デビュー40周年
そして2026年は、
デビュー40周年の年です。
秋田魁新報に掲載された
オリコンニュースの記事によると、
2026年9月12日には
埼玉で
「40周年記念コンサートツアー2026
~ありがとう~」の
公演が開かれました。
デビュー曲の
「袴をはいた渡り鳥」から、
ジャンルを超えた名曲まで
全21曲を歌ったそうです。
ステージでは
故郷の熊本への思いも語り、
この日はチャリティー募金も実施。
島津さん自ら
会場の入り口に立って
協力を呼びかけたとのことです。
2026年6月には、
MUSIC AWARDS JAPAN
2026の
授賞式イベント
「演歌・歌謡曲LIVE」への出演も
テイチクから告知されていました。
本人の公式サイトでは、
2027年1月に
40周年リサイタルを開くことが
案内されています。
節目の年は、
まだしばらく続きそうですね。
まとめ
島津亜矢さんは、
1986年に15歳でデビューした
熊本出身の演歌歌手です。
2015年の紅白での歌唱を
マキタスポーツさんが
ラジオで「歌怪獣だ」と絶賛したのが、
今の異名のきっかけでした。
2020年3月に始めた
YouTubeでは、
演歌とカバーの両方を届け、
旧譜のMVも
まとめて公開してきました。
デビュー40周年の2026年から
2027年のリサイタルへ、
「歌怪獣」がこれから
どんな歌を聴かせてくれるのか、
楽しみですね。



















