親方の家からもらった「村雨」の名。スウェーデン生まれの庭師・村雨辰剛が、YouTubeで自宅の庭を手入れしてきた
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スウェーデンで生まれ育ち、
日本で庭師になって、
日本の国籍を取った人がいます。

 

庭師で俳優の
村雨辰剛さんです。

 

NHKの
「みんなで筋肉体操」や
「趣味の園芸」、
朝ドラで
見覚えがある人も
多いかもしれませんね。

 

YouTubeでは
「村雨辰剛の和暮らし」
というチャンネルで、
庭の手入れや
暮らしの様子を
動画にしています。

 

本人の動画の概要欄と、
事務所や出版社、
新聞や雑誌の記事を
もとにたどっていきます。

村雨辰剛のプロフィール

名前:村雨辰剛
(むらさめ たつまさ)
生まれ:1988年、スウェーデン
(事務所と出版社のプロフィールより)
仕事:庭師、俳優
所属:株式会社YMN
YouTube:村雨辰剛の和暮らし
著書:『村雨辰剛と申します。』
(新潮社)

 

2026年10月12日に
当サイトが測ったところ、
チャンネル登録者は
11.1万人、
公開されている動画は
83本でした。

15歳で日本語を学び、16歳でホームステイ

本人の概要欄には、
「15歳の頃から
日本語を学び始めました。」
と書かれています。

 

当時は
日本語を学べる学校も
無かったので、
インターネットで
日本の新聞やラジオ、
テレビや映画を見て
勉強したそうです。

 

「当時のあだ名は
「日本人」でした。」
とも書いています。

 

16歳のときには、
SNSで知り合った人の家に
3か月ホームステイをしました。

 

そのお宅について、
本人は
「純日本風のお宅で、
日本庭園があり、
毎朝仏壇の前で、
般若心経を唱えるお宅でした。」
と振り返っています。

 

新潮社の本の紹介によると、
留学を受け入れてくれる
日本の高校も、
自分で電話をかけて
探したそうです。

 

19歳で日本に移り住み、
はじめは
通訳や語学講師の仕事を
していました。

愛知県西尾市の加藤造園で5年の修行

庭師の道に入ったのは
23歳のときです。

 

概要欄では、
「日本の伝統的な徒弟制度に
興味を持ち、
愛知県西尾市にある、
加藤造園にて
庭師の修行を始める。」
と書いています。

 

AFPBB Newsに載った東京都の企画記事では、
親方に会うたびに
弟子入りを頼んでは
断られ続けて、
何人目かの親方で
ようやく
弟子入りがかなったと
紹介されています。

 

2019年の
文春オンラインのインタビューでは、
本人がこう話していました。

 

「最初は愛知県西尾市の
加藤造園さんのもとに
弟子入りし、
5年間働いていました。」

 

西尾は城下町で、
武家屋敷や古いお寺が多く、
庭の文化が残っている
場所なのだそうです。

 

その後は独立して、
庭師の仕事と並んで
俳優としても
活動しています。

「村雨」は親方のお父様から

日本の国籍を取ったのは
26歳のとき、
2015年のことです。

 

新しい名前の由来は、
本人の概要欄に
こう書かれています。

 

「「村雨」は
加藤造園親方の
お父様から」

 

「「辰」は
自分が辰年だから」

 

「「剛」は
加藤造園親方の
名前の1字から」

 

4文字のうち3文字が
修行先の親方の家から
来ていることになります。

 

5年間お世話になった
庭師の家への思いが
そのまま名前に
入っているようですね。

 

好きな言葉は
「不退転」だそうです。

筋肉体操、趣味の園芸、そして朝ドラ

テレビで広く知られたのは、
2018年に出演した
NHKの
「みんなで筋肉体操」です。

 

本人の概要欄では、
「「日本人には見えない庭師」が
「日本人の名を名乗り」
「無心で筋トレをする」
という姿が話題となった。」
と書いています。

 

NHK Eテレの
「趣味の園芸」で
番組のナビゲーターに
なったのは、
2021年4月4日の放送からです。

 

デイリースポーツによると、
前任の三上真史さんから
引き継いだ役で、
本人は
「園芸と造園は
似ているようで別物です。」
とコメントしていました。

 

番組表サイトの
WEBザテレビジョンでは、
2026年7月5日の放送回にも
ナビゲーターとして
名前が載っていました。

 

俳優としては、
2021年の朝ドラ
「カムカムエヴリバディ」で、
米軍将校の
ロバート・ローズウッドを
演じています。

 

