
横浜の関内駅から
ほど近い場所に、
「江戸前鮨 日ノ出茶屋 横浜」
という寿司店があります。
その店の大将と弟子が、
カウンターの内側を
そのまま見せているのが、
YouTubeチャンネル
「鮨屋のまさる🍣Masaru」です。
チャンネルの説明には
「大将まさると弟子たくみがお届けする」
「寿司屋の日常バライティー」
と書かれています。
当サイトが
2026年10月11日の朝に測ると、
登録者は約51万人、
総再生回数は
約7億1,253万回でした。
この記事では、
本人のチャンネルと動画の説明欄、
お店の公式サイト、
飲食店向けメディアの
インタビューなどから、
二人の歩みをたどります。
鮨屋のまさるのプロフィール
チャンネル名:鮨屋のまさる🍣Masaru
出演:大将まさる、弟子たくみ
お店:江戸前鮨 日ノ出茶屋 横浜(横浜市中区・関内付近)
お店のオープン:2019年10月
チャンネル開設:2023年3月1日
制作プロデュース:株式会社iceDOG(チャンネル説明より)
長い動画の説明欄に載っている
プロフィールでは、
大将は「筑丸 勝(ちくまる まさる)」、
弟子は「能登 匠(のと たくみ)」と
紹介されています。
お店の公式サイトにも
「鮨職人 筑丸勝 (ちくまるまさる)」
とあります。
年齢や生まれ年は、
当サイトが確かめた資料の
どれにも書かれていませんでした。
中学卒業から「鹿島」で20年
大将まさるさんの経歴は、
本人側の紹介文に
くわしく書かれています。
チャンネルの説明では、
「中学卒業後、老舗「鮨 鹿島」で
20年修行した後、
2019年に独立」。
お店の公式サイトでは、
「中学卒業直後
横浜の名店「鮨鹿島」にて
20年間修行を積む」。
長い動画の説明欄では、
「横浜の老舗寿司割烹「鹿島鮨」」で
修業を始め、
寿司だけでなく日本料理や
お節料理も学んだ、
とされています。
修行先の書き方は
「鮨 鹿島」「鮨鹿島」「鹿島鮨」と
3通りありますが、
どれも本人の側が書いたものです。
修行先のお店の側の資料は、
当サイトでは確かめていません。
同じ説明欄には、
「料理の世界にゴールはない」と
25年以上現場に立ち続け、
ふぐ調理師免許や
ほかのジャンルの料理も
勉強してきた、
とも書かれていました。
修行の20年に、
独立してからの年月を足した
数字なのでしょうね。
2019年10月のオープンと、消えた予約
お店を始めたいきさつは、
飲食店向けメディア
「店舗カイゼンラボ」が
2025年7月に載せた
インタビューで語られています。
大将まさるさんは、
お店を始めたきっかけを
「弟子のたくみと二人で
世界に日本の文化を
発信していきたいという思い」
と話しています。
場所に横浜を選んだのは、
地元で、
もともと好きな土地だったから。
「都内に行きたいという思いは
あまりありませんでした」
とも言っています。
最初は、
三味線などの日本文化を
見てもらいながら食事をする、
という店にするつもりで、
オリンピックの
インバウンド需要も
見込んでいたそうです。
オープンは2019年10月。
6月ごろから
お店づくりを始めていたといいます。
ところが、
開店してすぐに入っていた
2月までの予約は、
コロナの広がりで
「全部キャンセルになってしまいました」。
開店したばかりの冬に
これが起きたわけですから、
相当こたえたはずです。
インタビューで弟子のたくみさんは、
いまのお客さんは
「9割が日本人」で、
海外向けから
方針を変えたと話していました。
コロナの時期には、
お刺身の盛り合わせを
花束に見立てた
「食べられる花束『花盛り』」
も作ったそうです。
「大将まさるがやっている鮨屋」へ
いまの
「鮨屋のまさる」のアカウントは、
お店のオープンのときには
まだ無かったそうです。
たくみさんによると、
もともとはお店のアカウントで
発信していましたが、
途中で考え方を切り替えました。
「日ノ出茶屋にいる大将まさる」
ではなく、
「大将まさるがやっている鮨屋が
日ノ出茶屋」。
そのために
アカウントを作り直して
ゼロから始め、
短い動画を中心にした、
と話しています。
YouTubeのチャンネルは
2023年3月1日の開設です。
同じ日の夕方に出た
最初の動画
「鮨の正しい食べ方は…🍣」は、
29秒の短い動画で、
いまは約731万回
見られていました。
1本目から
数百万回というのは、
なかなか無いことでしょう。
いちばん見られているのは、
2023年8月の
「鮨屋で貝を叩く理由」で、
約1,849万回です。
上位には
「高級寿司店のワサビって
何か特別なの?」や
「大将と弟子の寿司は
何が違うの??」など、
1分足らずの動画が並んでいますね。
題名を見ると、
大将と弟子の二人が
そろって出てくる動画が
とても多いですね。
長い動画の説明欄は
大将を
「一見寡黙そうに見えるが
性格はおっちょこちょい」、
弟子を
「営業中もドンドンボケていく
チャレンジャータイプ」と
紹介しています。
ボケる二人のやり取りを
楽しみにしている人も
多いのでしょう。
短い動画から、長い動画へ
ライブ配信を除いた
3分を超える動画は、
2024年からは
年に十数本〜20本あまりの
ペースで出ています。
当サイトが公開中の動画を数えると、
2023年は1本でしたが、
2024年は21本、
2025年は14本でした。
2026年も10月の時点で
14本出ています。
インタビューでも、
たくみさんは
