
寝台特急で酔ってしまい、
青春18きっぷで
1日の最長距離を移動し、
バースデイきっぷで
3日かけて
四国を一周する。
鉄道 YouTuber の
しおねるさんの動画には、
そんな回が並んでいます。
チャンネルの概要欄は
「鉄道をメインに旅してます!」
の1行だけです
(2026年11月7日時点)。
東洋経済オンラインは、
しおねるさんの動画づくりの特徴を
「鉄道マニアではない視点」
と書きました。
この記事では、
公開されている動画の
題名と説明欄、
鉄道ホビダス、
東洋経済オンライン、
鉄道チャンネルのインタビュー、
Real Sound の記事から、
しおねるさんが
どんな列車に乗り、
どんなきっぷで
旅を組んできたのかを
たどってみます。
登録者数や再生回数は、
2026年11月7日
午後2時15分ごろに
当サイトが測った値です。
動画そのものは視聴しておらず、
題名と説明欄、
YouTube の公開データ、
記事の記述をもとにしています。
しおねるの数字(2026年11月7日時点)
しおねるは、
2020年12月21日に
開設されたチャンネルです。
2026年11月7日時点の登録者は
20.1万人、
総再生回数は
約2,354万回でした。
同じ時点で、
YouTube が示す動画の数は
297本です。
ただし、
その時点で
誰でも見られる公開の動画は
133本で、
残りの164本は
メンバーシップ向けの
動画の一覧に入っていました。
説明欄によると、
メンバーシップでは
週1回のライブ配信や
旅先からの配信、
限定の動画などを
届けているそうです。
登録者の数は、
記事によって
時点が違います。
Real Sound ブックは
「2025年7月現在
約12万人」、
鉄道チャンネルは
2025年10月の記事で
13万人、
Real Sound テックは
2026年6月の記事で
16.4万人と書いていました。
1年あまりで
8万人ほど
増えた計算になります。
女優を目指した人が、車窓の時間に出会うまで
鉄道に乗るようになった経緯は、
インタビューごとに
語られ方が少し違います。
ここでは
1つの年表にまとめず、
記事ごとに紹介します。
2024年6月の
鉄道ホビダス(ネコ・パブリッシング)のインタビューで、
しおねるさんは
こう答えています。
「私は幼い頃から
女優になりたかったのですが、
現実は厳しく
なかなか思うような結果を
残すことができませんでした。
大学進学を決意し、
目標の大学に進学したものの、
悩みが尽きず…。
一人で考える時間が欲しくて
鉄道に乗って
遠出するようになりました」
そのうち、
車窓の違いや
いろいろな車両との出会いが面白くて、
次第に鉄道に
惹かれていったそうです。
2025年10月の
鉄道チャンネルの記事は、
地の文で
「女優やアイドルを目指していた」
「大学卒業後は経理の仕事に就く」
と紹介しています。
本人の言葉としては、
「ただ車窓を
ぼんやり眺める時間は、
心を落ち着かせ、
自分と向き合うための
貴重なひとときでした」
と語っていました。
2025年12月の
東洋経済オンライン(小椋將史さんの記事)は、
もう少し前の記憶から
書き起こしています。
幼い頃、
鉄道好きの祖父に連れられて
歩道橋から電車を眺めたこと。
大阪の祖父母の家へ行くときに乗った
阪急電車の
マルーン色の車両や
ふかふかの座席に
心惹かれたこと。
高校時代の
片道1時間の電車通学も
苦にならず、
「電車に揺られながら
スマホを見たり、
本を読んだり、
時には眠ったりするのが
楽しかった」
と振り返っています。
同じ記事は、
最初に YouTube に投稿したのは
「踊ってみた」の動画で、
2020年12月、
アイドルとしての活動に挫折し、
女優の夢も諦めた直後だった、
と書いていました。
チャンネルで
いちばん古い公開動画も、
2020年12月25日の
「【踊ってみた】45秒で何ができる?」
です。
大学のころなのか、
働き始めてからなのか、
細かな順番は
記事によって違って見えます。
ただ、
悩んでいた時期に、
一人で鉄道に乗る時間を
求めていた、
という点は、
鉄道ホビダスと
鉄道チャンネルの記事で
共通しているようですね。
2年あまりの空白と、「もっと頑張ってみたら」
公開されている動画で
最初の鉄道の回は、
2021年1月15日の
「【女子鉄道旅】踊り子乗り比べてみた!」
でした。
ところが、
公開されている動画を並べると、
2021年2月の次は
2023年7月まで
間が空いています。
東洋経済オンラインによると、
投稿は趣味の延長にとどまり、
「やがて2年以上も
