
音楽プロデューサーの
今井了介さん。
安室奈美恵さんの「Hero」や
TEEさんの
「ベイビー・アイラブユー」を
手がけた人です。
その今井さんが
2022年から続けている
YouTubeチャンネルでは、
視聴者から送られてきた曲を
プロの目で講評する企画が
柱のひとつになってきました。
報道やインタビューの記事、
本人の会社のサイト、
そしてチャンネルの実測を
もとに見ていきます。
今井了介さんのプロフィール
名前:今井了介
(いまい りょうすけ)
出身:東京
仕事:音楽プロデューサー、
作曲家、起業家
会社:TinyVoice, Production
代表取締役、
Gigi株式会社 代表
YouTube:
@ryosuke_imai
読みと会社のことは、
創業手帳のインタビュー
に載っています。
出身については、
同じインタビューで
福岡出身かと聞かれて
「いえ、東京です」と
答えていました。
2019年11月の
ORICON NEWSの記事では
48歳と紹介されていて、
その日が誕生日だった
そうです。
2026年10月時点では
54歳になる計算ですね。
「絶対売れない」と言われた洋楽寄りの曲
プロデューサーとしての
出発点に挙げられるのは、
1999年に手がけた
DOUBLEの「Shake」です。
創業手帳のインタビューで
今井さんは、
中高生のころはアイドルが
流行っていたけれど、
自分は洋楽が好きだった、
と話しています。
「Shake」を作ったときには、
「そんな洋楽っぽい曲、
絶対売れないよ」と
みんなから言われたそうです。
Real Sound テックの2019年12月のインタビュー
でも、
「この人みたいになりたい」
というメンターはいなかった、
と振り返っていました。
売れ線の音楽のほとんどが
格好悪いと思いながら
突き進んできた、とも。
最初の10年くらいは
スケジュール調整やギャラ、
権利の交渉まで
1人でやっていたそうです。
本人の会社の
TinyVoice, Productionのサイト
を見ると、
会社の設立は2004年8月。
同じインタビューの
「2004年にスタジオを作って」
という言葉とも重なります。
2019年12月の時点では、
東京に3つ、
シンガポールとアメリカにも
スタジオを構えていると
紹介されていました。
「ベイビー・アイラブユー」はチャレンジだった
TEEさんの
「ベイビー・アイラブユー」は、
今井さんが提供した曲です。
2019年11月のORICON NEWSの記事
によると、
もともとはTEEさんの
ミニアルバムを出そうと
考えていたそうです。
アップテンポの曲が多かったので、
「しっとりした曲も
作った方がいいじゃないか」
と思って最初にスケッチしたのが
この曲だった、と。
それまでは
ビートの効いたダンサブルな曲を
作ることが多かったので、
「自分の中でも
チャレンジだった」
と話しています。
YouTubeでは、
2022年12月に
TEEさん本人をゲストに迎えた回が
出ています。
チャプターには
「カナダでの音楽との出会い」や
「ベイビー・アイラブユー」が
生まれた経緯が並び、
最後のチャプターは
「超貴重!生歌セッション」でした。
「Hero」でJASRAC賞の金賞
安室奈美恵さんの「Hero」は、
2016年7月に出た曲です。
NHKのリオデジャネイロ
オリンピック・パラリンピック
放送のテーマソングでした。
ORICON NEWSの2019年5月の記事
によると、
この曲は『2019年JASRAC賞』で
金賞を受けています。
2018年度の
分配額1位の国内作品に
贈られる賞です。
作詞・作曲は
今井さんとSUNNY BOYさん。
贈呈式で今井さんは、
「J-POPと洋楽を融合させた
完成形のような曲ができました」
と話していました。
洋楽が好きで
「Shake」を作った人が、
プロになって20数年で
たどり着いた形、
ということなのかもしれませんね。
同じ2019年の11月には、
著書『さよなら、ヒット曲』の
出版記念トークショーが
代官山蔦屋書店で開かれ、
TEEさんがゲストで
登場しています。
3.11から生まれた「ごちめし」
今井さんには、
起業家の顔もあります。
創業手帳のインタビューでは、
きっかけは
2011年3月11日の
東日本大震災だった、
と話しています。
食事すら行き届いていない状況を
知りながら、
何もできない自分がいて、
すごくショックを受けたそうです。
そこから
「飲食店のメニューを
そのままギフトにできたら」
と思いつき、
2018年9月にGigiを創業。
「ごちめし」のサービスは
2019年10月末に始まった、
と語っていました。
チャンネルの概要欄では
起業が「2019年」と
なっていますが、
当サイトはインタビューで
本人が話した日付を
書いておきますね。
会社を福岡で起こしたのは、
食が美味しく、
人間関係が暖かくて
見えやすい場所だから。
福岡市がスタートアップ支援に
力を入れていたことも
挙げていました。
2022年、YouTubeを始める
チャンネルの開設は
2022年9月7日です。
最初の動画は
9月22日の
「YouTube始めました!
