
「高橋ダン YouTube やめた」
こう検索して、ここへ来た方も
いるかもしれませんね。
先に答えを書くと、
2026年10月31日の時点で、
動画は止まっていません。
この日の18時にも、
新しい動画が公開されていました。
離れたのはYouTubeではなく、
自分で創業した会社、
PostPrimeの役員のほうです。
チャンネル
「Dan Takahashi (Japanese)」は、
2026年10月31日の時点で
登録者52.4万人、
総再生は約8,055万回、
公開中の動画は1,173本です。
投稿の今の様子と、
開示書類で分かる経過、
そしてウォール街時代からの歩みを、
順番にたどってみます。
YouTubeはやめた?動画の本数は
2026年10月31日に、
チャンネルの動画を
全部数えてみました。
最新の動画は43秒の短いもので、
題名は「市場がナーバスな時の値動き
|テクニカルから見る今後の行方」です。
長い動画も出ていますね。
10月28日の
「3つ巨大な発表 = 中銀、決算、物価」
は13分25秒でした。
ただ、動画の形はずいぶん
変わってきているようです。
180秒以下を短い動画、
それより長いものを長尺として、
当サイトで分けて数えました。
2023年:長尺285本、短い動画8本
2025年:長尺112本、短い動画97本
2026年1〜9月:長尺34本、
短い動画150本
長尺が減って、
短い動画へ重心が移っていますね。
月ごとに見ると、
2026年5月の34本が
6月には11本になり、
7〜9月は月に9〜12本でした。
本人は2026年1月29日の動画で、
自動生成の字幕で読むと、
YouTubeは続けるつもりだが、
頻度は時々下がると思う、
という趣旨を話していました。
5月から6月に減った
直接の理由は、
確認できませんでした。
2026年の動画の説明欄には、
「このチャンネルでは売買を推奨している
わけではありませんので、投資は
自己責任でお願いします」
という定型の一文も並んでいますね。
PostPrimeの役員を退いた経過
PostPrimeは、金融や経済の情報を
扱う同名のSNSを運営する会社です。
会社の沿革によると、
2020年9月に
DKT株式会社として設立され、
2021年9月にPostPrimeを
リリース、
2022年4月に今の社名になりました。
上場したのは2024年6月20日です。
東京証券取引所の資料には、
グロース市場、コード198A、
代表取締役は高橋ダニエル圭さん
とあります。
チャンネルの概要欄(2026年10月31日に確認)で本人は、
「34歳でPostPrime 創業して
リリースから~2.5年で東証IPO達成」
と書いています。
経過が動き出すのは2025年の夏です。
7月11日の開示で、
別の取締役が
CEO代表取締役社長に就くことが示され、
8月27日からその体制になりました。
理由は「特定の人物に依存する経営を
脱却する」ためと書かれています。
本人はこの時点では
代表取締役のままでした。
そして12月16日の取締役会で、
代表取締役から
取締役アドバイザーへ移ることが
決まります。
この日の開示は、
「PostPrimeのクリエイター活動により
一層注力していく」と説明し、
経営全般の監視や助言も担うと
していました。
翌日の臨時報告書にも載っています。
2026年1月14日には、
PostPrimeが
サイブリッジ合同会社と
資本業務提携を結びます。
この日の開示には、
創業者である本人が提携に
「全面的に賛同しております」
とありました。
2026年2月18日の
開示では、
取締役を退く予定が示されました。
予定日は3月25日で、
子会社TakaTradeの取締役も
同時に退くという内容です。
理由と今後については、
こう書かれていました。
「退任理由はいずれも
一身上の都合によるものです。
なお、取締役退任後も、
SNS「PostPrime」において
クリエイター活動を継続していく
予定です。」
そして
2026年8月27日に提出された有価証券報告書には、
「2026年3月に当社取締役を退任」
とあります。
取締役会の出席表の注記では、
3月25日の臨時株主総会の
終結をもっての退任でした。
一身上の都合の中身は、
開示には書かれていません。
ただ、この開示より前の
2026年1月29日に、本人は
「僕の間違い」という動画で
PostPrimeのことを話しています。
説明欄の章の名前は
「ポストプライム退任の理由」でした。
自動生成の字幕で読むと、
前の年の夏に社長を辞めた理由として、
上場のあと経営陣や社員と
考え方が分かれていったこと、
日本の文化の違いを挙げています。
自分のリーダーシップが
足りないと気づいたことを、
