
日本での知名度はないと
本人が話しているのに、再生が
10億回を超えている
日本人のYouTuberがいます。
チャンネル名は
「TAKASHii」。
英語で日本を伝える、
タカシさんです。
知名度の話は、
2025年9月の番組での
本人の言葉です。
ところが、一緒に渋谷を
歩いたことのある番組の聞き手は、
毎回外国人が話しかけてくると
驚いていました。
今回は、本人の取材記事と
出演した番組、動画の説明欄と
字幕を調べてみました。
数字は2026年10月31日の
時点で、当サイトがYouTubeの
APIで測った値です。
動画の中身は自動字幕で
確かめていて、番組での発言は
当サイトが要約しています。
TAKASHiiのプロフィール!名前や年齢、出身は?
チャンネルの登録者は
2026年10月31日の時点で
261万人です。
総再生は約10億5,156万回、
動画は900本でした。
概要欄にある紹介は、
メディアが映さない日本を
見せる動画、という1文です。
2025年9月の番組では、
YouTubeが250万、TikTokと
Instagramが100万ずつで
合わせて450万人と話し、
95%以上が外国人だと
説明していました。
名前については、
GLOBIS学び放題の講座に
「高志 竜哉」として
出演していました。
活動名のTAKASHiiは、
この名字から来ているのでは
ないでしょうか。
戸籍の表記まで
確かめたわけではないので、
ここでは講座に出ている
名前として紹介します。
生年月日は
TABI LABOの2022年の記事に
1999年8月26日とあります。
2026年10月31日の時点で
27歳という計算です。
GLOBISの紹介には
愛知県名古屋市の出身で、
明治大学卒とありました。
本人も2023年の
対談で、
名古屋に18年いて、
大学のために
18歳で東京へ出たと
話しています。
「4年生の10月の時点で就活してない」
始まりは、
かなり切羽詰まっていました。
TABI LABOの2023年の取材で
本人はこう話しています。
「僕実は、大学で
就活してなかったんですよ。
4年生の10月の時点で
就活してないって
結構もうやばいじゃないですか(笑)」
卒業する3月までに
収益化すると決めて、
目標は月15万円でした。
1人で生きていける額、
という理由です。
上の対談によると、
当時は良いカメラを買う
お金がなく、iPhoneで
撮っていたそうです。
間に合わなければ
3月からはコンビニで働く、
と考えていたとも
話しています。
半年ほどは
飲みにも遊びにも行かず、
動画のことだけを
考えていたそうです。
実際の卒業は、一度
卒業できなかったために
9月になった、という話も
出てきました。
公開中でいちばん古い動画は、
2021年10月27日の
「What's it like being a
foreigner in Japan?」です。
字幕では渋谷にいると名乗り、
インド、スイス、スウェーデン、
インドから来た4人に
暮らしとビザのことを
聞いていました。
コロナの時期で観光客がおらず、
声をかけた相手は
日本に住んでいる人だった、と
本人が後の番組で
振り返っています。
チャンネルの開設自体は
2016年9月で、この動画まで
5年あまり空いています。
その間の使い道までは
分かりませんでした。
声をかける度胸は訪問販売で覚えた
街で知らない人に
話しかけられるのは、
YouTubeの前にしていた
仕事のおかげだと
本人は話しています。
2025年のUnplugged podcastに
よると、ずっと
営業をしていて、
訪問販売で
ソフトバンクを
売っていたそうです。
それでも、断られることは
登録者が増えても
変わらなかったそうです。
2023年の
別の対談では、
応じてくれるのは
1割から2割くらいと
答えていました。
2025年のUnplugged podcastでは、
相手が日本人だと、
外に1日出て、1本も
撮れない日があると
話しています。
日本での知名度がないので、
フォロワーが増えても
難しさは変わらない。
本人はそれをデメリットだと
話していました。
ただ、知られていないことには
別の意味もありました。
英語でやれば、どれだけ
フォロワーが増えても
日本でのプライバシーが守られる。
これも英語を選んだ理由の
1つだと話していました。
留学なしの英語はどこで覚えたのか
留学をしていないことは、
この人の説明によく出てきます。
GLOBISの紹介は
「留学経験がゼロ」、
The Japan Times Alphaの記事は
2026年1月に、
帰国子女ではなく、海外経験も
限られていたと書いています。
もとは小学生のころから
親の影響で海外ドラマを見て、
『プリズン・ブレイク』に
親しんでいたそうです。
学校の英語の成績は
良かったものの、
大学に入った時点では
周りと同じくらいだった、と
本人は言っています。
大学の専攻は英米文学です。
ただ授業は、日本語で
日本人の先生から教わる形で、
同じ学科の友人は
誰も英語を話せなかったとか。
伸ばしたのは主に
自宅での独学でした。
英語の映画、ポッドキャスト、
YouTubeを見続けたと
話しています。
話す練習は、言っていることが
全部聞き取れるなら
それほど難しくない、という
少し強気な説明もありました。
本人が強みと見ているのは、
流暢さとは別のところです。
TABI LABOの取材では、
「日本語訛りの英語を話す」ことが
ある種の強みだと語っていました。
名古屋の話が出た2023年の
対談では、イギリス人が
日本を撮る動画はあっても、
日本に来たい人へ
日本人が英語で話す動画は
少なかった、という読みです。
おすすめが運んだ最初の波と、短い動画の波
Unplugged podcastによると、
3か月で登録者は
10万人ほどになったそうです。
きっかけは
YouTubeのおすすめで、
1本伸びると、同じ形式の
過去の動画も一緒に
見られるようになったと
説明していました。
当時の再生数は
残っていません。
ただ今の数字を見ると、
14本目の
「What do Japanese Hate
about Japan ?」が
約602万回です。
