
元日本ハムの杉谷拳士さんが
現役に戻ると聞いて、
驚いた方も多いのでは
ないでしょうか。
発表は2026年10月29日でした。
ただ、戻る先は
日本のプロ野球ではありません。
米国のエンタメ野球
「バナナボール」の球団、
サバンナ・バナナズです。
「ドラフトってどういうこと?」
「バナナボールって何?」
「年俸はいくらなの?」
気になっている方も
いるのではないでしょうか。
そこで今回は、報道とNPBの記録、
本人の会社のリリース、
本人の動画の説明欄、
バナナボール公式の中継の字幕を
調べてみました。
登録者や再生回数の数字は、
当サイトがYouTubeのAPIで
測った値です。
本人と公式のSNSの投稿は
原文を読めなかったので、
投稿の言葉は
どれも報道の引用からです。
杉谷拳士の現役復帰とは?ドラフトはNPBではなくバナナボール
杉谷さんは2026年10月29日、
Xに「ご報告」と投稿しました。
Full-Countが伝えた
本人の言葉はこうです。
「35歳。杉谷拳士、
現役復帰します!!
サバンナ・バナナズから
ドラフト指名をいただきました」
この「ドラフト」は、
NPBのドラフトではありません。
バナナボールのドラフトで、
米国時間の28日に
公式Xが指名を伝えています。
発表の場はXとインスタグラム、
それに本人の会社のリリースでした。
チャンネルの動画で
報告したわけではないんですね。
前の日に「明日、ご報告があります」と
予告していたと、
スポニチが報じています。
その予告には、
「現役復帰!?日本ハムコーチ就任!?」や
「ご結婚ですか??」という
ファンの予想も並びました。
当たっていたのは現役復帰でしたが、
行き先が米国だとは
思わなかったかもしれませんね。
指名の順位は、スポーツ報知が
公式Xの内容として
「ドラフト5位」と書いています。
ただ、通常の5巡目の指名では
ありませんでした。
バナナボール公式のドラフト中継の
英語の自動字幕によると、
今回初めて設けられた最終の
「エンターテインメントラウンド」の
5番目の指名です。
公式Xの原文は読めていないので、
報知の「5位」がこの5番目を指すのかは
確認できていません。
Full-Countによると、
公式Xは「日本の野球界のレジェンドが、
フルタイムでバナナズに加入する!」と
投稿しました。
「KENSHI SUGIYA」の名前に
「UTIL(ユーティリティ)」の
文字が添えられていたそうです。
いつからプレーする?年俸は?
プレーするのは
2027年シーズンの予定です。
本人の会社のリリースは、
「2027年シーズンから米国で
現役復帰する予定です」と
書いています。
2026年10月31日には、
インスタグラムで
日本への帰国を報告しています。
日刊スポーツが引いた言葉は
「夢のような時間を過ごした
サバンナでの数日間」でした。
気になる杉谷さん本人の年俸や
契約の年数は、読んだ報道にも
本人の会社のリリースにも
数字がありませんでした。
リーグ全体の目安としては、
Qolyが運営組織の2026年の報告書を
紹介しています。
選手の平均年俸は10万ドル超で、
1ドル約158円の換算で
約1,580万円以上とのことでした。
ただ、これはリーグ全体の数字で、
杉谷さんの金額ではありません。
同じ記事は、2025年シーズンの
報酬として2万〜3万7,000ドルという
集計条件の違う数字も挙げています。
個別の契約額は原則として
公表されていないそうです。
働き方については、同じリリースに
「2027年は米国を拠点としながら、
日本での出演・イベントなどの活動も
可能な範囲で並行して行う予定」と
あります。
具体的な出場予定は、
球団と協議のうえ、決まり次第
知らせるとのことでした。
本人は、今の仕事について
こう書いていました。
「ちなみに今のお仕事は減らしません。
つまり、これからは2倍働きます。」
拠点を米国に置きながら、
日本の仕事も続ける挑戦に
なるわけですね。
なかなか大変そうです。
バナナズとの縁は2023年の「潜入」から
バナナズとの縁は、
引退の翌年に始まっています。
2023年7月22日(日本時間23日)の
試合で、杉谷さんは
6回に打席に立ちました。
Full-Countによると、
バナナズの選手の先頭に立って