動画を投稿しなくなってしまった」
そうです。
背中を押したのは、
周りの人の一言でした。
東洋経済オンラインでは、
動画編集のアルバイト先
(後の就職先)の仲間が
「せっかく見てくれる人がいるなら
もっと頑張ってみたら」
と声をかけたとされています。
鉄道チャンネルの記事では、
同じような言葉を
友人の一言として紹介していました。
公開動画の数は、
2024年に入って
1月1本、
2月3本、
3月7本と
増えていきます。
Real Sound ブックの著者紹介も、
「2024年2月ごろから
本格的に鉄道動画のアップを開始」
と書いていました。
東洋経済オンラインによれば、
仕事の前後や休日に
撮影と編集を重ね、
半年ほど悩んだ末に
YouTuber として
生きていく決心をしたそうです。
好きな鉄道会社は阪急、気に入った列車は「京とれいん雅洛」
鉄道ホビダスのインタビューは、
好きな会社や車両を
一問一答で聞いています。
いちばん好きな鉄道会社は
阪急電鉄。
「車両だけじゃなくて、
梅田駅の黒い石畳の
かっこいいホームにも
心惹かれましたし、
パタパタを初めて見たのも
阪急です」
いちばん気に入った列車には、
「京とれいん雅洛」を
挙げていました。
畳や障子、
日本の庭がある内装に
ときめいたうえに、
「追加料金も不要という
太っ腹さに、
頭が上がりません」
とのことです。
東洋経済オンラインでは、
好きな列車を
「観光列車と特急列車」
と答えています。
特急は
スピード感とフォルムの美しさ、
観光列車は
非日常の体験に
惹かれるそうです。
公開動画133本の題名を数えると、
「特急」が入ったものは20本、
「新幹線」は11本ありました
(2026年11月7日時点)。
旅の組み方については、
鉄道ホビダスで
こう話しています。
「一日の行程の中で、
完璧にスケジュールを決めず、
大体の時間で
組むようにしています」
決めすぎると
焦って楽しめなくなるので、
時間がなくなったら
その時はその時、
という考え方だそうです。
きっぷの名前を、題名に掲げる
しおねるさんの動画で
目立つのが、
きっぷの名前を
題名に入れた回です。
題名に「キュンパス」を掲げた
公開動画は、
2024年3月から
2026年5月までに
5本ありました。
2025年3月の
「【81%引き】日帰り東北6県グルメ旅!」
の説明欄には、
「今年もキュンパスで
お得に旅してきました!」
「東北6県を1日で回ったのは
初めてです」
とあります。
2026年5月には、
同じキュンパスで
「東北新幹線、全23駅降りてみた!」
という回も出していました。
説明欄によると、
約10分ずつ乗って
新青森駅まで行き、
「なんだか都内日帰り旅くらいに
感じました」
とのことです。
2025年3月の
キュンパスの回では、
ストーブ列車と
秋田内陸線にも乗っています。
秋田内陸縦貫鉄道といえば、
当サイトで紹介した
スーツさんが
観光列車のアドバイザーに
就任した路線でもありますね。
2024年9月には、
初めての青春18きっぷで
東京から新山口まで、
1日でどこまで行けるかを
試しています。
説明欄には
「残り4回分は
家族と旅に出てきました」
とも書かれていました。
この回は
2026年11月7日時点で
約68万回再生されています。
2026年11月7日時点で、
公開動画のうち
いちばん再生されているのは、
2026年8月19日の
「乗り放題きっぷで四国一周!
お得に旅する3日間
【バースデイきっぷ】」で、
約88万回でした。
説明欄によると、
前からやってみたかった四国一周を、
誕生日に合わせて
バースデイきっぷで
回ったそうです。
11月7日時点で
公開動画の最新の回も、
2026年11月1日の
「【JR乗り放題7,850円】
絶景とグルメを満喫する
東京→新潟1泊2日旅!」
でした。
説明欄には
「青春18きっぷよりもお得な
秋の乗り放題パスで
1泊2日旅!」
とあります。
行き先より先に、
どのきっぷで行くかが
題名に来ている。
そこから旅を組み立てるのが、
このチャンネルの
ひとつの型と言えそうです。
なお、
鉄道以外の乗り物の回もあります。
題名に「夜行バス」が入った回は3本、
「フェリー」は4本で、
夜行バスの回は
40万〜50万回台の再生を
集めていました
(2026年11月7日時点)。
長距離の移動そのものを
楽しむ動画は、
西園寺さんのチャンネルとも
通じるところがありそうですね。
寝台特急で酔った日と、開業の日の徹夜
再生回数の上位には、
寝台特急の回もあります。
2024年2月の
「サンライズ出雲に初乗車!
