清水ミチコは伊丹十三賞の電話を詐欺かと思った。「暇すぎて」始めたYouTubeが授賞理由に書かれるまで
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「ライブができなくなって、
暇すぎて始めてみました」

 

清水ミチコさんが
YouTubeの始まりを
2023年の週刊女性PRIMEで
こう話しています。

 

ずいぶん気の抜けた理由ですよね。
ところがその1年ほどあとの2021年、
伊丹十三賞の授賞理由に
「YouTube」の語が書かれました。

 

同じ記事は「60歳にして、
鮮やかなYouTubeデビューとなった」
と書いています。
テレビでも舞台でも長くやってきた人が、
60歳で自分の配信を持ったわけですね。

 

この記事では、年齢や本名、結婚、
デビューの年の数え方、ものまねの話、
YouTubeと2つの賞、ツアーまでを
順に調べました。

 

チャンネルの数字は、
2026年11月1日に
当サイトが測った値です。

清水ミチコの年齢や出身は?

清水ミチコさんは1960年生まれです。
2026年3月の東スポWEBは
66歳と書いていました。

 

公式プロフィールによると、
出身は岐阜県高山市で、身長162cm、
血液型はB型です。
趣味はピアノと読書とのことでした。

 

週刊女性PRIMEの連載によると、
お父さんはジャズ喫茶を経営し、
自分でもバンドを組むほどの
音楽好きでした。

 

家には楽器がいろいろあって、
ピアノは遊び道具のような
ものだったそうです。

 

岐阜の高校を出たあとは東京の短大へ。
連載の第2回によると、
ここでタモリさんのライブに衝撃を受け、
「音楽と笑いを
両立させるなんてすごい!」
と思ったそうです。

 

家庭科の教員免許を取って
短大を卒業しても岐阜には帰らず、
アルバイトをしながら
パロディ講座に通って
道を探していました。

 

もっとも、弟さんの話は少し違います。
2012年の日刊SPA!で、
「本当はミチコも店を継ごうと
思ってたんですよ」と話していました。

 

もしそのまま帰っていたら、高山に
ものまねの上手な店主が
いたのかもしれません。

本名は?結婚のお相手や家族は?

国立国会図書館の典拠データには、
本名として坂田美智子と載っています。

 

結婚はデビュー直後でした。
連載の第3回によると、
お相手はラジオ番組に出演していたときの
担当ディレクターです。

 

深夜番組「冗談画報」に出た
翌週に挙式し、
「オンエアされるころには
もう結婚されています」と
紹介されたそうです。

 

本人は当時を振り返って、
「主婦なのにデビューするのも
面白いかなと思って」と話しています。
放送より先に結婚が済んでいたわけで、
番組としても少し珍しい
紹介だったでしょうね。

 

1987年秋からの
「笑っていいとも!」の
レギュラーが決まったときには、
妊娠がわかっていました。
1988年4月から産休に入り、
女の子を出産しています。

 

お相手の名前を本人が語った資料は、
確かめた範囲では見つかりませんでした。
少し肩透かしかもしれません。

 

弟の清水イチロウさんは、
上の日刊SPA!の時点で高山の
「if珈琲店」のオーナーでした。
お父さんが1969年に
開いた店とのことですが、
今の様子までは確認できていません。

デビューは何年?「40周年」の数え方

ここは少しややこしいところです。
公式プロフィールを年の順に並べると、
1983年10月にラジオ番組の構成作家、
1984年4月にテレビCMの声の仕事、
1986年2月に渋谷ジァンジァンで
初ライブとあります。

 

そして1987年4月に、
フジテレビ系「冗談画報」でデビュー。
10月に「笑っていいとも!」で
全国区デビュー、
12月にアルバム「幸せの骨頂」で
CDデビューです。
「デビュー」が1年で
3つあるわけですね。

 

一方、2026年のツアーの発表は、
1986年のジァン・ジァンの
初ステージから数えて
「デビュー40周年」と呼んでいます。

 

公式プロフィールの1987年4月とは
1年あまりずれますが、
これは数え始める場面の違いですね。

 

その初ライブは、小劇場の
新人オーディションに
受かってつかんだもので、
観客は20人ほどだったそうです。

 

客席には作家の永六輔さんがいて、
翌日に届いた感想は
「とにかく態度が悪い」でした。

 

名乗らずに歌い始めて、
お辞儀もせずに舞台を
下りていたようです。
始まりと終わりの挨拶を教わった話として
連載の第1回で語られています。

ユーミンに言われた「毒しか感じない」

ものまねの入口は矢野顕子さんでした。
2023年1月の週刊女性PRIMEによると、
高校時代にテレビで見た
ピアノの弾き語りに
魅了されたのがきっかけです。

 

のちに本人と共演したとき、
隣に並んで「本物」との差を
悟ったそうで、
そこから出てきた言葉がこちらです。

 

「一流のカニにはなれないけど、
カニカマみたいなポジションで
人に笑ってもらえる」

 

松任谷由実さんには、
こう言われたそうです。
2023年6月の週刊女性PRIMEの
言葉です。

 