「きつねダンス」を踊ってから
打席に入り、結果は遊ゴロでした。
本人はインスタグラムで
「潜入中です」と報告しています。
その様子を動画にしたのが、
2023年8月10日の
「杉谷拳士遂にバナナボール出場」です。
2025年9月には、
ペトコパークで出場しています。
説明欄によると、ダルビッシュ有さんが
所属するパドレスの本拠地で
試合に出られた、とのことでした。
バナナボールの公式チャンネルも
2025年9月の動画で、杉谷さんが
2025年に帰ってきたと
紹介していました。
2026年8月には、
解説者として現地に入りました。
日本時間の8月29日と30日に、
チャンネルとして初めての
日本語生中継を行っています。
実況は福田太郎さんです。
日本時間30日の中継では、
本人も試合に出ました。
動画の説明には
「まさかの展開で
バナナボール4回目の試合出場へ!」と
あります。
ドラフトの中継でも、
TBS NEWS DIGによると
「今までバナナズの
黄色いユニフォームに4回、
袖を通した」と紹介されました。
ゲストや「名誉バナナ」として
参加を重ねてきたそうです。
もっとも、4回の内訳までは
確認できませんでした。
中継の英語の自動字幕にも、
回数の言及は見つかりませんでした。
本人の動画の説明と
TBS NEWS DIGの記事が
4回と数えている、
というところまでですね。
引退の翌年の「潜入」から3年で、
指名まで届いたことになります。
ずいぶん長い縁に
なってきましたね。
バナナボールって何?バントもマウンド訪問も禁止
TBS NEWS DIGは、
「BBCL(バナナボール・
チャンピオンシップ・リーグ)」を
米国のエンターテインメント野球
リーグと紹介しています。
ふつうの野球とは
ルールがかなり違います。
杉谷さんの生中継の説明欄に、
11か条が載っていました。
点の数ではなく、
毎イニングの勝ち負けで
ポイントを取り合います。
得点の多かったチームが
1ポイントを獲得し、
合計ポイントで勝敗が決まります。
ただし最終回だけは、
1得点ごとに1ポイントが入ります。
試合は最大2時間です。
2時間を過ぎると、
新しいイニングには入りません。
バントは禁止で、
マウンドに集まることもできません。
変わっているのは、
ファンがファウルボールを
捕るとアウトになることです。
打者が一塁へ「盗塁」できる
というルールまであります。
ルールの時点で、
ふつうの野球とは
別物のようですね。
熱スギヤchはどんなチャンネル?始まりは「SUGIYA no YouTube」
チャンネルの作成は
2023年3月8日です。
今確認できる最も古い動画は、
3月17日の
「卒業生へ杉谷拳士からのメッセージ」で、
45秒の短いものでした。
始まりの宣言にあたるのが、
3月27日の
「前進前進前進‼️
杉谷拳士YouTube始めます🔥」です。
説明欄には
「SUGIYA no YouTube本格始動‼️」と
ありました。
当初の名前は
熱スギヤchではなかったんですね。
AppBankは、「no」には
「杉谷 NO」と「杉谷の」の
両方の意味があると紹介しています。
「熱スギヤ」の語が、残っている動画の
題名と説明欄に初めて出てくるのは、
2024年9月23日の新企画
「週刊熱スギヤTIMES」です。
ただ、2025年4月9日の説明欄には
まだ「SUGIYA no YouTube」と
書かれていました。
いつチャンネル名を変えたのかは、
確認できませんでした。
2026年11月1日の時点で、登録者は
42万2,000人、総再生は
約8,695万回、動画は316本でした。
年別の本数は
2023年と2024年が56本ずつで、
2025年は93本です。
2026年は11月1日の時点で
111本と、すでに前の年を
超えていました。
よく見られているのは、
プロ野球の選手が登場する回です。
PR表記のある短い動画を除くと、
本編で最も再生されているのは
2024年2月の中田翔選手との対談で、
2026年11月1日の時点で
約315万回でした。
2025年1月に公開した
ダルビッシュ有選手への直撃も、
同じ日の時点で約153万回です。
中田翔選手の回の題名に
「師弟コンビ」とあるように、
近い間柄の対談が
強みなのでしょうね。
杉谷拳士のプロフィールと通算成績は?
