五十嵐美樹が科学とダンスを一つの仕事にするまで 大学教育とサイエンスショーの現在
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身近な実験に
ヒップホップダンスを組み合わせ、
子どもたちに科学の面白さを伝える。
そんな独自の活動を続けているのが、
五十嵐美樹さんです。

 

肩書は
「サイエンスエンターテイナー」。
ステージでのサイエンスショーだけでなく、
大学での教育や研究、
理工系を選ぶ女性の進路支援にも
活動を広げています。

 

2025年には
内閣府男女共同参画局の
「女性のチャレンジ賞」を受賞し、
日本物理学会のアンバサダーにも
就任しました。

 

今回は、本人の公式サイトや
東京都市大学、内閣府、
日本物理学会、出版社などの
公式情報をもとに、
五十嵐美樹さんの歩みと
現在の活動を紹介します。

五十嵐美樹のプロフィール

名前:五十嵐 美樹(いがらし みき)
活動:サイエンス
エンターテイナー、大学教員
所属:東京都市大学
職名:准教授
研究分野:科学教育
YouTube:ミキラボ・キッズ

 

東京都市大学研究者DBでは、
所属を東京都市大学、
職名は准教授です。

 

大学の別の研究者ページでは、
研究分野として科学教育を挙げ、
理科教育、STEM教育、
STEAM教育などを
キーワードに挙げています。

 

本人の
オフィシャルサイトでは、
全国各地で行うサイエンスショー、
科学実験教室、執筆、
理系女性の進路選択支援が
主な活動です。

 

YouTubeでは
「ミキラボ・キッズ」という
チャンネルを運営中です。
本人公式サイト、東京都市大学、
環境省の公式ページが、
同じチャンネルへつながります。

 

登録者数や動画本数などは
今回、信頼できる形で
測定できなかったため、
この記事には記載していません。

理科実験で日常と科学がつながった

科学に興味を持つきっかけは、
中学校の理科の授業でした。

 

JSTの本人取材では、
プリズムに白色光を通して
虹を作る実験を見たと
振り返っています。

 

現象を原理で説明してもらったとき、
難しそうに見えていた科学と
身近な世界がつながり、
感激したそうです。

 

それからは、
自転車に積んだ荷物を
どう動けば落とさずに運べるのか
試すなど、
日常の中で科学を考えるように
なったと話しています。

 

一方、子どもの頃から
続けていたのが
ヒップホップダンスでした。
学童保育に来た先生をきっかけに始め、
発表会の企画や衣装、音楽も
自分で考えていたそうです。

 

科学とダンス。
今の活動を形づくる二つの要素は、
どちらも早い時期から
五十嵐さんの身近にあったのですね。

科学とダンスを組み合わせた

進路を考えた大学4年生の頃、
五十嵐さんは
科学者になるか、
ダンサーになるかで
悩んでいたそうです。

 

どちらも同じくらい好きなのに、
片方を諦めなければならない。
そう考えていた時期に出会ったのが、
科学を伝えて表現する
コンテストでした。

 

JSTのインタビューでは、
理科の問題を解説したあと、
特技のヒップホップダンスを
披露したと話しています。

 

科学とダンスを組み合わせた表現で
人に喜んでもらえた経験が、
「サイエンスエンターテイナー」
という活動の原点になりました。

 

既存の職業から一つを選ぶのではなく、
好きなもの同士を組み合わせて
自分の仕事を作ったところに、
五十嵐さんらしさがありますね。

大学で学んだことと、現在の研究

東京都市大学が公開する学歴では、
2014年3月に
上智大学理工学部
機能創造理工学科を卒業しています。

 

その後、
東京大学情報学環・学際情報学府を
2020年3月に修了し、
修士(学際情報学)を取得しました。

 

さらに、
東京理科大学理学研究科
科学教育専攻を
2026年3月に修了し、
博士(学術)を取得しています。

 

現在は東京都市大学の准教授として、
科学教育に取り組んでいます。
大学の研究者ページには、
STEAM教育プログラムの
教材開発と評価、
科学教育プログラムの
評価方法に関する研究などが
掲載されています。

 

