
「わんこそば」という名前が
どこから来たのか、
ご本人が英語で
説明しているページがあります。
サブチャンネル
「落ち着いてる方のわんこそば
One-Co Soba Noodles
Sub」の概要欄です。
そこにはこう書かれています。
「is derived from
traditional type of
Soba noodles
in Japan!」
日本の伝統的なそばの
一種から取った名前、
ということですね。
ASMR、いわゆる音フェチの
動画を作っている
クリエイターさんです。
2026年9月2日に
公式チャンネルを測りました。
登録者は92.6万人。
公開されている動画は2,820本で、
総再生回数は
1,146,346,910回でした。
11億回を超えているんですね。
この記事では、その2,820本が
どこまで広がっていったのかを、
公式に出ている情報だけで
追ってみます。
わんこそばのプロフィール!ASMRの音を作る動画クリエイター
まず、所属している事務所が
どう紹介しているかから
見ていきますね。
UUUM株式会社の
クリエイターページです。
見出しは
「ASMRの世界へようこそ。
音フェチ系YouTuber」。
本文はこう続きます。
「お耳が幸せになるような
ASMR(聞いて気持ち良い、
リラックスできると感じる音や感覚)
動画を製作しています。」
「バイノーラル録音して
おりますので、イヤホン・
ヘッドフォンでのご視聴が
オススメです。」
ここで一つ断っておきますね。
「リラックスできる」というのは
UUUMの紹介文の言葉です。
医学的に確かめられた話として
書いているわけではありません。
当サイトが確かめられたのは、
そう説明されている、
という事実のほうだけですね。
公式チャンネルは2016年開設、最初の動画はスクイーズだった
チャンネルの同定を
先に済ませておきます。
ハンドルは@onecosoba、
チャンネルIDは
UC_SescfJ3NPoiFkYbnKnoqQ。
この2つが同じチャンネルを
指していることは、
ハンドルからIDを引く経路と
IDからハンドルを引く経路の
両方で確かめました。
アカウントが作られたのは
2016年10月28日10時50分
(日本時間)。
ただ、これは開設日であって
最初の動画の日ではありません。
投稿の一覧を末尾まで辿ると、
いちばん古い公開動画は
2017年1月25日でした。
「ブルーム 牛乳ひたしパンを
超えた!?」で始まる
スクイーズの動画です。
題名にASMRの語はまだ無く、
代わりに【無言】と
付いています。
音を売りにする前の一本、
と読めるかもしれませんね。
そこから2026年9月1日までで
2,820本。
年ごとに数えると
2017年が160本、
2022年が368本、
2023年が396本でした。
いちばん多いのは2023年です。
直近で完全に終わっている月だと、
2026年7月が28本、
8月が35本でした。
投稿が200日以上
途切れたことは、
最初の動画から最新の1本まで
一度もありませんでした。
最新の投稿は
2026年9月1日16時28分。
「モーリーファンタジーに
懐かしの平成スクイーズが
あった!!!」という題名です。
いちばん再生されているのは
2017年7月24日の
「【ASMR】最強ゴリゴリスライム
Super Crunchy Stone Slime
【音フェチ】」で、
8,718,283回でした。
サブチャンネルは2本ある|「にゃんこうどん」と「落ち着いてる方」
本体のほかに、
チャンネルが2本あります。
1本目は
「にゃんこうどん
Nyan-Co Udon
Noodles」
(@nyancoudon)。
概要欄の1行目が
「【わんこそば】の
サブチャンネル。」で、
ご本人が関係を書いています。
長尺は「食べたいものを
食べてます」、ショートは
「食品系の新商品などを
サクッと紹介してます」
とのことでした。
2本目が
「落ち着いてる方のわんこそば
One-Co Soba Noodles
Sub」(@onecosoba2)。
冒頭の名前の由来を
引いたのがこちらですね。
概要欄の先頭には