公開は2021年12月29日で、
始めて2か月ほどなので、
これが火付け役だったのかも
しれません。
本人は例えばの話として
20本目と言っていて、
どの動画かは特定していません。
GLOBISの紹介によると、
2022年11月に
登録者50万人に届いています。
同じ月から、
60秒以下の動画が
混ざりはじめました。
翌2023年の公開は302本で、
これまでの年で最多です。
2022年の86本から
3.5倍に増えました。
900本のうち60秒以下は
605本あります。
再生が1,000万回を超える
18本は、すべて3分以内でした。
最多は2023年9月の
「Half Japanese in Japan」で、
41秒の動画が
約5,833万回です。
3分を超える動画の最多は、
2023年1月の「Things Foreigners
Should NEVER Do」の
約823万回でした。
長い動画の代表作と
短い動画の代表作で、
7倍ほど差があることになります。
「全部1人で」と言っていた人が人を雇うまで
2023年1月のTABI LABOでは、
三脚を持って撮影も1人で、
企画から公開まで全部自分だと
語っていました。
一度編集を頼んだら、
「これ自分でやった方が早いな
と思いました(笑)」とのことです。
2023年10月の対談でも、
編集も撮影も
すべて1人だと答えています。
変わったのは2024年です。
2024年10月の
バンコクの番組では、
最近編集者を雇った、
今年の良い判断の1つだった、
と話していました。
翌年の番組で明かした理由は
実に単純です。
ある年の3月に、編集と撮影が
間に合わなくなり、
動画を出せなくなったそうです。
年は言っていませんが、
公開日を並べると
2024年3月は3分を超える動画が
31日の1本だけでした。
3分以内の動画は18本出ているので、
全部が止まったわけではありません。
長い動画の話だとすれば、
この月かもしれませんね。
はじめは編集の半分を
自分で仕上げ、
割合を徐々に減らしたところ、
再生数は変わらなかったとか。
背中を押したのは、
アメリカのクリエイターの
友人たちだったそうです。
あなたの規模で
編集者を雇っていない人は
アメリカにはいない、と
言われていたと話しています。
2025年9月の時点では、
カメラマン、編集者、
マネージャーがいて、
ただしチームは少ないほど
いい、という考えでした。
説明欄に編集者の
クレジットが載るようになったのは
2026年1月の動画からで、
これまでに20本あります。
再生を気にしなかった広島の回
インタビューの題材は
恋愛のような軽いものから、
日本の差別の話まで幅があります。
2023年10月の対談で、
お気に入りとして挙げたのが
2023年8月6日に公開した
広島の回です。
当時90歳の語り部の女性に、
1945年8月6日のことを
聞いています。
本人によると、
再生を気にしなかった
数少ない動画でした。
被爆した方の動画は
日本語のものばかりで、
海外に届く自分が
作るべきだと
思ったそうです。
アメリカの視聴者が多いので、
どう感じたかではなく、
何が起きたかだけを
聞いた、とも話していました。
ちなみに、何度も
撮っているのが
「日本人は何のアニメを
見ているか」の回です。
最初は8本目の動画で、
2026年10月20日にも
新しい回が出ています。
ところが2023年の対談では、
本人はアニメを見ないので
話が続かない、と
言っていました。
2025年の番組では、
ただのインタビューは
伸びなくなってきた、と
語っています。
英語の日本情報が
あふれたからで、最近は
ドキュメンタリーの形が
多いとのことでした。
題名が「Inside」で始まる動画は、
2024年10月の
東京の車の集まりの回から
目立つようになります。
約561万回見られた回です。
同じ街頭インタビューの
チャンネルとしては、
Ask Japaneseの記事も
あわせてどうぞ。
年収は?スポンサーと自分の商品
年収は
確認できませんでした。
ただ、2025年9月の番組では
収入の中身を
かなり具体的に話しています。
柱はYouTubeの広告、
長い動画と短い動画の
スポンサー、自分の商品の
4つでした。
スポンサーは海外の
観光関連が中心とのことでした。
大きいものでは、
長期の契約で
1,000万円を超えるそうです。
一方でオンラインカジノの
依頼は絶対に受けない、
と言い切っていました。
自分の商品の1つが、
日本のガイドブックです。
東京、京都、大阪の3冊があり、
各39ドルで出ています。
もう1つが、
日本語の入門講座で、
4時間以上の動画と
200ページ超の教材を
198ドルで販売していました。
どちらも2026年10月31日の
表示です。
同じ日の概要欄の連絡先には
タレント事務所Miponの
ドメインが使われていました。
ただ、所属しているのかどうかは
確認できませんでした。
海外に住みたかった人が語った、日本を出ない理由
2022年のTABI LABOで、
2025年にどうなっていたいかを
聞かれた答えは
「海外に住んでみたい!」でした。
2023年10月の対談でも、
いつかは海外に住みたいが
今でなくていい、と答えています。
では2025年はどうだったのか。
Unplugged podcastで
本人が答えていました。
26年間ずっと日本に住み、
海外には30か国か40か国
行ったそうです。
仕事は工夫すれば
海外でもできるのに
日本を出ないのは、
日本人だからではなく、
外から見てもいい国だから、
という理由でした。
挙げたのは、安全なこと、
ご飯がおいしいこと、
便利なこと、清潔なこと、
それに人が最低限やさしいことの
5つです。
もちろん、ずっと日本に
いるかどうかは分かりません。
これは2025年9月の
公開時点の話です。
同じ番組では、
自分の役目についても
語っていました。
日本に来る人が増えるなかで、
地元の人との摩擦を
できるだけ減らしたい。
そのために、日本人ではなく
日本に来る側へ発信している、
という話です。
日本で知られていなくても
英語で続けてきたのは、
話しかけている相手が
最初からそちらだから
なのでしょうね。

