サイエンスショーで
楽しく科学を伝えるだけでなく、
どうすれば学びにつながるのかを
大学で研究していることが分かります。

社会とつながる科学を伝える

五十嵐美樹さんのショーは、
ダンスを見せるだけではありません。
身近な現象を実験で確かめ、
科学と暮らしの接点を
体験できる構成です。

 

東京都市大学の活動報告では、
横浜市内の小学校で
SDGsサイエンスショーと
キャリア講話を行ったことが
紹介されています。

 

ショーでは、
体積の異なる果物が
水に浮くか沈むかを予想し、
水槽を使って検証しました。

 

キャリア講話のテーマは
「社会とつながる科学」。
ダンスをしながら実験する仕事や、
科学に興味を持った歩みを伝え、
学校で学ぶ理科が
社会とどうつながるのかを
解説しています。

 

本人公式サイトも、
環境や性別に左右されず、
誰もが科学に触れるきっかけを
作りたいという思いを掲げています。

 

難しい知識を一方的に話すのではなく、
まず驚きや楽しさから
科学への入口を作ることを
大切にしているのでしょう。

理工系を選ぶ女性の進路支援

五十嵐さんは、
科学を伝える活動と並行して、
理工系分野へ進む女性の
進路選択支援にも取り組んでいます。

 

本人公式サイトでは、
中学校や高校での講演、
理系女性向けのキャリアイベント、
科学実験教室などを
活動として挙げています。

 

内閣府男女共同参画局の受賞者名簿も、
全国各地の中学校・高校で
理系女子キャリアイベントの
講師を務めていると説明しています。

 

同じ名簿では、
科学教育の普及と
ジェンダー平等の推進の両面での活動が
評価され、
令和7年度の
「女性のチャレンジ賞」を
受賞したことが確認できます。

 

科学を好きになる入口を作ることと、
好きになった人が
将来の選択肢として理工系を
考えられるよう支えること。
五十嵐さんの活動は、
この二つがつながっています。

海外発表と日本物理学会

活動は日本国内だけに
とどまりません。

 

Falling Wallsの
2022年公式記録には、
Science Engagement欄に
「MIKI IGARASHI -
DANCING SCIENCE
SHOW, JAPAN」
と掲載されています。

 

公式記録は、
科学とヒップホップダンスを
組み合わせたショーを通じて、
環境や性別にかかわらず
より多くの人を科学につなごうとする
活動だと紹介しています。

 

また、2025年1月には
日本物理学会が、
五十嵐美樹さんの
アンバサダー就任を発表しました。

 

大学での研究、
子ども向けのショー、
進路支援、学会の広報・普及活動。
活動の場は違っても、
科学と人をつなぐという軸は
一貫しています。

サイエンスエンターテイナーになるまで

五十嵐さんの歩みは、
著書でも読むことができます。

 

WAVE出版の公式書誌によると、
書名は
「わたし、サイエンス
エンターテイナーになる!」。
2024年10月刊行で、
全172ページです。

 

内容は、
科学とダンスを組み合わせた
仕事がどのように生まれたのか、
サイエンスショーを
どう作ってきたのかをたどる
理系エッセイです。

 

目次には、
日常の中の科学、
ダンスと科学の組み合わせ、
仕事の開拓、
科学を伝える舞台づくり、
理系の先にあるキャリアなどが
並んでいます。

 

前例のない仕事を
どのように形にしたのかを
詳しく知りたい人には、
活動の背景が分かる一冊ですね。

まとめ

五十嵐美樹さんは、
科学とヒップホップダンスを
組み合わせて伝える
サイエンスエンターテイナーです。

 

現在は東京都市大学の准教授として、
科学教育の研究と教育にも
取り組んでいます。

 

サイエンスショーでは、
身近な実験を入り口に
科学と社会のつながりを伝え、
理工系を選ぶ女性の
進路支援も続けています。

 

2025年には
内閣府の「女性のチャレンジ賞」を受賞し、
日本物理学会アンバサダーにも
就任しました。

 

科学かダンスかの
どちらか一方を選ぶのではなく、
二つをつなげて
新しい仕事を作った五十嵐美樹さん。
その活動は、
好きなことから学びや進路を
広げるヒントにもなりそうですね。

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