
日本の朝ごはんや
お風呂、給食、
小さな町の暮らしを
英語で伝えてきた
YouTubeチャンネルが
「Life Where I'm From」です。
撮っているのは、
カナダ人の
グレッグ・ラム(Greg Lam)さん。
家族の朝ごはんを
撮った1本から始まり、
いまではホームレスや
過疎の町まで扱う
ドキュメンタリーの
チャンネルになりました。
この記事では、
グレッグさんの経歴、
チャンネルの始まり、
動画の作り方の変化、
日光で開いた小さな宿、
そして最近の
更新のペースを
順に紹介します。
登録者数や本数は、
2026年10月30日の
11時49分ごろに
当サイトが測った値です。
Life Where I'm Fromはどんなチャンネル?
本人のYouTubeチャンネルの
説明欄は、
「世界の暮らしを
紹介する動画を作っています。
でも、ほとんどは日本です」
という一文で始まります。
公式サイトの紹介ページには、
チャンネルは2015年に始まり、
作ったのはカナダ人の
グレッグ・ラムさんだと
書かれています。
同じページで、
チャンネル名の由来にも
触れていました。
もともとは
世界のいろいろな国の
暮らしを見せる
つもりだったので
「Life Where I'm From
(私の住むところの暮らし)」
と名付けたそうです。
ただ本人は
「今のところ、
それには失敗しています」
と書いていて、
ほぼ日本だけの
チャンネルになっていますね。
英語圏の視聴者に向けて、
日本では当たり前の
日常を説明するのが
このチャンネルの
芯だといえるでしょう。
グレッグ・ラムさんのプロフィール。年齢や出身は?
2020年3月の
英字誌Tokyo Weekenderの取材で、
グレッグさんは
出身を「カナダの
ウィニペグ」と答えています。
2021年9月に
日本政府観光局(JNTO)の
英語サイトが載せた
インタビューでは、
ウィニペグの平原で育ち、
大人になってから
バンクーバーへ移った、
と話していました。
2024年12月の
英字誌Metropolisの記事によると、
日本に来る前は
バンクーバーで
映像制作の会社を
営んでいたそうです。
年齢は
公表されている生年月日が
見つかりませんでした。
手がかりは、
JNTOのインタビューの
「33歳のときに、
妻と2人の子どもと
東京へ移った」
という本人の言葉です。
一家が日本へ移ったのは
2013年だと、
公式サイトのFAQと
Tokyo Weekenderの取材の
両方で答えています。
ここから逆算すると、
2026年10月時点で
45〜47歳ほどと
考えられます。
誕生日によって
1歳ずれることがあるので、
あくまで目安ですね。
公式サイトのFAQでは
「アメリカ人ですか?」
という質問に
「いいえ、カナダ人です」
と答えています。
両親はガイアナと
ベリーズの出身で、
さらにさかのぼると
父は中国系、
母はスコットランドや
イングランドなどの
ルーツを持つ、
と自分で説明していました。
奥さんは日本人で、
FAQによると
「とてもカメラが苦手」。
グレッグさん自身は
「カメラマン」として、
画面の外にいることが
多いようです。
日本語については
「少しだけ」と答えていて、
JNTOの取材でも
人生でいちばん難しい
勉強だと語っていました。
始まりは家族の朝ごはんの動画
日本へ移ったきっかけについて、
グレッグさんは
JNTOの取材で
こう説明しています。
結婚したときは
カナダと日本で
半分ずつ暮らす
つもりだったものの、
実際にはカナダで
12年を過ごしました。
移る時期を決めた
大きな理由は
2011年の東日本大震災で、
奥さんが家族の近くに
いたいと望んだからだ
そうです。
子どもたちに
両方の国の文化と言葉を
身につけてほしい、
という思いもあった
と話していました。
チャンネルを始めたのは、
兄弟に
日本の映像を送ったところ、
姪たちが日本の
ごく普通の日常に
夢中になったのが
きっかけだったそうです。
最初の動画は、
2015年4月13日に
公開された
「What Japanese Breakfast is Like」。
みそ汁、ご飯と梅干し、
納豆、タコさんウインナー、
卵焼きといった
日本の朝ごはんを
紹介する8分ほどの動画です。
2016年10月の
The Japan Timesの記事で、
グレッグさんは
「妻が朝ごはんを
作り始めたので、
これを撮ってもいい?
