
火事や地震だけでなく、
子どもの熱性けいれんや
交通事故まで、
命を守る方法を
動画で伝えている
YouTubeチャンネルがあります。
それが
「【消防防災】RESCUE HOUSE
レスキューハウス」です。
中心になって出演しているのは、
元レスキュー隊員の
タイチョーこと
兼平豪さん。
チャンネルを始めたのは、
消防を辞めて
独立したあとに
「誰も話を聞いてくれない」
と感じたからだそうです。
本人の会社のサイトや
チャンネルの概要欄に加えて、
ウェブメディアやスポーツ紙の
インタビュー、書評を
もとにたどっていきます。
RESCUE HOUSEのプロフィール
チャンネル名:
【消防防災】RESCUE HOUSE
レスキューハウス
出演:タイチョー(兼平豪さん)
運営:株式会社VITA
チャンネル開設:2020年1月
最初の動画:2020年1月29日
著書:『消防レスキュー隊員が教える
だれでもできる防災事典』
(KADOKAWA・2022年)ほか
チャンネルの概要欄には、
「あらゆる災害や緊急事態から
自分の命と大切な人の命を守る
消防防災チャンネルです」
と書かれています。
2026年10月12日に
当サイトが測ったところ、
チャンネル登録者は
54.5万人、
総再生回数は
約2億6,249万回でした。
タイチョーこと兼平豪さんとは
運営している
株式会社VITAの会社概要には、
本人のこんな挨拶が
載っています。
「株式会社VITA代表取締役の
兼平豪です。
私には別名があり、
RESCUE HOUSEタイチョーとも
呼ばれます。」
チャンネルに出ている
タイチョーさんと
会社の代表は、
同じ人だということですね。
名前の読みは、
東スポWEBの記事
(2022年9月)の
プロフィール欄で
「かねひら・つよし」
と紹介されていました。
同じプロフィール欄では、
大阪市消防局で
救助隊員、救急予備隊員、
消火隊員を経験し、
退局後に
株式会社VITAを設立したと
紹介されています。
書籍の著者紹介や
書評でも、
「元大阪市消防局職員」
という肩書きで
紹介されていますね。
ただ、何年在籍していたのか、
いつ退職したのかは、
当サイトが確かめた範囲では
どの記事にも
書かれていませんでした。
消防士を目指したのは
小さいころからだそうで、
ウォーカープラスのインタビュー
(2023年7月)では
こう話しています。
「幼稚園のときに
『僕は将来消防士になる』って
発表会で発言していました。
そして、小学校の職場体験で
確信になったという感じです。」
「制服を脱いだら、誰も話を聞いてくれない」
YouTubeを始めたきっかけも、
同じインタビューで
語られています。
独立したとき、
上場企業から中小企業まで
「防災を変えましょう」と
声をかけてみたものの、
誰ひとり話を聞いてもらえなかった
そうです。
「消防の制服を脱いだら、
誰も話を聞いてくれないんです。
これはすごくショックでしたね。」
そこで
「僕自身に影響力・発信力がいる」
と考えて、
チャンネルを始めたと
話しています。
最初の動画は
2020年1月29日に公開された
「【日本一の消防士】
SNSで日本一再生回数の多い
消防士が災害現場の
『リアル』を伝えていきます。」
という回でした。
この動画の概要欄には、
「私たちRESCUE HOUSEは
全員が元消防士。
このチャンネルは、
防災教育ではありません。」
と書かれています。
チャンネルの概要欄の
沿革によると、
本格的にスタートしたのは
2020年4月だったとのことです。
同じインタビューでは、
「消防を辞めた感覚はない」
とも話しています。
「消防の制服を脱がないと
できないことがあっただけで、
僕としては違う部署で
同じことをやっている
気持ちなんです。」
地震だけが防災ではない
扱うテーマの広さが、
このチャンネルの
いちばんの特徴かもしれません。
ウォーカープラスの記事で
本人は、
「僕にとっての防災は、
交通事故から命を守る、
子どもの熱性痙攣から命を守る、
精神的な病から命を守る、
電気火災から命を守る…
これらすべてなんです」
と話していました。
東スポWEBの記事でも、
地震や台風だけでなく
火事や急病なども含めた
「ありとあらゆる
命を奪う危険な要因から
身を守るという意味での防災」
を訴えていると
語っています。
実際に、
2026年10月12日時点で
