
「とある男が授業を
してみた」の
葉一(はいち)さんを
ご存知でしょうか。
小学3年生から
高校3年生までの
授業動画を、14年に
わたって無料で
公開し続けている
教育YouTuberです。
今回は葉一さんの
プロフィールや経歴、
YouTube Data APIで
測り直した登録者数・
動画本数の実測値まで
をまとめました。
葉一のプロフィール!年齢や出身地、本名は?
生まれ:
1985年・福岡県
これは国立国会図書館
サーチの著者標目が
「葉一, 1985-」に
なっていることで
確認できます。
KADOKAWAとZ会の
公式リリースも
「1985年、福岡県
生まれ」で一致して
いますね。
年齢:
本記事執筆時点
(2026年8月)で41歳
誕生日の月日は
公表されていません。
ただ本人が2026年
3月9日公開の動画に
「41歳の葉一も
よろしくお願いします」
と題を付けていました。
8月10日公開の動画も
「喋りながら歩く
41歳の夏。」でしたから、
執筆時点でも41歳
ということになります。
本名:
一次情報では
確認できていません。
国立国会図書館の
著者標目ですら
「葉一」の一語で、
姓と名に
分かれていません。
そのため本記事では
本名には触れず、
「葉一」名義での
活動として
紹介しますね。
福岡生まれ、群馬の高校で出会った恩師
出身地の書き方には
少し注意が要ります。
出版社や企業の公式は
そろって「福岡県
生まれ」としている
のですが、
朝日新聞EduAの
インタビューで本人が
「高校は男子校の
群馬県立館林高校」と
語っているのです。
いつ群馬に移ったのか
を書いた資料には
行き当たりませんで
した。
ですので本記事は
「福岡県生まれ、
高校は群馬県立館林
高校」までに
留めておきます。
同じインタビューで
本人は、高校1年の
数学の先生の板書が
すごくきれいだった
と振り返っています。
その先生に憧れて
教師を目指し、
東京学芸大学を
選んだそうです。
東京学芸大学から、教材の営業職と塾講師を経て
学歴と職歴は
KADOKAWAの公式
プレスリリースが
いちばん詳しいです。
原文は「東京学芸大学
教育学部初等教育
教員養成課程数学選修」
となっています。
学部・課程・選修まで
書いている出所は、
確認した範囲では
この1件だけでしたね。
その後は教材の
営業職、塾講師を経て
独立、という順です。
Z会、フォレスト出版、
アイディアヒューマン
サポートサービスの
公式も、同じ順序で
書いていました。
東京新聞の記事だけは
営業職の1段が
抜けているのですが、
4対1なので本記事は
営業職を含めています。
「塾に通えない子」から始まった3年間
きっかけについては、
教育総合展EDIXの
公式インタビューで
本人が語っています。
塾講師として働いて
いたとき、金銭的な
問題で塾に通えない
子どもが想像以上に
多いことを痛感した、と。
「子どもたちから
直接お金をもらわずに
教育機会を届ける
ことはできないのか」
そう模索する日々が
3年間続いたそうです。
フォレスト出版の
著者紹介にも、
「塾に通えない生徒が、
自宅で塾の授業を
受けられる環境を
つくりたい」とあります。
YouTube「とある男が授業をしてみた」登録者224万人を実測
YouTube Data APIに
よる実測(2026年
8月23日5時19分時点)
では、
登録者数は
224万人
(2,240,000人)
です。
動画本数は
4,698本、
総再生回数は
約8.9億回
(894,057,254回)
でした。
チャンネルの作成日は
2012年6月1日
17時44分(日本時間)
と確認できました。
初投稿はその46分後、
同じ日の18時30分です。
作成日と初投稿日は
本来べつの日付
ですが、この
チャンネルは
同じ日でしたね。
直近の投稿は
2026年8月17日で、
実測時点から
5日前になります。
4,698本を日本時間で数え直すと、ピークは2013年の675本
投稿ペースの推移が、
この人を語るうえで
いちばん面白い数字
かもしれません。
・2012年 342本
(6月開始)
・2013年 675本
(ピーク)
・2014年 412本
・2015年 354本
・2016年 354本
・2017年 351本
・2018年 459本
・2019年 266本
・2020年 321本
・2021年 414本
・2022年 395本
・2023年 141本
・2024年 100本
・2025年 77本
・2026年 37本
(8月22日まで)
2013年は年間675本、
ほぼ2日に3本という
ペースになります。
そこから2023年に
141本へ落ち、いまは
月に4〜8本ほどで
落ち着いています。
ただし14年2か月の
うち、200日以上
投稿が止まった時期は
一度もありません。
本数が減ったことを
「勢いを失った」と
読むのは早いのでは
ないでしょうか。
講演も書籍も企業との
コラボも、2025年から
2026年にかけて
動いていますからね。
再生数の上位10本は、9本が数学・算数だった
4,698本すべての
再生回数を取って、
並べ替えてみました。
1位は2012年12月19日
公開の「【中1 数学】
中1-1 正の数・負の数
①」で、約320万回。
2位は「小6-5 分数の
かけ算①」、3位は
「中3-6 因数分解①」
と続きます。
上位10本のうち9本が
数学・算数で、
残る1本は「歴史-1