と聞いただけ」
と始まりを明かしていました。
当時は小学生だった
娘さんが、
卵焼きの作り方や
納豆の食べ方を
英語で解説しています。
この1本は
2026年10月30日時点で
2,137万回あまり再生され、
チャンネルで
いちばん見られている
動画になっています。
Tokyo Weekenderの取材では、
はじめは遊びのつもりだったのが、
Redditで共有されて
一気に広まった、
とも振り返っていますね。
2015年7月には
ハフポスト日本版も、
日本のお風呂を
英語で紹介する回を
取り上げていました。
同じ記事によると、
グレッグさんが
初めて日本に来たのは
2000年だったそうです。
「変な日本」ではなく、日常を撮る
Metropolisの取材で
グレッグさんは、
日常を中心にしたのは
最初から決めていたこと
だと話しています。
「変な日本」
「奇妙な日本」を
あおる動画が
本当に嫌いだった、
というのが理由です。
移住前に何度も
日本を訪れていたのに、
本当の日本の暮らしを
ほとんど知らなかったと
気づいたことも
語っていました。
始めたころは
子どもや家族の目線で
日常を見せるのが
狙いでした。
ところが視聴者から
もっと込み入った質問が
届くようになり、
ホームレスや給食、
働き方、職人を扱う
短いドキュメンタリーへ
広がっていったそうです。
チャンネルで
再生回数が2番目に多い
「What Owning a Ramen
Restaurant in Japan is Like」
(2016年)や、
3番目の給食の回
(2018年)も、
そうした流れの
動画だといえそうですね。
Metropolisには
「子どもたちが
成長したのと同じように、
チャンネルも成長した」
という言葉もありました。
扱う題材は
日本人のアイデンティティ、
ホームレス、公共交通、
人口減少にまで
広がっています。
動画の長さも
変わってきました。
YouTubeを始めたころは
5分を超えると
長すぎると言われていたのに、
今では60分の
旅の動画も作ったことがある、
と本人は話しています。
以前は何本かに
分けていた内容でも、
今は1本にまとめたほうが
伝わると思えば
迷わずそうするそうで、
その例として挙げたのが
2024年9月に公開した
「What a Small Town
in Japan is Like」です。
説明欄によると、
舞台は人口2,500人の
鳥取県江府町。
45分を超える長さですが、
2026年10月30日時点で
575万回あまり再生されていて、
2024年以降に公開した
動画の中では
いちばん多い数字でした。
Metropolisは、
撮影も編集も
基本的には
グレッグさんが1人で行う
「自己資金の小さな
1人の制作」だと
紹介しています。
本人のPatreonには、
住まいや働き方、
ホームレスのような題材は
調べるのに時間とお金がかかる、
と書かれていました。
最上位の支援者には
日本からの絵はがきを
送っているそうで、
手作りの温かさが
伝わってきますね。
「コメディは苦手なので、
情報や体験を
見やすく分かりやすく
届けることで楽しませたい」
という本人の言葉が、
このチャンネルの作風を
よく表しているのでは
ないでしょうか。
日光に土地を買い、小さな宿を開いた
2024年7月、
グレッグさんは
「How I ended up buying land
in “rural” Japan」
という動画を公開しました。
説明欄には
「栃木県日光市に
土地を持つことになった」
と書かれています。
Metropolisの取材では、
そこに小さな宿を開き、
当面は日光で
宿を営みながら
YouTubeを続ける、
と答えていました。
日光は東京から
電車で2時間ほどで、
撮影は動画づくり全体の
1〜2割の時間にすぎないので、
拠点を移す決断が
しやすかったそうです。
そして2025年10月15日、
3部屋の宿
「Silver Daisy Stay Nikko」の
完成を伝える動画を
公開しました。
説明欄には
「数年前に始めて、
浮き沈みを経て、
ようやく開業できた」
とあります。
2026年に入ってからの
動画の説明欄にも、
宿の案内が
添えられていました。
日本の暮らしを
撮ってきた人が、
自分も日本の
地方の暮らしに
入っていったわけですね。
チャンネルの数字と、最近の更新のペース
2026年10月30日時点で、
チャンネルの登録者数は
183万人、
総再生回数は
3億999万回あまり、
動画は242本でした。
チャンネルの国の設定は
「日本」になっています。
年ごとの公開本数は、
いちばん多かった2017年が
33本で、
2020〜2025年は
年に10〜21本ほどでした。
2025年は10本、
2026年に入ってからは、
7月21日までに
8本が公開されています。
YouTubeで
いちばん新しい動画は、
2026年7月21日
(日本時間)の
「Why Japan Loves Raw Eggs」で、
10月30日の時点で
そこから100日
新しい動画が出ていません。
それまでの20回ぶんの
間隔の中央値は
24.5日だったので、
いつもより長く
空いているのは確かです。
ただ、2025年5月から
10月にかけても
150日の空白があり、
その後は宿の完成の動画で
更新が再開していました。
休止や引退を伝える
告知は、
チャンネルの説明欄にも
公式サイトにも
Patreonの公開ページにも
見当たりませんでした。
最近の動画は
共同制作の人と
撮影や編集を
分け合っている回もあり、
説明欄からは
動画配信サービス
「Nebula」でも
先行して公開していることが
分かります。
Nebula側に
新しい動画が
出ているかどうかは、
当サイトでは
確かめていません。
本編に入れなかった、
あまり編集していない映像は、
サブチャンネルの
「Life Where I'm From X」に
載せていました。
こちらは執筆時点で、
2023年12月の動画が
いちばん新しいものでした。
2015年の朝ごはんの1本から、
日本の当たり前を
英語で説明し続けてきた
チャンネルだと
いえそうですね。


