投資してきた人たちに謝りたい、
とも話していました。
開示の日付で見ると、
社長の交代は8月で、
本人が代表取締役を離れたのは
12月です。
動画は2月の開示より前のものなので、
取締役を退いた理由を語ったものとは
言えません。
株はどうなった?開示で分かること
株の話が気になって
調べている方もいるでしょうね。
先に整理すると、開示で分かるのは、
株の動きと数字、
それに短い説明までです。
処分した側の詳しい考えまでは
分かりません。
当サイトが読んだ開示で、
本人の名義で確かめられるのは、
次の2つでした。
1つは、上場のときの売出しで、
本人の名義が999,000株
(東京証券取引所の資料・
予定段階の表記)。
もう1つは、2025年12月の
臨時報告書にある所有1,000株です。
同じ売出しには、
DAN TAKAHASHI LLC
という会社の
1,831,000株も含まれていました。
報告書に大きな保有が出てくるのは、
このLLCのほうです。
LLCの説明は、
開示の時期で違っていますね。
2024年6月の報告書:
「発行会社の代表取締役の
資産管理会社」
2025年7月の報告書:
「発行会社の代表取締役の親族の
資産管理会社」
2026年1月の報告書:
「発行会社の取締役の親族の
資産管理会社」
2025年8月28日の会社の開示は、
本人について、「自身の親族の
資産管理会社」であるLLCの
「持分も含め」て、
支配株主に当たると書いています。
12月1日付で当たらなくなったと
知らせた12月2日の開示でも、
LLCと本人が並び、
本人の議決権の欄には
LLCの分が合算されていました。
売り手として開示に載っているのは
LLCなので、当サイトも
LLCの売却として書きます。
ただ、本人と無関係だとも書けません。
LLCの保有割合は、
各報告書の基準日で見ると
次のとおりでした。
2025年7月23日:61.63%
2025年12月5日:31.81%
2026年1月14日:0%
間にあるのが、
2025年10月21日からの
市場内の処分と、
サイブリッジへの譲渡です。
譲渡は市場外の相対で、
2026年1月14日に合意した
2,029,500株(19.80%)でした。
受渡しは1月19〜21日の予定と
開示されていて、
報告書の基準日は
合意の日の1月14日です。
開示に理由や目的が書かれているのは、
確かめた範囲では2か所でした。
1つは、2025年7月23日の報告書にある
50万株の処分です。
会社の開示に、
同じ日付・同じ株数の
立会外分売があり、
目的は「株式の流動性の向上、
株主数の増加、及び
株式の分布状況の改善」
と書かれていました。
もう1つが、この譲渡です。
1月14日の開示は、
LLCが「その資金需要に伴って
本売買契約を締結」したと
説明していました。
どんな資金需要だったのかは
書かれていません。
2025年10月21日からの
市場内の処分については、
LLCの報告書を20本読みましたが、
理由は見当たりませんでした。
本人は1月29日の動画で、
自動生成の字幕で読むと、
次の大株主も会社のために
選んできた、という趣旨を
話しています。
ただ、LLCの売却を
誰がどう決めたのかまでは、
読んだ開示にも字幕にも
見当たりませんでした。
「LLCがなぜ売ったのか」を
知りたかった方には、
少し肩透かしかもしれません。
開示から言えるのは、
ここまでになります。
今のPostPrimeとの関わりは?
会社を去ったのか、というと、
そう単純でもないようです。
先ほどの有価証券報告書には、
次の記載がありました。
「当社グループが運営する
SNS「PostPrime」及び
YouTubeの当社チャンネルにおいては、
高橋ダニエル圭氏が出演者として
重要な役割を果たしております。」
続けて、提出日の時点で
「本書提出日現在において
当社の役員ではありません」
ともあります。
役員ではなく、出演者として
関わっているという形ですね。
ここでいう「当社チャンネル」が
どのチャンネルを指すのかは、
確かめられませんでした。
1月14日の開示には、
譲渡のあとも本人が
「当社の集客・認知向上に努める」
ことに合意したとも書かれています。
2026年10月31日の動画の説明欄にも、
PostPrimeのサブスクの案内が
載っていました。
ちなみに、同じ報告書によると、
PostPrimeは2026年8月1日付で、
AppBank株式会社の
動画サービスの
一部を譲り受け、
マックスむらいさんも
クリエイターとして参画しています。
こちらは高橋さん本人の話では
ありませんが、PostPrimeを
調べると出てくる名前かもしれませんね。
本名は高橋ダニエル圭さん。年齢や出身は?
