
両手の指で弦をたたくように
弾くギターの短い動画を、
SNSで見かけたことが
ある方もいるのではないでしょうか。
その弾き手が、
日本のギタリストの
Ichika Nito
(イチカ・ニト)です。
今回は、本人のYouTubeの
概要欄と、2026年10月31日に
公開中だった全707本の題名、
Ibanezの公式ページ、
海外のギター誌の記事を
調べてみました。
数字は2026年10月31日に
当サイトがYouTubeの
APIで測った値です。
Ichika Nitoのプロフィール!
YouTubeの概要欄は、
「i play guitar」の
1行だけです。
あとはSpotifyや
Instagram、Xへのリンクが
並んでいるだけで、
自己紹介らしい文章は
ありません。
かなり潔い書き方ですが、
動画を見てほしい、という
ことなのかもしれません。
プロフィールの手がかりは、
インタビュー記事の側に
あります。
NiEWの2026年3月の記事
(PRの表示がある対談記事)は、
1994年に大阪で生まれ、
大学に在学中に演奏動画の
投稿を始めた人として
紹介しています。
同じ記事によると、
最初に弾いた楽器は
ギターではなくピアノでした。
チャンネルの開設は
2018年11月10日です。
2026年10月31日の時点で、
登録者は277万人、
総再生は5億2,591万回ほど、
動画は707本でした。
本名と結婚については、
当サイトが確かめた範囲では、
本人の発信にも記事にも
見当たりませんでした。
最初の日に出た30秒の「i miss you」
チャンネルの開設は
2018年11月ですが、
全件を古い順に並べると、
いちばん古い公開動画は
2019年1月27日のものです。
開設から2か月あまり、
何を出すかを
温めていたのかもしれません。
その日の13時58分に
23秒の「Exotic」、
14時15分に30秒の
「i miss you」が出ています。
この「i miss you」は
2026年10月31日の時点で
1,194万回再生されていて、
チャンネルで3番目に
見られている動画でした。
THE FIRST TIMESの記事
(2026年2月)は、
この曲を「現時点での代表曲」と呼び、
海外のライブでは
観客がメロディを合唱する
とまで書いています。
題名に「i miss you」と
入った動画は
2026年10月31日の時点で9本あり、
弾き方を解説する回も
出していました。
最初の日に出した30秒が、
そのまま7年以上
看板になっているわけです。
1分前後の動画とオーディションの回
動画の尺を数えてみると、
2026年10月31日の時点で
公開中の707本のうち
420本が60秒以下でした。
尺の中央値は47秒で、
10分を超える動画は
12本しかありません。
題名もほとんどが英語で、
日本語の入った題名は
707本中13本だけでした。
日本の視聴者からすると、
少し意外に感じるかもしれません。
再生の1位は、
2023年1月の
「When Metallica only
gives you 60 seconds
to audition」です。
「メタリカに60秒だけ
オーディションの時間を
もらえたら」という設定の
69秒の動画で、
2026年10月31日の時点で
2,426万回再生されていました。
同じ型の「バンドに30秒だけ
もらえたら」「5秒だけ
もらえたら」という回も、
再生の上位20本に入っています。
2位は2021年3月の
「I Play 14 String
Guitar」で、
同じ日に1,927万回でした。
言葉がなくても
1分で伝わる作りなので、
国を問わず
見られているのでしょう。
NiEWや
THE FIRST TIMESは、
2026年の記事で、
SNSのフォロワーの
およそ7割が海外だと
紹介しています。
視聴者の地域は当サイトでは
測れませんが、
題名の付け方を見るかぎり、
最初から海外を向いて
作っているようです。
Ibanezのシグネチャー
2021年には、
ギターブランドのIbanezから
本人のシグネチャーモデル
「ICHI10」が出ました。
Ibanezの日本の公式サイトの
ニュースは、本人を
「その研ぎ澄まされた感性と
独創的なスタイルとトーンで
世界から常に注目され続けている
ギタリストIchika。」
と紹介しています。
ヘッドのない
「Qシリーズ」の1本で、
Guitar Worldの記事
(2021年6月30日)は、
Ibanezが初めて出す
ヘッドレスのシリーズの
目玉として報じました。
同じ記事は、本人を
「Ibanez初の日本人の
シグネチャー・アーティスト」
とも書いています。
THE FIRST TIMESも
「日本人としては初めての
シグネチャーモデル」と
紹介していますが、
当サイトはIbanezの公式ページで
この言い方を見つけられませんでした。
本人のチャンネルでは、
2021年7月1日に
このギターで弾いた
「Awakening」の動画を
出しています。
2026年10月31日の時点で
577万回再生で、
説明欄にはIbanezの
製品ページへのリンクが
貼られていました。
Ibanezのアーティストページには、
2026年10月31日に見た時点で
「ICHI10」のほかに
「ICHI00」など
本人の名前の付いたモデルが
並んでいます。
1本で終わらず
増えているところを見ると、
メーカーとの付き合いも
かなり長くなっているのでしょう。
当て振りの指摘と一発撮り
「Ichika Nito」と検索すると、
英語で「fake」という言葉が
出てくることがあります。
先に結論を書くと、
Guitar Worldは、
一発撮りの映像で
本人が弾けることは
示された、と見ています。
Guitar Worldの記事
(2026年2月12日)によると、
海外のYouTubeチャンネルが、
2019年の「i miss you」の
動画を分析して当て振りだと
指摘する動画を出していました。
同じころ、本人は
『THE FIRST TAKE』の企画
『HIGHLIGHT』に出て、
「i miss you」を
編集なしの一発撮りで
弾いています。
Guitar Worldは、この映像が
SNSに出しているものを
本人が弾けることを示した、
と書いています。
あわせて、先に演奏を録音し、
撮影ではそれに合わせて
弾く動画の作り方は
ミュージックビデオと
変わらない、とも
説明していました。
本人がこの指摘に
直接答えたのかどうかは、
当サイトでは
確認できませんでした。
初のフルアルバムとバンド
2026年1月30日には、
初のフルアルバム
『The Moon's Elbow』が
出ています。
再生の上位3本は、
2026年10月31日に見た時点で、
どれも説明欄の冒頭が
このアルバムの告知で、
曲目の11曲が並んでいました。
古い人気動画を、
そのまま新作の入り口に
使っているようです。
表題曲のミュージックビデオは
2026年1月31日に出ていて、
ギタリストのMarcinが
参加しています。
ソロのほかにも、
Ibanezのアーティストページは
本人のグループとして
「Dios」と「ichikoro」を
挙げています。
THE FIRST TIMESによると、
ichikoroは川谷絵音さんらと、
Diosはたなかさんと
ササノマリイさんとの
グループです。
概要欄の1行どおり、
どこに出てもギターを弾く人、
ということなのでしょう。
気になった方は、
まず30秒の「i miss you」から
見てみてください。











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