
ゲームの登場人物を
精神科医の目で読み解く、
少し変わった実況が
YouTubeで見られています。
声の主は、
テレビのコメンテーターとしても
知られる精神科医の
名越康文さんです。
チャンネル名は
「精神科医が◯◯する
名越康文のゲーム実況チャンネル」。
ホラーやノベルゲームの人物を
一人ずつ分析していきます。
今回は公式サイトと報道、
本人のインタビュー、
チャンネルの記録をもとに、
名越さんの実況を見ていきます。
名越康文さんのプロフィール
まずはプロフィールからです。
公式サイトのプロフィールには、
次のように載っています。
名前:名越康文(なこし・やすふみ)
生まれ:1960年、奈良県
職業:精神科医
専門:思春期精神医学、精神療法
近畿大学医学部を卒業後、
大阪府立中宮病院
(現:大阪精神医療センター)で
精神科救急病棟の設立に関わり、
責任者を務めたそうです。
1999年に同病院を退職し、
その後も臨床に携わりながら、
テレビやラジオの
コメンテーター、映画評論、
漫画分析などで活動しています。
相愛大学・高野山大学・
龍谷大学の客員教授という
肩書きも並んでいます。
「THE BAEDICBAND」として
音楽活動もしているとのことです。
テレビの欄には
日本テレビ「シューイチ」のほか、
過去の出演として
「水曜日のダウンタウン」や
「有吉反省会」が挙がっていました。
著書も多く、
『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』
(PHP新書)や
『自分を支える心の技法』
(ちくま文庫)などがあります。
きっかけは「ゲームさんぽ」
名越さんがゲーム実況を
始めたきっかけは、
専門家がゲームを見ながら語る
動画企画「ゲームさんぽ」でした。
@DIMEのインタビュー
(2026年3月)で、
名越さんは
『Detroit:
Become Human』を
「ゲームを精神科医が
分析するっていう企画で」
と振り返っています。
話を持ってきたのは
編集者の飯田さんで、
ゲームYouTuberの
なむさんと一緒に
出演したそうです。
ライブドアニュースの
「ゲームさんぽ」チャンネルで
この動画が公開されたのは
2019年5月29日です。
2026年10月12日に測ると、
再生回数は315万回を
超えていました。
本人も「僕をYouTube界に
出してくれたゲーム」と語っています。
Gamerの記事
(2020年3月)によると、
翌2020年には
『ネバーエンディングナイトメア』の回を
一般の人を招いた
公開収録で撮っています。
応募は約420人で、
当日はそこから選ばれた
約60人が集まったそうです。
前の企画の人気ぶりが
よく分かる数字ですね。
『デトロイト』の企画は
2023年に続編が始まりました。
KAI-YOUの記事
(2023年5月18日)は、
2019年の回を
「「ゲームさんぽ」の名を広めた
ヒット企画だった」と書いています。
続編は、元企画の運営者の
いいださんが開いた
新チャンネル
「ゲームさんぽ/よそ見」の
第1弾として公開されました。
電ファミニコゲーマーの
2024年2月の記事では、
「最終章開幕」と題した
第16回が紹介されています。
長く続いたシリーズだったようです。
本人のチャンネルと『ドキドキ文芸部』
名越さんのYouTubeチャンネルは、
2019年7月9日に
開設されました。
2026年10月12日に実測すると、
登録者は約23.4万人、
動画は1,089本でした。
最初の動画は
2019年7月11日の
「僕が名越康文TVシークレットトークを
始める理由」でした。
始めのころは、会員制トークの
ダイジェストが中心だったようです。
2019年10月には
「ゼルダの伝説BotW」を
やってみた動画があり、
2020年11月には
『UNDERTALE』の実況を
シリーズで始めています。
ちなみにインタビューでは
「実況の1年後ぐらいに
自分でもチャンネルを持って」と
話していますが、
開設日はゲームさんぽの公開から
1か月余りあとでした。
チャンネルで
いちばん再生されているのは、
2021年12月17日公開の
『ドキドキ文芸部』の第1回です。
2026年10月12日の時点で
105万回を超えていて、
題名に『ドキドキ文芸部』と入った
動画も40本あります。
長いシリーズになっていますね。
インタビューでは
このゲームについて、
「作家のディズムさんからも
勧められた恋愛シミュレーション
みたいなゲーム」と紹介していました。
人物の先行きを言い当てる場面に
視聴者は驚くそうですが、
本人は「僕は別にそんな
超能力を使ったわけじゃなくて」と
話しています。
続けて
「僕はずっと普通に
診療している延長なんです」
とも語っていました。
そこがこの実況の
いちばんの持ち味なのでしょうね。
ほかにも、
「精神科医と旅する
「SIREN」の世界」や
「精神科医と旅する
OMORIの世界」、
『リトルナイトメア2』などの
シリーズが並んでいます。
いまは
『ひぐらしのなく頃に』を
「精神科医が震えあがる」と題して
続けていて、2026年10月6日に
第17回が公開されました。
最近はゲームに限らず、
「精神科医が読まずに分析する
「ちいかわの世界」」のような
マンガの回も出ていました。
「ゲーム実況と言っていいのか」
名越さんの実況は、
ゲームを先へ進めることより、
人物の言動で立ち止まって
心の動きを語る時間が
長いのが特徴です。
本人も
「ストーリーがあるゲームが好き」で、
『SIREN』や
『SILENT HILL』のような
作品の解説を
主にしていると話しています。
視聴者については
「ほとんどの人が
そのゲームをやった人だと思う」
と見ているようです。
「名越はどう読むんやろっていうのに
関心を持ってくださる」とも
話していて、
すでに遊んだ人が
答え合わせのように
楽しんでいるのかもしれません。
一方で、
「私がやっていることが
ゲーム実況と言っていいのかって」
気になることもあると
打ち明けていました。
ちなみに、
ゲームとの付き合いは
ファミコンの
『ドラゴンクエストⅡ』からで、
「ドラクエは7までやりました」
とのことです。
今後については、
「ドラマや映画など、
いろいろなエンタメの実況にも
もう少し時間を割いて
やってみたい」と語っていました。
心理学のサブチャンネル「オモテ」
名越さんには、
「名越康文TV
シークレットトーク【オモテ】」
というサブチャンネルもあります。
ゲーム実況チャンネルの
概要欄では、
こちらを
「心理学特化チャンネル」
として案内しています。
開設は2025年11月28日で、
登録者は約1.81万人です
(2026年10月12日の実測値)。
2026年10月11日にも
動画が公開されていました。
サブの概要欄によると、
「オモテ」ではYouTubeで
届けられる話を配信し、
「ウラ」の話は会員制の
「名越康文TVシークレットトーク」で
扱うという分け方のようです。
会員制の側では
映画・マンガの分析や、
性格分類(体癖論)などの
動画を公開していると
書かれていました。
同じ概要欄では、
ゲームのプレー動画を
提供してもらって
名越さんが解説する形の
コラボも募集しています。
まとめ
名越康文さんは、
精神科医として
臨床やテレビで活動しながら、
ゲームの登場人物を読み解く
実況を続けています。
始まりは、2019年に公開された
「ゲームさんぽ」の
『デトロイト』の回でした。
自分のチャンネルでは
『ドキドキ文芸部』や『SIREN』、
『OMORI』などを
シリーズで取り上げ、
最近はマンガの分析にも
広がっています。
クリア済みのゲームでも、
名越さんの解説で見直すと
違う物語に見えてくるかもしれません。
本人が「カウンセラーでしょ、基本が」と
語るとおり、ゲームの回でも
人物の心の話が中心になっていますね。





