いちばん再生されているのは、
2025年1月30日公開の
「熱性痙攣やてんかんの
正しい対処法を
知っていますか?」
という1分ほどの動画で、
約636万回でした。
地震や火事の回ではなく、
急病の対処法の回が
いちばん見られている
というのは、
本人の言う防災の広さを
そのまま映しているようです。
一方で、
防災グッズの紹介は
重視していないとも
話しています。
「防災グッズを伝えるのは
補足情報が10個あるうちの
一番最後ぐらいです。」
それよりも、
いざというときに
取れる行動を増やすことを
「“選択肢の棚”を増やす作業」
と表現していました。
チャンネルの概要欄にある
「RESCUE HOUSEのストーリー」
という沿革に
載っている回のひとつが、
2021年12月19日公開の
生理を体験する回です。
沿革には、
同じ2021年12月の欄に
「生理体験動画」と
「チャンネル登録者数
100,000人突破」が
並んでいます。
沿革そのものは
2022年12月の
「300,000人達成」で
止まっているので、
それ以降の歩みは
ここからは追えないですね。
この回は
2026年10月12日時点で
約397万回再生されていました。
誰でも見られる動画と、メンバー限定の動画
YouTubeが示す
このチャンネルの動画数は
1,783本です
(2026年10月12日時点)。
当サイトが
公開動画の一覧を
すべて数えると、
誰でも見られる
配信済みの動画は
1,763本でした。
差の20本は、
メンバーシップの
会員向けの動画で、
会員限定の動画の一覧を
数えると
ちょうど20本ありました。
会員向けの動画は
2026年5月末から
出ているようです。
1,763本のうち
532本は
3分以内の短い動画で、
最多再生の回も
この短い動画です。
年ごとの本数を見ると、
2024年が180本、
2025年が442本で、
2025年に
大きく増えていますね。
2026年10月11日にも
新しい動画が出ていて、
いまも
活動が続いています。
KADOKAWAから2冊の防災事典
タイチョーさんは
本も出しています。
1冊目は、
2022年8月に
KADOKAWAから出た
『消防レスキュー隊員が教える
だれでもできる防災事典』です。
ゴールドオンラインの書籍紹介
によると、
「もしも」のときに
備えて知っておくべき
「58の対処法」を
紹介した本とのことです。
自然災害だけでなく、
SNSやいじめ、DVといった
人どうしのトラブルの
解決策も載っている
と紹介されています。
2冊目は、
2025年7月ごろに
同じKADOKAWAから出た
『大地震・津波・集中豪雨が
起こったそのときに
NG行動がわかる防災事典』です。
日刊ゲンダイDIGITALの書評
(2025年9月)では、
地震のときについやってしまう
NG行動として、
「家具を押さえる」
「天井を見上げる」
「窓を開ける」
といった例が
紹介されていました。
どちらの本も、
イラストは
みぞぐちともやさんです。
会社では防火管理やスクールも
動画の外でも、
タイチョーさんは
会社の代表として
活動しています。
株式会社VITAのサイトの
タイトルには、
「防火管理を一括で
サポートできる防災会社」
とあります。
東スポWEBの
プロフィール欄では、
建物の安全管理事業と、
消防試験専門スクール
「Toride」を運営していると
紹介されていました。
チャンネルの概要欄の
沿革にも、
2022年3月に
消防士育成の
オンラインスクールを始めた
と書かれています。
ウォーカープラスの記事では、
チャンネルに
年間数千件以上の
SOSが届くことから、
障害福祉の事業も
始めたと話していました。
会社では
非常ベルを
予告なしで鳴らす訓練を
しているそうで、
「この止まっている時間が
死ぬ時間ですよ」と
伝えているとのことです。
まとめ
RESCUE HOUSEは、
元レスキュー隊員の
タイチョーこと
兼平豪さんが出演する
消防防災のチャンネルです。
始まりは2020年1月、
独立したあとに
話を聞いてもらえなかったことが
きっかけでした。
いちばん見られているのは
地震や火事ではなく、
熱性けいれんの
対処法の回です。
本人の言う
「命を守る教材を
後世に残したい」が、
そのまま
積み重なった動画に
なっているチャンネルと
言えそうですね。



















