
「二番煎じ」と
自分から名乗っている
YouTubeチャンネルがあります。
弁護士の藤吉修崇さんの
チャンネルです。
正式な名前は
「二番煎じと言われても
【弁護士藤吉修崇】」。
法律の話を、
元芸人の相方と
掛け合いで解説しています。
どうして
こんな名前にしたのか。
そして、どの回で
見られるようになったのか。
本人が受けた取材を
手がかりに見ていきます。
藤吉修崇さんのプロフィール
名前:藤吉修崇
(ふじよし・のぶたか)
仕事:弁護士
所属:第一東京弁護士会
事務所:弁護士法人ATB
(東京都港区)
チャンネル名:
二番煎じと言われても
【弁護士藤吉修崇】
弁護士ドットコムの
弁護士紹介ページでは、
弁護士登録年は
2011年となっています。
同じページのインタビューで、
藤吉さんは
大学生のころから
演劇などの舞台に
関わってきたと答えています。
スコットランドへ
舞台の勉強のために
留学したこともあるそうです。
弁護士を目指したのは、
舞台に携わる人の権利が
守られていないと
感じたからだとも
話していました。
「いつか法廷を舞台にした
演劇を作りたい」
という言葉もあり、
カメラの前で話す今の活動は
その延長にも見えますね。
名前の由来は、憧れた弁護士のチャンネル
2023年10月の
弁護士ドットコムニュースの
インタビューで、
藤吉さんは
始めたきっかけを
こう話しています。
久保田康介弁護士の
チャンネル「kubota」を見て、
登録者がすごい勢いで
増えていた。
同じ弁護士なら
自分もうまくいくかもしれないと、
軽い気持ちで始めた――
という流れです。
当時は久保田さんと
知り合いではなかったものの、
「憧れの気持ちも込めて」
この名前にしたそうです。
最初の動画は
2018年10月24日。
2本同時に出したうちの1本が、
チャンネル名そのものを
題材にした回でした。
題名は
「二番煎じは法的に
なんの問題もないはず!?」。
名前のいじりを、
まず法律の話に
してしまうあたりに
このチャンネルらしさが
出ています。
その後、
2019年には
久保田さん本人を迎えた回も
いくつか上がっています。
伸びない時期と、ぼったくりバーへの潜入
ただ、出だしは
順調ではなかったようです。
同じインタビューでは
「動画を出しても出しても
再生回数とチャンネル登録者数が
伸びずに苦労しました」
と振り返っていました。
流れが変わり始めたのは
2019年ごろでしょうか。
その年の6月に出したのが、
ぼったくりバーへの潜入です。
本物の弁護士でも
高い料金を払わされるのかを
確かめに行く企画でした。
2020年3月の
ホンシェルジュの記事では、
登録者は2万人越え、
この潜入の回は
200万回超と紹介されています。
同じ記事は、
お笑いのラランドの
サーヤさんとの対談企画で、
SNSの誹謗中傷を
扱ったものでした。
削除にかかる期間や
費用といった疑問に、
藤吉さんが答えています。
手応えをつかんだのは、取締りを検証する回
藤吉さん自身が
「手応えをつかんだ」と
挙げているのが、
2022年7月の
「【削除覚悟】歩行者妨害取締の
警察官と弁護士のやり取り全公開」
です。
視聴者から届いた
ドライブレコーダーの映像や、
警察署に電話する様子まで
YouTubeで公開したことが
多くの視聴に
つながったそうです。
この回をきっかけに
映像の提供も
増えたと話しています。
インタビューでは、
自分に求められているのは
「弁護士としての知識を活かして
闘うことでした」
とも語っていました。
その後も
「歩行者妨害」を題に掲げた回が
続き、2022年7月には
「歩行者妨害違反撤回へ」
という回も上がっています。
題に「歩行者妨害」とつく回は
これまでに49本。
再生数の上位20本を見ても、
題に「歩行者」とつく回が
11本ありました
(2026年10月12日時点)。
本業はネットの誹謗中傷の相談
動画の外では、
弁護士法人ATBと
税理士法人ATBの
代表を務めていると、
2023年の取材で
話していました。
税理士の登録もしていると
話していました。
2023年の取材の時点で、
東京の事務所に来る相談は
7〜8割が
ネットの誹謗中傷記事の
特定や削除だったそうです。
動画で誹謗中傷を扱う回があるのも、
この本業があるからと言えそうです。
この分野に取り組んだのは、
芸能関係の仕事で
自分が誹謗中傷を受けたことと、
友人の弁護士に
勧められたことがきっかけ。
動画の概要欄にも、
誹謗中傷の相談窓口への
案内が載っています。
一方で、
YouTubeが仕事の依頼に
つながっている実感は
「全くありません」と
はっきり答えていました。
「YouTubeで儲かるというのは
都市伝説」とも。
宣伝のためと思っていた人には、
少し意外な答えかもしれません。
それでも続ける理由は、
多くの人に知ってもらい、
影響力を持ちたいから。
目標には
登録者100万人を
挙げていました。
チャンネルの今
2026年10月12日に
当サイトが測ったところ、
チャンネル登録者は24.2万人、
総再生は
約9,626万回でした。
公開されている動画は
652本です。
最も再生されているのは
先ほどの歩行者妨害の回で、
約777万回でした。
制作は、
藤吉さんと
相方の正嶋ヒデノヴさん、
編集者2人の4人体制だと
2023年に話していました。
撮影は、相方の住む大阪へ
藤吉さんが出向くのが
基本だそうです。
東京と大阪を行き来しながらの
撮影は、なかなかの手間でしょうね。
「法律相談ライブ」と題した
配信も
ときどき開いていて、
2026年4月にも
行われています。
直近の投稿は
2026年10月9日で、
今も更新が続いています。
まとめ
藤吉修崇さんは、
先に人気だった弁護士への
憧れを込めて
「二番煎じと言われても」と
名づけたチャンネルを
2018年から続けている弁護士です。
なかなか伸びない時期を経て、
ぼったくりバーへの潜入や、
取締りに疑問を投げかける回で
見られるようになりました。
本業の誹謗中傷の相談と、
画面の中で闘う姿。
その両方を知ると、
動画の見え方も
少し変わってくるかもしれません。



