NPBの記録によると、
生年月日は1991年2月4日です。
2026年11月1日の時点で
35歳ですね。
現役時の登録は173cm、78kgで、
右投げ両打ちでした。
東京都練馬区の生まれで、
帝京高から
2008年のドラフト6位で
日本ハムに入りました。
Full-Countは、
入団テストを受けての
入団だったと書いています。
同じ記事によると、父の満さんは
かつて日本フェザー級王者まで
上り詰めたプロボクサーでした。
「拳士」という名前には
理由がある、と紹介されています。
通算成績は14年で777試合、
288安打、16本塁打、
104打点、50盗塁です。
2019年5月23日の楽天戦では、
NPB史上19人目(42度目)となる
左右両打席での本塁打を
記録しました。
2017年には、
豪州のABLのブリスベン・
バンディッツでもプレーしています。
777試合には
この分は入っていません。
引退を表明したのは
2022年10月28日です。
11月5日の東京ドームでの
強化試合では代打で右飛に倒れ、
最後は号泣しました。
涙で終わったことを、
「ダサかった。
笑顔で終わりたかった」と
話しています。
引退後に最初に決めた仕事は、
日刊スポーツによると
「リアル野球BAN」でした。
本人が「引退後、最初に決めた仕事」と
話しています。
結婚は?2017年に発表、2020年に離婚を明かす
結婚は2017年に発表されています。
日刊スポーツによると、
日本ハムが10月24日に、
22日に結婚したと発表しました。
交際2周年の記念日に
婚姻届を出したそうです。
その後、2020年1月に
報道陣の前で「事実です」と、
離婚していたことを明かしました。
日刊スポーツによると、
離婚した時期は
話していません。
このとき本人は、
「僕のやることは野球なので
野球だけに集中して」と
話していました。
その後の再婚についての発表は、
動画の題名や説明欄、
ニュースの見出しを
調べた範囲では確認できませんでした。
今の状況は分からない、
というのが正直なところです。
VIVANTに出ていたって本当?
本当です。ただし、
かなり短い出演でした。
2026年9月6日に放送された
日曜劇場「VIVANT」第17話
(第2シーズン7話)です。
日刊スポーツによると、
人民服をまとった杉谷さんの写真が
一瞬だけ映り、
その時間は約1秒でした。
本人は「撮影時間、約1分。
まさかのワンショット」と
書いています。
映画ナタリーも、
セリフがない役で、
写真の中の1人として
登場したと伝えていました。
約1秒でも検索されるのは、
さすが日曜劇場ですね。
社長としての顔は?バナナズの日本開催へ
杉谷さんは、
株式会社ZENSHIN CONNECTの
代表取締役でもあります。
設立は2023年4月3日で、
スポーツ、地域、海外の
3つの分野を掲げています。
2022年の引退表明の会見で、
起業の意向を示していたと
スポニチが伝えています。
「株式会社杉谷拳士で
いこうかなと思ったんですけど」
という言葉もありました。
バナナズとのつながりは、
仕事の軸にもなっていました。
2026年6月30日のFull-Countで、
バナナズの日本進出を
軸の1つに挙げています。
「私は引退後の2023年から
彼らと深い信頼関係を
築くことができ」たと書いています。
同じ6月には、
「夢の日本開催に向けて!
杉谷拳士、本気で動きます。」
という動画も出しています。
8月の生中継のあとには、
インスタグラムで
「日本開催へ。また一歩、前進」と
書いていました。
今回の発表でも、
「目指すは、いつか日本の皆さんに
最高のエンターテインメントを
届けること!」と続けています。
会社のリリースにも、
「将来的な日本での開催の実現に向けて、
球団と連携しながら取り組んでまいります」と
書かれていました。
選手としての復帰は、
この話の続きにあるのかも
しれませんね。
スポニチが載せた発表の全文には、
こんな一節がありました。
「引退はしました。
でも、挑戦することまで
引退したわけではありません。」


















