
近所の公園に、
子どもたちに折り紙を教える
ボランティアの
「折り紙おじさん」がいました。
ありがたい存在ですが、
教えてくれる作品は
いつも同じだったそうです。
それなら、
子どもたちがもっと喜ぶ作品を
探してみよう。
そう考えたことが、
おりがみ作家カミキィさんの
始まりだったといいます。
いまでは
YouTubeの登録者が20万人を超え、
初めての本は
20万部を超えるまでになりました。
今回は、
出版社の発表や
本人の公式サイトと
YouTubeチャンネルをもとに、
カミキィさんを紹介しますね。
カミキィのプロフィール
名前:カミキィ(Kamikey)
肩書:おりがみ作家
拠点:札幌
YouTube:創作折り紙 カミキィkamikey origami
著書:『カミキィの季節のおりがみ』ほか
本人の公式サイトの自己紹介は、
「札幌在住の折り紙作家」
という一文から始まります。
出版社の著者紹介も
同じく札幌在住としています。
本名や年齢は、
当サイトが確かめた
公式サイトや出版社の発表には
出てきませんでした。
この記事でも、
活動名のカミキィさんで
書いていきますね。
ニット小物から、公園の「折り紙おじさん」へ
公式サイトによると、
カミキィさんは
もともとハンドメイド作家として
ニット小物などを
作って売っていた人です。
日本文芸社が運営するサイト
「つくりら」の
2020年のインタビューでは、
社会人になってから
あみぐるみにはまり、
雑貨店での委託販売も
始めたとあります。
ただ、そのうちに
「これといって個性のない
自分の作品に
徐々に自信が持てなくなって」
いったと話しています。
手づくりから
遠ざかっていたころに
出会ったのが、
冒頭の「折り紙おじさん」でした。
公式サイトにも、
子どもの頃は
折り鶴のような伝承作品しか
作ったことがなく、
子育てを通して
いまの折り紙作品に
触れるようになった、とあります。
初めて自分で
折り方を考えたのは、
知り合いが考えたキャラクターの
「うし」だったそうです。
耳とツノの角を
どう出すか考えるときは
「朝起きてすぐ折る!
くらいの情熱がありました」
と振り返っています。
形にできたときは
「難解パズルを解いて
スッキリしたような感覚」
だったとのこと。
作る楽しさを
取り戻したということでしょうね。
2015年に始めたYouTube
YouTubeチャンネルで
いま見られるいちばん古い動画は、
2015年6月10日の
「ペンギンボックス」です。
折り紙1枚で作る
ペンギンの形の箱で、
説明欄には
「考えてみました」とあります。
はじめのころから、
自分で考えた作品の折り方を
見せるチャンネルだった
ようですね。
チャンネルの説明でも、
扱う作品は
本人が考えたもの、
作者不詳の伝承作品、
作者に許可を得たもの、
の3つだと書いています。
早いうちに広く見られたのが、
2016年7月の
「ねこのしおり」です。
「つくりら」の
インタビューでは
2020年当時いちばん人気の動画として
紹介されていて、
2026年10月2日の時点で
約131万回再生されています。
インタビューによると、
動画1本を作るのに
丸一日くらいかかるそうです。
作品を組み合わせた
リース飾りを用意するだけで
3時間くらい。
折りやすい手順になるよう
何度も折って確かめてから
撮影するといいます。
最初の頃は
音声を付けていませんでしたが、
「声で説明して欲しい」という
コメントが増えて、
音声解説を付けるように
なったそうです。
見る人の声に
こまめに応えてきたことが、
支持につながったのかもしれません。
10万人の記念に折った「プレイボタン」
2019年12月には、
登録者10万人を記念して
折り紙1枚で作る
「YouTubeプレイボタン」の
動画を出しています。
説明欄には
「YouTubeをきっかけに
書籍を出版することができたり、
色々な折り紙のお仕事を
させてもらえるようになったり」
と書かれています。
続けて
「5年前には想像もできなかったような
活動をさせていただいています」
ともあります。
記念の動画まで
折り紙で作ってしまうところが、
カミキィさんらしいですね。
初めての本は20万部を超えた
その「書籍」が、
2018年12月に
日本文芸社から出た
『カミキィの季節のおりがみ』です。
「つくりら」によると、
作品がたまってきて
本を出せたらと
思っていたところに、
編集者から
声がかかったそうです。
初校のゲラを手にしたときは
「出産のとき並みの感動でした!」
と話しています。
日本文芸社の
2025年5月の発表では、
この本は41刷・203,000部
(2025年4月時点)に達し、
令和で最も売れている
手芸書&おりがみ本に
なったとしています。
これは日本文芸社が
CDP CANTERAの調べ