本体チャンネルへのリンクが
置かれています。
UUUMのクリエイターページも、
この3本を本人のチャンネルとして
並べて載せていました。
事務所という第三者からの
裏付けになりますね。
ただ、サブの2本は
更新が止まっています。
最後の公開投稿は
にゃんこうどんが2026年3月5日、
落ち着いてる方が5月30日でした。
いずれも2026年9月2日に
測った時点の話です。
本体は前日に投稿されて
いましたから、
分けて読んだほうがよさそうです。
防音室とダミーヘッドマイク|音そのものが売られている
2020年7月7日、
株式会社オーディオストックが
プレスリリースを
出しています。
見出しは「脳に快感を与える
『ASMR』で人気の動画クリエイター
『わんこそば』Audiostockで
ASMR音源の販売をスタート!」。
動画ではなく、音だけを
使用権つきで売るという話ですね。
対象作品は
「揚げ物やフルーツの咀嚼音、
料理音、日常的な生活音など」。
当時の販売価格は
500円(税抜)と書かれています。
リリース本文には
「チャンネル登録者数29万人を
超える」ともありました。
2020年の数字ですから、
冒頭の92.6万人とは
混ぜないでおきますね。
面白いのは、そのリリースに
載っている
販売ページが
今も生きていたことでした。
2026年9月2日に開いたところ、
効果音・SEが74点。
BGM・ボイス・歌ものは0点で、
効果音だけを出している形ですね。
そしてこのページには、
使っている機材が書いてあります。
ZoomF8n、ZoomH6、
LEWITT LCT540
SUBZEROが2本。
さらに
BINAURAL ENTHUSIAST B1-E
Dummy Head Binaural
Microphones、
Bonaural Microphone BE-P1。
ダミーヘッド、つまり
人の頭を模したマイクですね。
UUUMの紹介文にあった
「バイノーラル録音」は
このあたりのことでしょう。
防音室の性能まで
「遮音性能 D-80等級」と
書かれていました。
プロフィール欄の言葉だと
「防音室で録音しており、
音には自信があります!」。
音フェチの動画というと
機材の話は表に出にくい印象ですが、
ここまで具体的に並べている方は
そう多くないかもしれません。
貝印の展示に「音」で参加していた
YouTubeの外に出た例で
いちばん分かりやすいのが、
2022年の展示です。
貝印株式会社が
2022年11月7日に出した
リリースに
こうあります。
「本展では、彫刻家『洞山 舞』氏
による廃材で作るアート作品の
展示や、動画クリエイター
『わんこそばOne-Co Soba Noodles』
によるサウンドコンテンツなどを
ご用意しています」。
展示名は
美しきKAI Design展
「アートは問、デザインは解。」。
会場は銀座 蔦屋書店
FOAM CONTEMPORARY。
期間は2022年11月9日から
11月13日まで、
全日程11時から18時。
5日間で終わっている展示です。
刃物メーカーの
デザイン展に、
音のクリエイターが
呼ばれているわけですね。
同じリリースには
「この音、な~んだ!?」という
SNSキャンペーンも書かれています。
ただ、その音を誰が作ったのかは
リリースに書かれていません。
スライムのりの監修と、たまごっちのタイアップ
商品の監修も複数あります。
株式会社友田商会の
商品ページには、
「ふわふわクリームスライムのり」が
「動画クリエイター わんこそば監修」
として載っています。
商品コード374-02、
JANコード4954169252137、
生産国は日本。
説明は「こねればこねるほど、
空気を含んでふわふわに膨らむ
スライム」。
友田商会はしゃぼん玉の会社です。
その公式ページが
「弊社オンラインショップでの
取扱予定はございません」と
はっきり書いているのも
面白いですね。
販売はAmazonと
Creator Storeの
2つだそうです。
そのCreator Storeを
2026年9月2日に見ると、
わんこそばさん名義の商品が14点。