ノンスタ井上さんと爆笑トーク」。
はじめのころは、
ゲストを迎えて話す回が
中心でした。
2023年に入ると、
作曲の中身に踏み込む回が
増えていきます。
8月から9月にかけては
「作曲講座」を
4回に分けて出していました。
12月には
ドラマ「パリピ孔明」の曲の
作曲画面を見せる
「DTM講座」の回も。
題名に「DTM」や「#dtm」が
入る動画は、
2026年10月13日の時点で
28本ありました。
視聴者の曲を講評する「あなたの楽曲レビューします!」
チャンネルの
看板と言えそうなのが、
「あなたの楽曲レビューします!」
の企画です。
2024年1月1日に
曲の募集を呼びかけ、
1月23日に第1回が出ました。
第1回の概要欄の募集要項には
「プロ・アマ・初心者
問わず募集中♪」
とありました。
第10回は
2025年9月30日。
そのあいだに、
コメントで講評する特別編や
「アワード2024」も
出ています。
第10回のあとには、
未公開分を集めた回が
2025年12月から
2026年1月にかけて
3本出ました。
ただ、第10回の概要欄では
この企画について
「2025年9月現在」
「リニューアルを
予定しています」とあり、
2026年1月の動画の概要欄でも
「リニューアル準備中」と
なっていました。
2026年10月13日の時点で、
第11回は出ていません。
ヒット曲を書いてきた人に
自分の曲を聴いてもらえる。
曲を作っている人には、
なかなかない機会ですよね。
いちばん見られているのはパリのピアノ
2026年10月13日の時点で、
再生がいちばん多いのは
2023年4月5日の
「パリの駅で
「戦場のメリークリスマス」
追悼演奏」です。
約21.4万回でした。
ハッシュタグには
坂本龍一さんの名前があり、
概要欄は
「ご冥福をお祈りいたします。」
と始まっていました。
2番目は
「現代の天才アーティストTOP3」、
3番目は
大物歌手の
「チケット売れ残り問題」
を考察した回。
ほかにも
「カバー曲 著作権の仕組み」や
「口パク歌唱」など、
業界の内側を知る人ならではの
話が並んでいます。
2026年の今井了介チャンネル
2026年10月13日の実測で、
登録者は1.55万人、
公開されている動画は
228本でした。
2024年8月には
登録者1万人の記念に
初のライブ配信を行い、
質問にリアルタイムで
答えていました。
2026年の投稿は
9月17日までで13本。
8月には、
テレビアニメ「トミカとトム」の
主題歌「きみのたからもの」の
制作画面を見せる回もありました。
概要欄によると、
今井さんが作詞・作曲・編曲に
加わった曲です。
直近の投稿は9月17日の
「音楽コンペは悪習なのか!?」
に答える回。
ペースはゆっくりですが、
作り手としての話は
まだ続きそうですね。
まとめ
洋楽寄りの「Shake」から、
「ベイビー・アイラブユー」、
そしてJASRAC賞金賞の「Hero」へ。
起業家としての顔も持ちながら、
YouTubeでは
作曲の手の内を見せ、
視聴者の曲に向き合ってきた
今井了介さん。
「後に続く人たちに
何かを残したい」
と本を書いた人の考えは、
楽曲レビューの企画にも
つながっているのでしょうね。
駅や街角のピアノつながりでは、
自分でデザインした
ストリートピアノをつくった
ピアニスト、よみぃさんの記事も
書いています。





