(2019年5月〜2025年3月)
をもとに出した発表です。
シリーズの累計は、
同じ日本文芸社の発表で
2020年10月に15万部、
2025年5月には
41万部を突破したとされています。
2025年4月に出た
日本文芸社のシリーズ5冊目の
『カミキィのおりがみあそび』では、
対象年齢を下げて
工程の少ない作品を
多く載せたそうです。
本人のお気に入りは
「きせかえ」で、
着せ替えしやすいように
頭に体を差し込む設計に
したと書いています。
翔泳社からは
大人向けのおりがみ本も出ています。
翔泳社の発表では、
2025年12月3日に
2冊目となる
『カミキィのモザイク・タイルおりがみ』
を出しました。
この発表は
著書の累計を
「40万部超」としています。
本人のチャンネルの説明では、
日本文芸社のシリーズで
「累計45万部」とありますね。
数え方や時点が
少しずつ違うので、
ここではそれぞれの発表の
数字のまま挙げておきます。
キヤノンの印刷素材や、CMの折り紙も
本のほかにも、
企業の仕事が続いています。
キヤノンが運営する
無料の印刷素材サイト
「Canon Creative Park」には、
「ねこまる」という折り紙が
あります。
アーティストは
カミキィさんと
サタケシュンスケさんで、
「可愛くかんたん折り紙」の
コラボ作品として
紹介されています。
本人によれば、
Google Homeの
CM「クリスマスパーティーにも」篇で、
動画とサンタの作品が
使われたそうです。
このCM自体は
Google Japanの
YouTubeチャンネルで
公開されています。
ただ、そちらの説明文には
カミキィさんの名前は
出てきませんでした。
2024年には、
スターバックスの
ドリップバッグコーヒー
「スターバックス オリガミ」の
WEB CMで、
折り紙作品を監修したと
公式サイトで報告しています。
CMに出てくる緑色のモチーフは、
本に載せている
「四季の星」の春タイプ。
折られていく場面は、
コマ撮りの専門のカメラマンが
撮影したそうです。
旅行のときに
この商品を持って行っていた
というほどなので、
話が来たときの嬉しさは
「格別でした」と書いています。
ほかにも、
恒和プロダクトの
「抗菌おりがみ」の
監修シリーズを
動画の説明欄で紹介しています。
いちばん見られているのは「けん玉」
2026年10月2日に
当サイトが測った数字では、
チャンネル登録者は
23.2万人でした。
いちばん新しい動画は
9月25日の「おばけリース」です。
いちばん見られている動画は、
2023年8月の
「けん玉」で、
同じ日の時点で
約195万回でした。
けん先、皿、玉を
それぞれ折って組み立てる作品で、
2分足らずの動画です。
チャンネル全体では、
数分から十数分の
折り方の解説が中心です。
1分以下の短い動画は、
2022年から2025年でも
年に4本から11本ほどでした。
2025年1月からは、
メンバーシップ「カミコミ」も
始めました(開始時の告知では月390円)。
公式サイトでは、
通常の動画は準備や編集に
数日かかるので、
メンバー向けには
リクエストに応えた作品を
ラフな動画で届けたい、
と説明しています。
視聴回数を気にせず
作りたいものを作れる場を
用意した、ということでしょうね。
作品を使うときのお願い
カミキィさんの作品は、
保育や教育の現場でも
よく使われているようです。
公式サイトの
作品利用のガイドラインでは、
商用でなければ
基本的に連絡は要らず、
図書コーナーや
保育、教育、高齢者施設、
病院での飾りにも
使ってよいとしています。
一方で、
折り方の工程を
画像や動画で
ネットに公開することは
はっきり断っているんですね。
「つくりら」のインタビューでも、
ほかのチャンネルやサイトに
無断で使われて
虚しい気持ちになることがある、
と話していました。
この記事でも、
作品の名前と動画を紹介するだけで、
折り方の手順は
載せていません。
作ってみたい人は、
本人の動画か本で
確かめてみてくださいね。
まとめ
カミキィさんは、
札幌在住の
おりがみ作家です。
ニット小物の
ハンドメイド作家から、
公園の「折り紙おじさん」を
きっかけに
自分で折り紙を考えるようになり、
2015年にYouTubeを始めました。
2018年の初めての本は
日本文芸社の発表で
20万部を超え、
キヤノンの素材サイトや
CMの折り紙にも
仕事が広がっています。
公式サイトでは、
2026年は活動11周年を記念して、
札幌(9月)と
東京(10月末から)の2会場で
個展を開くと告知していました。
「11」は正方形の
たてよこ比の
1:1にちなんだ数字だそうです。
折り紙の人らしい
数え方ですね。


