本名は、東京証券取引所の資料と
臨時報告書に、
この名前で載っています。
活動名:高橋ダン
本名:高橋ダニエル圭
生年月日:1985年7月23日
年齢:41歳
(2026年10月31日時点)
出身:東京生まれ
概要欄では、自分のことを
「東京生まれアメリカ育ちの日米ハーフ」
と紹介しています。
Forbes JAPANの2021年の記事
によると、
アメリカ人の父と日本人の母のもとに
生まれ、2歳でデトロイトへ移り、
最終的にボストンに落ち着いたそうです。
日本語については、
2020年12月のマネー現代の記事が
面白いんです。
ボストン時代は「サボりながらも」
日本語補習校に通っていたと語り、
「つい1年ほど前まで日本語は
全くお粗末なレベルでした」
とも振り返っていました。
今の動画の数を思うと、
少し意外に感じる方も
いるかもしれません。
概要欄にはほかに、
「テレビ東京
レギュラーコメンテーター」や、
「納豆とドラゴンボールが大好き」
といった言葉も並んでいます。
「トランズヒューマニズム」を
人生の最大目標に挙げているのも、
目を引きますね。
12歳のお年玉10万円から、ウォール街へ
投資を始めたのは12歳だそうです。
Forbes JAPANの記事に、
そのきっかけが出てきます。
日本に一時帰国した正月に、
親戚からお年玉を数年分まとめてもらい、
その額は10万円になりました。
そこで父親が言ったのが、
「10万円より、
20万円の方がいいでしょう?」
でした。
複利の話をされたのが始まりだった、
というわけですね。
ただ、最初から
うまくいったわけではないようです。
「大学時代の株投資は、ほとんど損でした」
と本人が振り返っています。
2020年のflierのインタビューの
著者紹介によると、
21歳でコーネル大学を卒業。
Forbes JAPANは、卒業後に
モルガン・スタンレーへ入社し、
26歳でヘッジファンド会社を
共同設立したと書いています。
flierのインタビューで本人が語った
失敗の話が、なかなか強烈ですね。
ヘッジファンドで働いていたとき、
「わずか10分の間に7億円の損失を
出してしまったのです」とのことでした。
原因は、自分の失敗を
すぐに認められなかったことだと
振り返っています。
ファンドの持ち株を売った時期は、
本人の表記で少し割れていますね。
概要欄の日本語は「4年で」、
英語は「~3.5 years」です。
2020年の動画の説明欄と
flierの著者紹介は「30歳」でした。
その後はシンガポールへ移り、
旅をして回ったそうです。
概要欄では62か国、
flierの著者紹介では約60カ国です。
日本への帰国も、
概要欄は2020年、
flierは2019年秋と
分かれていましたね。
動画の始まりと、いちばん見られた回
チャンネルの開設は
2019年11月12日の21時11分で、
最初の動画はその7分後に出ていますね。
本格的に動き出したのは
2020年1月だと、
flierにはあります。
flierによると、
それから3カ月で
登録者は10万人を超えたそうです。
動画を始めた理由については、
「日本人のマネーリテラシーの向上に
貢献したいと考えたためです」
と話していました。
2020年の動画は139本。
いちばん見られている動画も
この年の5月20日の
「投資の始め方」で、
2026年10月31日の時点で
約143万回です。
人物を知るなら、
2020年8月の
「高橋ダンの紹介 + 日常生活」も
約80万回見られています
(2026年10月31日時点)。
説明欄には
「26歳でウォール街ファンド創設、
30歳で売却」のほか、
「テレビ東京コメンテーター」、
「コーネル大学を3年間で卒業」と
並んでいました。
当時は英語のチャンネルも
別に持っていました。
flierでは
「日本人に英語を教えたいと思ったため」
と理由を話しています。
2021年2月の
Forbes JAPANには
9万5000人と出てきますが、
今の状況は確認できませんでした。
本も続けて出していますね。
Forbes JAPANによると
2020年は3冊で、
12月1日にはKADOKAWAから
『僕がウォール街で学んだ勝利の投資術』
が出ました。
概要欄では著書を5冊としています。
お金の話をするYouTuberでは、
両学長の記事もあります。
結婚はしている?妻や子どもは?
結婚については、
本人が動画で話しています。
2023年の動画では、
自動生成の字幕で読むと、
もうすぐ初めて父親になること、
日本人の方と結婚したことを
語っていました。
2024年のライブ配信でも、
字幕には「僕の妻」という言葉が
出てきます。
どちらも数年前の話で、
今の状況まで確かめたものでは
ありません。
お相手の名前や職業は、
当サイトが確かめた範囲では
出てきませんでした。
ご家族のことなので、
ここまでにしておきますね。
最後に1つだけ。
2026年10月31日の時点で、
概要欄の英語の部分には、
「Currently creating
big new company
in stealth mode」とあります。
新しい会社を作っている、
という本人の書き込みですね。
2026年1月29日の動画の終わりでも、
とても強いAIを作りに行こうかな、
という趣旨を話していました
(自動生成の字幕による)。
社名も、本当に
動いている会社なのかも、
確かめられませんでした。
12歳のお年玉から始まった話の続きは、
次にどこへ向かうのでしょうか。





