スライムのり関係が8点、
Tシャツ・パーカー・コップなどが6点。
在庫の有無は日々動きますから、
点数のほうだけ
書いておきますね。
事務所のトピックス欄を見ると、
スライムのりは
2024年12月から2026年7月まで、
5回にわたって告知されていました。
ただ、2024年12月に一般販売された
「ぷるぷるゼリースライムのり」と、
今のストアに並んでいる同名の商品が
同じものかどうかは
確認できませんでした。
ストア側の掲載開始日は
2025年7月11日になっています。
再出品なのか別の商品なのかは、
分からないままです。
玩具のタイアップもあります。
株式会社バンダイの
たまごっち公式サイトに、
2023年7月10日付の
お知らせが残っています。
主題はフィッシャーズとの
コラボアイテムなのですが、
その記事の中に
「タイアップしている
クリエイターのみなさんはこちら!」
という一覧があるんですね。
<長尺動画>に3組、
<YouTube Shorts>に
14組。
わんこそばさんは
Shortsのほうに並んでいました。
単独のタイアップ発表ではなく、
17組のうちの1組という形ですね。
2023年7月時点の話として
読んでおくのがよさそうです。
池田書店から本も出ている
書籍もあります。
『才能がぐんぐん伸びる!
スライム・紙ねんどで遊ぼう!』。
出版社のページによると、
著がわんこそばさんで、
監修が東京大学名誉教授の
汐見稔幸さんです。
B5判112ページ、
定価1,650円
(本体1,500円+税10%)。
ISBNは978-4-262-15728-3。
発売は2022年5月24日。
ただこの日付だけは
出版社のページに無くて、
Amazonの登録情報から
採ったものです。
出版社の紹介文には
「チャンネル登録者数60万人!」
とあります。
これも2022年の数字ですね。
中身は
「スライム」「ねんど」「紙ねんど」
「クレイクラッキング」
「スクイーズ」「プッシュポップ」
「センサリーボトル」の作り方。
「YouTube動画では紹介されない
材料や制作のコツがくわしく
載っている」と書かれています。
汐見名誉教授による
「脳の発達に効く」解説も
入っているそうです。
もう一つ、さきほどのAmazonの
ページに載っている著者紹介には、
経歴が短く出ています。
「大学では薬学を専攻、
仕事ではパン・製菓教室を開業」。
同じ紹介文は
「録音方法・明度・テロップ表現など
細部までこだわり」とも
書いていました。
この著者紹介は、
出版社の公式ページのほうには
載っていません。
Amazonのページ側だけにある記述だと
断っておきますね。
公表されている情報と、書かなかったこと
最後に、当サイトが
確認できなかったことを
はっきり書いておきます。
本名、年齢、生年月日、
出身地といった情報は、
今回あたった公式の資料の
どこにも出てきませんでした。
チャンネルの概要欄には
仕事用の連絡先が
書かれていますが、
これは記事には載せません。
Audiostockについては、
ページが開いて74点が
並んでいることまでは
確かめられました。
ただ、2020年に売り出された
音源と同じものが
そのまま残っているのかは
分かりません。
貝印の展示は5日間で
終わっていますし、
たまごっちのタイアップも
2023年7月時点の掲載です。
今の契約関係は測っていません。
まとめ
わんこそばさんは、
スクイーズの動画1本から
始めたクリエイターでした。
2017年1月から
2026年9月1日までで2,820本。
200日以上の空白は
一度もありません。
その積み重ねが、
音源販売、企業の展示、
スライムのりの監修、
玩具のタイアップ、
そして書籍まで広がりました。
防音室とダミーヘッドマイクで
音を録っている、という話が
Audiostockのプロフィール欄に
さらっと書いてあります。
11億回という再生数の
下地にあるのは、
たぶんそういう地味な部分
なのでしょうね。
数字はすべて
2026年9月2日に測った値です。
登録者数も動画本数も在庫も、
日々動いていきますね。
















