
「YouTubeは
戻りませんでした」
最初に作ったYouTubeを
海外の詐欺で乗っ取られ、
取り返せなかった。
そう取材で語っているのが、
料理動画のバヤシさんです。
いまYouTubeで開いている
「バヤシTV」は、
そのあとに新しく
開いたチャンネルに
あたるようです。
元パーソナルトレーナーが
どうやって料理動画の
作り手になったのか。
本人の言葉と、
チャンネルの数字から
見ていきますね。
バヤシ(Bayashi)のプロフィール
活動名:バヤシ(Bayashi)
生まれ:1988年
出身:群馬県
前職:パーソナルトレーナー
YouTube:バヤシTV
英語表記:Bayashi TV
チャンネル開設:2021年1月26日
登録者:3,730万人
動画:1,700本あまり
総再生:約285億回
測定日:2026年10月5日
登録者・動画・総再生は、
当サイトがYouTubeの
データから測った値です。
生まれ年と出身は、
本人が設立した会社や
サイバー・バズの
発表に載っていたものです。
チャンネルの開設日も、
本人の会社の発表と
YouTube側の記録が
同じ2021年1月26日で
一致していました。
最初のYouTubeは戻らなかった
バヤシさんは、
動画を作る前は
東京でパーソナルトレーナーを
7年続けていたそうです。
本人の会社mobbの発表に
寄せたコメントでは、
2019年に辞めることになり、
30歳のときに
YouTuberになってみたいと
思ったと書いています。
2023年5月の
東洋経済オンラインの取材では、
勤めていた
ジムの運営会社が解散し、
実家のある群馬県に
帰ったと話していました。
ジムの広報で
YouTubeを運営していて、
動画編集の基礎は
あったそうですね。
2019年10月に
自分のチャンネルを
立ち上げたといいます。
ただ、登録者はゼロのまま、
再生も100回ほど。
そこで試しに
TikTokへ投稿を始め、
続けるうちに
サーモン麺の動画が
海外でバズったそうです。
ところが2020年1月、
海外の詐欺にだまされて
TikTokとYouTubeの
アカウントを
乗っ取られてしまいます。
TikTokはパスワードを
変えて取り返せたものの、
YouTubeは戻らなかった。
これを機に「TikTokに
100%振り切ろう」と決め、
翌日から毎日投稿を
始めたと語っています。
TikTokで2年続けて受賞
2022年12月の
Real Soundの記事は、
『TikTok Awards 2022』
で、バヤシさんが
Creator of the Yearを
受賞したと伝えています。
前の年に続いての受賞でした。
同じインタビューで、
3年ほど前に出した
ASMRの料理動画は
もっとゆっくりで、
全然再生されなかったと
振り返っていました。
曲に載せたり、
テンポよく展開する方法を
研究したりして、
毎日の投稿の反応を見ながら
今の形になったそうです。
バズを狙うなら、1本に
4〜5時間ほどかけると
話していますね。
2022年にいちばん
手応えがあったのは、
TikTokで3億再生くらいされた
ローストビーフの動画。
レアな仕上がりに
海外から「生だ」と
コメントが付いたことも
再生が伸びた理由かもしれない、
と本人は見ていました。
いまの「バヤシTV」は2021年1月から
いまのチャンネルで
いちばん古い動画は、
2021年1月27日の
とんかつのモッパンです。
4分20秒の動画で、
題名は日本語でした。
それが数日後には
英語の題名が混ざり始めます。
2021年8月と9月に出した
80本の題名には、
かなや漢字が
1文字も入っていませんでした。
2026年10月5日に
全1,715本を数えると、
1,552本の題名が
日本語を含んでいませんでした。
(YouTubeのデータ上の題名です)
チャンネルは2023年2月10日に
登録者1000万人を突破し、
mobbの発表には
本人の「夢にも思っていなかった」
というコメントが載っています。
YouTubeを始めたころの夢は、
