
コーヒーの淹れ方を
数字で組み立てる人がいます。
バリスタの粕谷哲さんです。
粕谷さんは2016年、
手で淹れるコーヒーの世界大会
「World Brewers Cup」で
優勝しました。
アジアの選手として
初めての優勝です。
その粕谷さんが
2022年から続けているのが、
YouTubeチャンネル
「TETSU KASUYA
World Brewers Cup
Champion」。
今回は、大会で使った
「4:6メソッド」と、
ファミリーマートなどでの
商品づくりを中心に、
チャンネルの中身を
見ていきます。
粕谷哲さんのプロフィール
名前:粕谷哲(かすや・てつ)
仕事:バリスタ、
コーヒー会社
「Philocoffea」代表
チャンネル名:
TETSU KASUYA
World Brewers Cup
Champion
コーヒーの道に入る前は、
IT業界で働いていました。
2023年の出版社の発表によると、
ITコンサルタントだった
2012年の春に
「1型糖尿病」と診断され、
入院しています。
その入院中に
コーヒーの抽出道具を
ひとそろい買ったのが、
始まりだったそうです。
この病気のことは、
粕谷さん自身も
2025年9月の動画で
「「糖尿病」でコーヒーと出会い、
世界チャンピオンへ|1型糖尿病と
生きていく」
という題で話していますね。
概要欄には、
話の中身は
「粕谷個人の体験談」だと
はっきり書かれていました。
2016年、世界大会で優勝
大会の当時に書かれた記事も
見てみましょう。
オーストラリアのコーヒー業界誌
BeanSceneの
2016年6月26日の記事は、
粕谷さんを
「2016 World
Brewers Cup
(WBrC) Champion」と
伝えています。
同じ記事によると、
大会はアイルランドの
ダブリンで、6月22日から25日の
展示会「World of Coffee」の中で
3日間にわたって開かれ、
30人を超える選手が
出場していました。
記事によると、
大会で粕谷さんが使ったのは
「the four, six
brew method」
と呼ぶ自分のレシピで、
お湯の量を
40%と60%に分けて注いだそうです。
先ほどの出版社の発表では、
この大会を
「機械を使わずに淹れる
ブラックコーヒーのおいしさを
競う」大会と説明し、
粕谷さんを
「アジア人初の
世界チャンピオン」と
紹介しています。
チャンネル名に
「World Brewers Cup
Champion」
と入っているのは、
この優勝のことなんですね。
誰が淹れても同じ味に近づける「4:6メソッド」
粕谷さんの名前と
セットで語られるのが、
「4:6メソッド」です。
出版社の発表は、
粕谷さんが
「コーヒーもロジカルに、
誰が淹れても再現性高い方法を
確立すべき」と考えて
作った方法だと書いています。
チャンネルでは
2022年5月26日に、
この方法をまとめて
解説した動画を出しています。
概要欄には
「2016年に発表されてから
今なお世界中のバリスタに
愛用される抽出方法」
とありました。
それでいて、
「「4:6メソッド」が
最高の淹れ方というわけでは
ありません」とも
書いているんです。
「美味しいコーヒーを淹れるのに
必要なのは技術ではなく、
『正しい知識』です」
という一文もあります。
自分の方法を
押しつけるのではなく、
考え方を渡したい、
ということなのでしょう。
2026年8月には、
4:6メソッドを応用した
急冷式のアイスコーヒーと、
別の淹れ方とを
飲み比べる回も出ていますね。
最も見られている「スイッチ」の回
2026年10月12日に
当サイトが公開されている動画を
再生回数の順に並べると、
1位は2023年2月9日の回でした。
題名は
「【もう戻れない】
このレシピは「神」か「悪魔」か?」で、
約118万回
再生されています。
HARIOの「スイッチ」という
器具を使ったレシピで、
概要欄には
「これを超えるスイッチのレシピ
あったら教えてほしい!」
と書かれていました。
2位は2024年10月の
缶コーヒーとボトルコーヒーの
飲み比べで、約114万回。
3位が4:6メソッドの
解説の回で、約102万回です。
各国の代表選手が
世界大会で使ったレシピを
読み解く回も多く、
題名に「WBrC」と入る動画が
いくつも並んでいます。
ファミリーマートのコーヒーを監修
チャンネルの外の仕事で
目立つのが、
コンビニのコーヒーです。
ファミリーマートの
2022年10月18日の発表は、
「FAMIMA CAFÉ」の
「ブレンドコーヒー」を
粕谷さんと「共同開発」し、
リニューアルしたと書いています。
同じ発表には、
「3年かけて辿り着いた」
という言葉や、
「0.1秒にまでこだわった
抽出レシピ」という説明も
ありました。
粕谷さんの公式サイトでも、
2020年10月15日付で
「ファミリーマートのコーヒーを
共同開発」という
お知らせが出ています。
2026年8月28日には、
ファミリーマートの本社を訪ねた
回が上がりました。
題名は
「この価格で出せる最高を
探した5年間」。
概要欄では、
提携している会社なので
有料プロモーションの表示を
付けていると説明しています。
2022年5月には
「ファミマ監修者」を名乗って
大手コンビニ3社の
アイスコーヒーを
飲み比べる回もあって、
立場を隠さずに
話しているのが面白いですね。
家電の発表会にも、本や店にも
2026年8月19日には、
タイガー魔法瓶の
全自動コーヒーメーカーの
新製品発表会に、
ゲストとして登壇しています。
その発表では、
4:6メソッドが
「世界中でプロからも、
一般のコーヒー愛好家からも
支持されている」と
紹介されていました。
本も出していて、
2023年10月には
入門書『図解 コーヒー一年生』が
発売されました。
自分の会社
「Philocoffea」では
コーヒー豆を焙煎して売っていて、
船橋や表参道などに
店を構えています。
チャンネルでも、
新しく入った豆を
紹介する回が
ときどき上がっていますね。
チャンネルの今
2026年10月12日に
当サイトが測ったところ、
チャンネル登録者は19.3万人、
総再生は
約1,837万回でした。
チャンネルが作られたのは
2022年3月12日で、
いま残っている
いちばん古い動画は
2022年3月28日の
あいさつの回です。
メンバーシップ
「コーヒーに愛された男の舞台裏」
も開いていて、
メンバー限定の動画も
上がっています。
直近の投稿は
2026年10月11日。
コーヒーの展示会
「SCAJ2026」の告知で、
今も更新が続いています。
まとめ
粕谷哲さんは、
2016年の
World Brewers Cupで
アジアの選手として初めて
優勝したバリスタです。
YouTubeでは、
大会で使った4:6メソッドの解説から、
缶コーヒーの飲み比べ、
ファミマのコーヒー監修の裏話まで、
幅広く話しています。
どの回でも
「なぜこの味になるのか」を
言葉にしてくれるので、
家で淹れる人には
心強いチャンネルですね。
これからどんな淹れ方が
出てくるのか楽しみです。



