シネマトゥデイのインタビューでは、
こんな話をしていました。

 

「今までは
「日本で何をやっているの?」
と聞かれると、
庭師というのは説明できても
「みんなで筋肉体操」は
かなり説明が難しかったので(笑)。」

 

「ドラマに出ましたって言うと、
あ、演技なんだと
伝わりやすいと思います。」

 

2023年には
大河ドラマ
「どうする家康」で
三浦按針の役も
演じました。

 

同じ2023年には
NHKドラマ10
「大奥」Season2で
青沼の役も
演じています。

 

AFPBB Newsの紹介では、
2025年に
『シーボルト父子伝』の
シーボルト役で
初めての舞台にも
立ったそうです。

YouTube「村雨辰剛の和暮らし」

YouTubeの最初の動画は、
2020年11月1日公開の
「【Vlog】#1村雨辰剛YouTube始めます」
です。

 

 

概要欄には、
「毎週、日曜日18:00に
更新していきます。」
と書かれていました。

 

最初の年は
そのとおり
毎週日曜日の18時に
1本ずつ出していて、
次の2021年には
1年で25本を出しています。

 

2026年10月12日の時点で
いちばん見られているのは、
2本目の
「新居を紹介します。」
という回で、
約167万回でした。

 

その次に多いのは、
自宅の庭の草を刈って
整える回です。

 

「#6除草作業が終わり
自宅の庭が
生まれ変わりました」が
約98.7万回、
「#4自宅の庭の
除草作業をします。」も
約50.8万回でした。

 

庭師らしい回としては、
竹で垣根を組む
「#8庭に建仁寺垣を
作りました」も
約36.7万回
見られています。

 

 

庭の手入れの回が
上のほうに並ぶのは、
本業の仕事ぶりを
見たい人が
多いからかもしれませんね。

 

著書の目次にも
「「和暮らし」が楽しい」
という章があり、
チャンネルの名前と
同じ言葉が使われています。

盆栽と、日本の職人を訪ねる回

庭の外へ
出かける回もあります。

 

2024年7月から9月には
「日本の文化を支える
職人さんに会いに
行きました。」
という続きものを
4本出していて、
そのうち2本は
刀剣研師の回でした。

 

2025年には
盆栽の回が続きました。

 

「知られざる盆栽の魅力」
「盆栽は終わるのか?
園主が語る村の未来と
最高傑作に込めた想い」
のあと、
10月には
大宮盆栽美術館を
訪ねています。

 

 

題名には
「盆栽の見方や楽しみ方」
とあり、
庭師の目から
盆栽を案内する回の
ようです。

 

その前の2024年3月には
「趣味の盆栽
黒松の手入れ」
という回もあり、
盆栽は趣味としても
続けているようですね。

 

いま公開されている中で
いちばん新しい動画は、
2026年3月19日の
「ととのうしまなみサイクル
day2_〜ぶらさめ旅〜」
です。

 

2026年10月12日に
当サイトが確かめた時点では、
それより後に
公開された動画は
ありませんでした。

 

その前の2025年は
1年で4本だったので、
ここ数年は
ゆっくりしたペースで
出しているようです。

スウェーデンの「自然享受権」と日本の庭

2026年2月の
同じAFPBB Newsの
記事では、
母国スウェーデンの
「自然享受権」という
考え方を紹介していました。

 

「土地の所有者に
迷惑や損害を与えない限り、
他人の土地であっても
野原や大邸宅の庭、
あるいは森や山にも
自由に出入りしてよく」
という決まりです。

 

同じ記事は、
自然を分け合って
大切にする
この考え方を、
庭師として
日本や東京でも
大事にしていきたい、
という思いを
伝えています。

 

スウェーデンで育ち、
日本の庭の仕事を選んだ
村雨さんらしい視点と
言えそうですね。

まとめ

村雨辰剛さんは、
スウェーデンで生まれ、
15歳で日本語を学び始め、
23歳で
愛知県西尾市の
加藤造園に
弟子入りした庭師です。

 

26歳で日本の国籍を取り、
「村雨」と「剛」の字は
修行先の親方の家から
もらいました。

 

「みんなで筋肉体操」で
広く知られ、
2021年4月からは
「趣味の園芸」の
ナビゲーターを務め、
朝ドラや大河ドラマにも
出ています。

 

YouTubeでは、
自宅の庭づくりの回が
よく見られていて、
2024年からは盆栽や
職人を訪ねる回も
出しています。

 

日本の庭と
日本の名前を
自分で選んだ人の
暮らしが、
そのまま動画に
なっているチャンネルと
言えそうです。

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