登録者100万人で
金の盾をもらうことだった、
とも書いていました。
その10倍を超えたわけですね。
「めんたいこ」を使わない、という決めごと
2023年9月の
日経クロストレンドの記事で、
バヤシさんは
「めんたいこ」を使ったレシピは
一切扱わないと話しています。
見た目のインパクトは大きいけれど、
食べたことのない人には
味や食感が浮かびにくい。
世界中の誰が見ても
分かりやすいことが
いちばん大切だそうです。
和食文化を世界に
広めたいわけでもない、
とも語っていました。
この取材のころには、
YouTubeの題名も
すでに大半が英語でした。
ちなみにReal Soundでは、
よく使う卵黄が海外では
「なぜ生で食べるの?」
と思われがちだとも
話していました。
鳥羽周作さんとのハンバーガー
2023年2月9日には、
「sio」の鳥羽周作さんと
和牛のハンバーガーを作る
VLOGを出しています。
同じ日に鳥羽さんの
チャンネルにも、
バヤシさんに特製の
ダブルチーズバーガーを
食べてもらう動画が
出ていました。
お互いのチャンネルで
見比べてみるのも
おもしろいかもしれません。
2026年の人気シリーズ
2026年に出した動画で
いちばん再生されているのは、
2月3日に出した
Snack vs Movie Intro
というシリーズの
オレオの回です。
38秒のショートで、
2026年10月5日時点で
約8億2,000万回でした。
「Snack vs Movie Intro」の
題名を持つ動画は、
1月9日から6月4日までに
11本出ています。
1月から8月までには、
題名に「@ohiofinalboss.」
というアカウント名を
添えた動画が8本ありました。
同じ名前を添えた題名は、
2023〜2025年には
年に4本ずつだったので、
今年は8か月で倍になっています。
チャンネル全体で
いちばん再生されているのは、
2023年7月の
「Cooking with @ChefRush」で、
2026年10月5日時点で
約9億9,000万回でした。
投稿のペースは、
2026年7月が17本、
8月が19本、
9月が22本でした。
長めの総集編と
ショートを合わせた数です。
企業との仕事と、群馬の野菜
酒類の宅配のカクヤスとは、
2025年の元日から
宣伝の動画を出しています。
2026年4月には、
使い終わった揚げ油が
航空燃料になるまでを
取材した動画も公開しました。
カクヤスの
発表によると、
バヤシさんが燃料の
製造プラントを訪れています。
バヤシTV側の動画は
こちらのショートです。
地元の群馬とも
縁が続いています。
2025年6月には
前橋市に本社を置く
ベイシアと
しらたきを広める
「#バヤシらたき」を実施しました。
ベイシアの発表は、
この企画はバヤシさんの
提案で実現したと書き、
「群馬×群馬」と
呼んでいました。
JA全農ぐんまの
PR動画もあり、
2026年8月には
群馬のなすを使った
レシピを出しています。
2025年12月には、
バヤシさんが監修した
フライパン「ムテキパン」が
協和工業から発売されました。
サイバー・バズの発表では、
当時バヤシさんは
同社のプロダクション
「Be One Agent」と
提携していると
紹介されていました。
同じ発表は、バヤシさんが
1日に複数の料理を
作ることも多いと書いています。
道具の使いやすさに
こだわるのも、
うなずけるところですね。
まとめ
最初のYouTubeを失い、
TikTokの毎日投稿から
やり直したバヤシさん。
いまのバヤシTVは
登録者3,730万人
(2026年10月5日の実測)
の大きな場所になりました。
2023年の取材では、
差別化はあまり意識せず、
トレンドを調べて
アイデアを考えることが
何よりも楽しいと
話していました。
英語の題名で
海外のクリエイターの名前を
題名に添えつつ、
群馬の野菜の仕事も
続けている。
その両方が、
いまのバヤシさんらしさ
なのでしょうね。





