憧れの寝台列車のはずが...」
です。
鉄道ホビダスで
いちばん印象に残った
エピソードを聞かれ、
しおねるさんは
この旅を挙げていました。
「サンライズ出雲で
酔ってしまったことです…。
普段は乗り物酔いを
全くしないタイプなので、
対策を何もせずに乗車したのですが、
乗車1時間ほどで
見事に酔ってしまい…」
「絶対にリベンジしたいです!」
とも話しています。
東洋経済オンラインは、
2025年12月の時点で
この動画が
54万回再生されていると書いていました。
当サイトが
2026年11月7日に測ると、
約73万回でした。
列車の出来事を
追いかける回もあります。
東洋経済オンラインが
印象的なエピソードとして
紹介しているのが、
2025年8月の
広島電鉄「駅前大橋ルート」の開業です。
開業前日は、
廃止される旧ルートや
最終列車の後の
信号設備の撤去作業を
午前1時過ぎまで撮影。
朝5時半からの
開業セレモニーに
間に合うように現場へ戻り、
「日付が変わる直前に
動画を公開した」
そうです。
実際、
「新たな広島駅ついに開業!
駅前大橋ルートに乗ってきた
【広島電鉄】」は、
2025年8月3日の
午後11時11分に
公開されていました。
2026年6月には
京都鉄道博物館を訪ねています。
Real Sound テック(向原康太さんの記事)は、
0系新幹線の運転台で
「この先に広がる線路のことを
考えると、
めちゃくちゃロマンがありますね……!」
と話す場面を紹介していました。
同じ記事は、
駅からのアクセスや
路線の特徴の解説を入れるのが
「さすがだ」とも書いています。
「鉄道マニアではない視点」と、本・冠番組
東洋経済オンラインは、
しおねるさんの動画づくりを
こうまとめています。
「専門的な解説よりも、
旅好きや鉄道好きの人の
両方が楽しめ、
初めて見る人でも
同じ旅を体験できるよう
工夫している」
本人も、
「視聴者さんからの
コメントで学ぶことも多く、
教えていただいた情報が
動画のテーマになることもある」
と話しています。
鉄道ホビダスでも
「私もまだ鉄道旅を
始めたばかりで
あまり詳しくなく」
と答えていて、
自称は「鉄オタ見習い」
(Real Sound テック)。
詳しくないことを
隠さずに乗る、
という立ち位置は、
2024年から
変わっていないようです。
活動は
YouTube の外にも広がっています。
2025年8月には、
初めての著書
『旅系YouTuberしおねるの鉄道探訪記』が
イカロス出版から出ました。
Real Sound ブックによると、
女優を目指していた過去や挫折、
印象に残った鉄道旅を
自分の言葉で書き下ろし、
雑誌『旅と鉄道』増刊号の記事も
再掲載しているそうです。
東洋経済オンラインは、
発売前に重版が決まったと
書いていました。
2025年12月の
東洋経済オンラインによると、
CS放送の鉄道チャンネル
(スカパー! 546ch)で
冠番組
「しおねるの鉄道幸せ美食旅」
も担当していました。
現在も放送しているかどうかは、
当サイトでは確認できませんでした。
番組の紹介文は、
地域の列車を
フリー切符で
乗り降りする旅番組だ、
としていました。
なお、
この記事で引いた
鉄道チャンネルのインタビューは、
その番組の放送元が
行ったものです。
インタビューの当時、
しおねるさんと
仕事の関係があった媒体の記事だ、
という点は
差し引いて読む必要があります。
今後の目標を聞かれて、
鉄道チャンネルでは
「全国の私鉄も含めて、
全区間乗車してみたいです」、
東洋経済オンラインでは
「鉄道会社のアンバサダー」
と答えていました。
次はどのきっぷで、
どの路線に乗るのか。
題名に並ぶきっぷの名前を
追いかけていくと、
しおねるさんの旅の続きが
見えてきそうですね。



