「次はロング動画に注力しています」
と話していました。
短い動画は
知ってもらうためのもの、
長い動画は
料理教室など
お店以外の仕事に
つなげるためのもの、
という位置づけだそうです。
長い動画でいちばん見られているのは、
2025年10月の
「1番臭い魚のボラを
本物の寿司屋の大将に渡して
美味しくする?!」で、
約356万回です。
ライブ配信も多く、
アーカイブは200本を超えています。
題名を見ると、
賄いを作って食べながら話す回や、
仕込みをそのまま流す回が
目立ちます。
2026年2月には
「深夜の出前始めます!」という
3時間半近い配信もありました。
お店の公式サイトにも、
2026年2月に更新された
22時以降限定の
「深夜寿司出前」の案内が
載っていました。
営業の新しい試みまで
配信にしてしまうのが、
このチャンネルらしいところかもしれません。
お店の外に広がる仕事
2025年2月には、
新潟県の酒蔵の
長谷川酒造とのコラボで、
日本酒「千代ノ海澄」
(ちよのうずみ)を
発売すると告知しています。
説明欄によると、
売上の一部を
海の保全活動をしている団体に
寄付していくお酒で、
ラベルの案も
視聴者から募っていました。
長谷川酒造の通販ページでも、
「人気インフルエンサー
「鮨屋のまさる」コラボ企画
千代ノ海澄(ちよのうずみ)
純米吟醸」として
売られています。
2024年6月には、
能登半島地震の被災地へ
二人で炊き出しに行った様子を
51分の動画にしています。
制作側のプロデューサーが
説明欄に
「今回の動画を公開するか
非常に迷いました」
と書いていたのが
印象に残りますね。
2025年8月には、
虎ノ門ヒルズの横丁で開かれた
期間限定のお店に
ランチで参加しています。
そのときのPR TIMESの発表は、
日ノ出茶屋を
「SNSで人気の鮨屋」と紹介し、
「Youtube登録者は
現在28万人」
と書いていました。
それから約1年2か月で、
登録者は約51万人まで
増えたことになりますね。
2026年6月には、
市場で値がつきにくい魚や
形の悪い野菜を
お寿司屋の技で料理にする
「ぶん投げ祭り」を
お店で開いています。
2026年9月には、
お店のお知らせで
二人が作った
おさかなとおすしの絵本シリーズ
「すしやの まさると たくみ」
(全8巻)を紹介しました。
さらに、
横浜市金沢区の
金沢シーサイドFMで
『鮨屋のまさる
〜月末のブランチ〜』という
ラジオ番組を、
毎月最終水曜日の11時から
生放送で始める、
と告知しています。
初回は
2026年9月30日の予定でした。
実際の放送の中身は、
当サイトでは確かめられていません。
本の世界では、
インプレスが2024年3月に出した
『人気インフルエンサーの
テクニック満載!
スマホでバズるショート動画の
つくり方』があります。
国立国会図書館の書誌を見ると、
目次の
「人気インフルエンサーに学ぶ」に
「鮨屋のまさる」の名前が
並んでいました。
本の中でどう紹介されているかは、
当サイトでは読めていません。
弟子たくみという相棒
このチャンネルは、
大将ひとりのものではありません。
説明欄のプロフィールによると、
たくみさんは
子どものころから
津軽三味線を中心に
和楽器を習い、
舞台に立っていたそうです。
その後、
割烹料理店で
和食の手ほどきを受け、
料理長も経験したうえで、
横浜で大将と出会って
師弟関係になった、
とされています。
インタビューで
SNSの考え方や
お店の集客の話を
くわしく語っているのも、
ほとんどがたくみさんでした。
インタビューによると、
いまの動画は企画を一緒に決めたうえで、
構成は制作側に任せているそうです。
大将が包丁を握り、
弟子がお店の発信の考え方を語る。
そんな分担なのかもしれません。
2024年10月には
「水溜りボンドのトミーが新人で…」、
2026年8月には
「トミーが持ってきた
バショウカジキ捌いて
料理したら…」という動画も
出していて、
他のYouTuberとの共演もあるんですね。
物販のページ
「鮨屋のまさる物産展」には、
鱧と甘海老の出汁鍋セットが
数量限定で出ていました。
当サイトが見たときは
売り切れの表示でした。
まとめ
鮨屋のまさるは、
横浜・関内の
「江戸前鮨 日ノ出茶屋 横浜」の
大将まさるさんと
弟子たくみさんのチャンネルです。
大将は、
本人側の紹介によると
中学を出てすぐ
「鹿島」で20年修行し、
2019年10月に
自分の店を開きました。
開店直後に
コロナで予約が消え、
そこから
「大将まさるがやっている鮨屋」
という見せ方に切り替えて、
2023年に始めたYouTubeで
大きく広がりました。
いまは
日本酒、イベント、絵本、ラジオと、
お店の外の仕事も
次々に増えています。
カウンター越しの短い掛け合いから、
店の外へ。
二人の見せ方は、
まだ広がっていきそうですね。
当サイトでは、
春日井の寿司店の2代目、
シェフヒロさんも
紹介しています。
同じ寿司職人でも
歩んできた道はずいぶん違うので、
読み比べてみてくださいね。
鮨屋のまさる🍣Masaru(YouTube)
江戸前鮨 日ノ出茶屋 横浜(公式サイト)
店舗カイゼンラボ インタビュー
PR TIMES 虎ノ門ヒルズのPOPUP
長谷川酒造 千代ノ海澄
日ノ出茶屋 ラジオ番組のお知らせ
NDLサーチ『スマホでバズるショート動画のつくり方』





