「“山田邦子のモノマネには
愛があるけど、
清水ミチコのモノマネには
毒しか感じない”って
言われました(笑)」

 

本人は「ちょっとはあります」と
認めていて、
似てるねで終わらないように
「ちょっとアレンジを入れちゃう」
とも話しています。

 

それでも一緒に舞台に
立ったことがあるので、
ユーミンさんも受け入れている
ようですね。

 

相手の選び方も同じ記事で
語っていました。
「権力者はおいしいんですよね」。

 

デフォルメしても引かれないからで、
難しいのは若い人のまねだそうです。
年上の自分がやると
「弱い者いじめみたいに取られてしまう」
というわけですね。

YouTubeはいつから?最初の題材は?

チャンネルの開設は
2020年4月21日0時29分
(日本時間)です。

 

清水ミチコのシミチコチャンネルで
今残っている最古の動画は、
約1時間後の1時43分に公開された
「都知事からのメッセージ」でした。

 

 

小池百合子さんのものまね自体は、
YouTubeより前からのものです。
2020年5月のデイリースポーツによると、
小池氏が当選した2016年の
都知事選のころに
目を付けて始めたとのことでした。

 

101秒の動画を自動字幕で読むと、
小池さんが、清水ミチコさんそっくりの
メークで来たという体で話し始めます。

 

言葉を区切って話せば、言葉の中にも
三密を作らない効果が
生まれる、という筋でした。
音声は聴けていないのですが、
当時の空気が
そのままネタになっていますね。

 

デイリースポーツの時点で57万回以上、
2026年11月1日の時点では
約155万回です。

 

記事はコメント欄の
「文節間の
ソーシャルディスタンスがすごい」
という声も紹介していました。

 

始めた理由については、
週刊女性PRIMEで
「新ネタを披露する場がないので
もったいないと思って」と話しています。

 

そしてライブの再開後には
「地方の会場の動員数が、
YouTubeを見ましたっていう
人のおかげで増えたんですよ」とのことでした。

 

「自分が寝てる間にも、宣伝になるし、
ありがたいメディアですね」
という言葉には、舞台の人の
実感が出ている気がします。

シミチコチャンネルの登録者は何人?

2026年11月1日の時点で、
登録者は34.4万人、
総再生回数は約6,169万回、
動画は357本です。

 

説明欄には
「清水ミチコの『今』を
毎週更新!」とあり、
2025年の公開は55本でした。
2023年7月からは
生配信も続いています。

 

再生回数の1位は、2022年7月の
「映画『極道の妻たち』の岩下志麻の凄い電話の出かた」
で、2026年11月1日の時点で
約382万回でした。
たった42秒の動画です。

 

同じ2026年11月1日の時点で、
2位は2024年3月の
「どんな悪事もいいメロディに乗せると感動的になる?」という実験で
約198万回でした。

 

3位が2020年7月の
都知事・再選記者会見で約194万回、
4位が2022年2月の
似てないのに似てる片山さつき(初挑戦)
で約176万回です
(どちらも2026年11月1日の時点)。

 

ただ、再生の山は偏っています。
2026年11月1日の時点で
100万回を超えたのは
357本のうち12本で、
直近10本の中央値は
約2.7万回でした。

 

同じ時点で見ると、
ふだんの回は1万〜3万回台が中心で、
時事のものまねや
ツアーの映像が跳ねる形のようです。

 

対談もこのチャンネルの柱で、
黒柳徹子さんや
大竹しのぶさん、
爆笑問題の回があります。

 

連載の第3回では
光浦靖子さんや青木さやかさんの
名前を挙げて
「コラボがしやすい」と話していました。

 

長い目で見て面白いのは
高市早苗さんです。
2021年9月の
「完成前のモノマネ 高市早苗さんへの道」
の説明欄には、「1〜3年、
美味しく実るまで見守ってください」
とありました。

 

2024年11月には
「高市早苗さんよりお知らせ※重要」
という動画も出ています。

 

そして2026年10月17日、
小池都知事と高市首相が
題名に並ぶ映像が公開されました。
説明欄によると前回のツアーの
オープニング映像です。

 

 

自動字幕で読むと、
2人が掛け合う形で進んでいました。
公開から約2週間で
約139万回ですから、
ここ最近でいちばんの山と言えそうです。
「完成前」の動画から5年で、
ずいぶん大きく実ったわけですね。

 

テレビとの違いについては、
「YouTubeはやりたいことを
どんどんやれるので、自由ですね」
と話し、「そのかわり、責任も伴う」
とも続けています。
SNSは読まないことにしているそうです。

伊丹十三賞の授賞理由にYouTube

受賞の発表は
2021年7月28日でした。
伊丹十三記念館のページにある
第13回の授賞理由は、次の1文です。

 

「コロナの時代にYouTubeを使って
活動の場を広げ、あたらしい笑いと
驚きをつくりだした。」

 

署名は伊丹十三賞選考委員会で、
これが主催者の言葉です。
「暇すぎて」から1年あまりで、
配信の活動がこう書かれた
ことになりますね。

 