人類の出現と進化」
でした。
そして10本すべてが
2012年から2015年
までの投稿です。
題名を見ると、単元の
1回目である「①」が
並んでいますね。
話題性で伸びたので
はなく、教科書の
頭から順に引かれる
資料室として使われて
いるようです。
EDIXで本人が
「教科書丸々1冊を
カバーして作成する」
と語っていた点とも、
きれいに符合します。
一文字4センチ、水平が2ミリずれたら書き直す
MBSの「情熱大陸」は
2020年11月29日、
Vol.1131で葉一さんを
取り上げています。
同番組の公式ページに
残っている紹介文が、
制作の細かさを
伝えていました。
板書はホワイトボード
に手書きで、一文字を
4センチ四方に収める。
問題文の水平が
2ミリでもズレると
書き直す。
授業のライブ感を
重んじるため動画編集
はせず、ミスをすると
一から撮り直し。
途中でカットも
入れないため、終了後
には酸欠状態に
なることもあるそうです。
放送当時の数字は
登録者112万人、
動画約3400本、
総再生3億回でした。
いまの224万人・
4,698本と並べると、
およそ5年9か月ぶんの
伸びが見えてきますね。
「フリーラーニング」— 学校・塾に並ぶ第3の柱
2021年6月18日、
チャンネルに
YouTube Originalsの
紹介動画が
投稿されています。
その概要欄には
「教育系 YouTube
クリエイターの
第一人者」という
紹介がありました。
そして「学校・塾に
並ぶ第 3 の柱として、
誰でも自由に無料で
勉強ができる
フリーラーニング」と。
この言葉が、活動の
輪郭をいちばん短く
言い表しているのでは
ないでしょうか。
EDIXのインタビュー
では、公教育や塾と
敵対しているように
思われることがある、
とも語っていました。
ただ本人はそう感じた
ことはなく、先生方へ
のリスペクトが大きい
そうです。
19ch.tvの無料プリントと、著書累計25万部超
公式サイト「19ch.tv
(塾チャンネル)」
では、動画で使う問題
のプリントが無料で
配布されています。
これは本人の動画
概要欄からも、Z会の
リリースからも
確認できました。
サイトには小・中学校
や高校、放課後児童
クラブでの利用案内も
置かれています。
病気やいじめなどで
学校へ行けない人に
テキストを無償提供
する、という案内も
ありました。
文部科学省と厚生労働
省の相談窓口への
リンクも、サイト内に
常設されていました。
著書も多く、
KADOKAWAの2025年
2月のリリースには
「著書累計発行部数
25万部超」とあります。
半年前の2024年8月の
リリースでは
「累計20万部」
でしたから、半年で
5万部増えた計算です。
2021年の教科書改定に合わせ、再生リストを組み直した
動画概要欄には、
少し変わったお知らせ
が常設されています。
2021年に中学校の
教科書改定があり、
学習する学年が
変わった箇所がある、
という説明です。
それに合わせて動画の
順番を変え、再生
リストを作り直して
いるとのこと。
現在の教科書の順番に
合わせたものと、
以前の順番に合わせた
ものの両方が
用意されています。
4,000本を超える動画
を抱えたまま並べ替え
るのは、かなりの手間
だったのでは
ないでしょうか。
いま何をしているか — 創価大学、Z会、アイディア高等学院
YouTubeの外でも
動きは続いています。
創価大学の公式
ニュース(2026年
7月29日)によると、
7月12日の
オープンキャンパスに
あわせて、特別
イベントが
開かれました。
演題は「遠すぎる目標。
それでも私はこう
戦った」で、約300名
が参加したそうです。
2026年2月24日には、
Z会グループの
株式会社Z会
ソリューションズとの
キャンペーンも
始まっています。
2025年7月には
アイディア高等学院
での特別トークライブ
も告知されました。
前年にも同学院で
特別授業をしていた
ようですね。
ほかの「教える人」と、どこが違うのか
当サイトでは教育系の
YouTuberを何人か
取り上げてきました。
大学レベルの数学・
物理なら
ヨビノリたくみさん、
難関受験なら
河野玄斗さん、
元中学理科教員から
起業した
やんばるゼミさんも
いますね。
葉一さんが違うのは、
難関校でも大学の
内容でもないところ
でしょう。
小3から高3までの
教科書を丸ごと、
無料で置いている
という点です。
ちなみに同じ東京
学芸大学の出身に
東宮たくみさんも
いますが、
こちらは書道家で、
別の方です。
まとめ
今回は葉一さんに
ついてまとめました。
・1985年・福岡県
生まれ。本記事
執筆時点で41歳。
本名は確認できて
いません
・高校は群馬県立
館林高校(本人談)。
東京学芸大学教育
学部初等教育教員
養成課程数学選修
・教材の営業職、
塾講師を経て独立し、
2012年6月に
チャンネルを開設
・登録者224万人、
動画4,698本、
総再生約8.9億回
(2026年8月23日
の実測)
・投稿のピークは
2013年の675本で、
いまは月4〜8本
・再生数上位10本は
9本が数学・算数、
すべて2015年まで
の投稿
14年で4,698本という
数字は、思い立って
届く場所では
ないでしょうね。
いまも週1本ほどの
ペースで、受験の
日程に寄り添った
語りの動画が
並んでいます。


