同じページには歴代の受賞者も並びます。
第1回が糸井重里さん、
第2回がタモリさん、
第9回が星野源さん、
第12回が宮藤官九郎さんです。

 

学生のころに衝撃を受けたタモリさんと
同じ賞の名簿に載ったわけで、
本人にとっても格別だったのでは
ないでしょうか。

 

タイトルの詐欺の話は、
受賞者コメントにあります。
「受賞したので、ここにいくらか
振り込んでください」という
「詐欺かと思ってしまった」と
書いていました。

 

2021年11月の東スポWEBによると、
電話の相手に番号の出どころを尋ねると、
答えは「(選考委員の)南伸坊さんです」。

 

賞金については
「ユーチューブを出すのに
新しいカメラがちょうど
欲しいと思ってたので、
そっちに行くと思います」
と話しています。

 

コメントの中の
「日々、ただコツコツと
静かにふざけていた」
という言葉は、このチャンネルの
ふだんの回の説明にもなりそうです。

芸術選奨の文部科学大臣賞は何の受賞?

もう1つの大きな賞が、
令和7年度(第76回)の芸術選奨
文部科学大臣賞、大衆芸能部門です。
文部科学省の2026年3月17日のページに、
受賞者を代表して挨拶したとあります。

 

そこでの言葉がこれでした。
「賞は私の中に居る
レパートリーの皆さんが
受賞したんだなと思っております。
賞金は渡しませんけど、
感謝だけは分配したいと思います。」

 

理由は、2つの報道が書いています。
東スポWEBは全国ツアー
「清水ミチコ万博~ひとりPARADE~」の
成果と説明しました。

 

オリコンは、音楽とお笑いを融合させた
「唯一無二のスタイルを
確立した点が評価された」
と書いています。

 

どちらも報道の表現で、
文化庁の贈賞理由の原文は
確認できませんでした。
伊丹十三賞が配信なら、
こちらは舞台のほうへの
評価と言えそうです。

所属とサブチャンネルは?

所属を公式サイトの記述で
確かめることはできませんでした。
公式ショップの特定商取引法の表記では、
販売業者は有限会社ジャムハウスです。

 

YouTubeの別チャンネルは
2つあります。
2022年2月開設の料理の
シミチコキッチンは、
2026年11月1日の時点で
登録者1.05万人、動画は86本です。
ただ、確かめた範囲の最新の公開は
2025年2月7日でした。

 

音楽のSHIMIZMは
2022年1月の開設で、
2026年11月1日の時点で
登録者は4,740人、動画は4本、
最新は2024年2月24日です。
どちらも本体ほどは
更新されていないようですね。

 

本人のブログは
2026年10月28日の投稿があり、
公式の案内には
ドラマ「アナログナース」や
「NHK新人お笑い大賞2026」の
審査員が載っていました。
テレビの仕事も止まっていません。

40周年ツアーとChatGPTとの対決

2026年6月25日の発表によると、
ツアーの名前は
「SHOW MUST GOING MY WAY」です。

 

11月8日の大宮ソニックシティから
2027年2月28日の
松山市総合コミュニティセンターまで、
26カ所・26公演で発表されました。

 

その後、本人の動画の説明欄で
14公演の追加が、
10月には東京エリアの4公演の
追加が伝えられています。

 

2027年1月2日の日本武道館は、
10月の時点で立見券の
追加販売も決まりました。

 

同じ説明欄には
「全公演に実弟の清水イチロウが参加」
とあり、
武道館を除く各公演には
ドラマーの伊藤大地さん、栗原務さんが
参加するそうです。
40周年は姉弟で
回る形になるわけですね。

 

今回の話題の1つがAIです。
2026年9月の
生配信の題名には、
AIクリエイターの
川田十夢さんとのコラボとあります。
自動字幕で読むと、
オープニングを作ってもらった話でした。

 

その9月に公開したのが、
ChatGPTとのものまね対決です。

 

 

自動字幕で読むと、本人が森山良子さんや
黒柳徹子さんの名前を挙げ、
ChatGPTが雰囲気を寄せて
返していきます。

 

本人はものまねの概念が違うかも、と
受けていて、ChatGPTからは
実在の人をそっくりにまねることは
できないという趣旨の返答も出てきます。

 

最後はChatGPTのほうが、
このやり取り自体が落ちになる、
という趣旨のことを話していました。

 

説明欄の言葉は
「旧型人間を代表します」。
勝った負けたより、
この脱力が持ち味でしょうね。

 

先ほどの9月の生配信では、
自動字幕で読むと、
「ビバリー昼ズ」の縁で
ナイツと漫才をして、
「笑点」に10月18日に
出ると話しています。
放送そのものは確かめていません。

 

最後に、ツアーの追加公演の説明欄で
目に留まった1行があります。
2027年4月18日の会場は、
岐阜の高山市民文化会館でした。

 

お父さんのジャズ喫茶があった町に、
弟さんと一緒に戻る40周年
ということになりそうです。

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