
「なんか、久しぶりやなあ」
2017年3月30日、
東京・ルミネtheよしもとの舞台で、
石田明さんは
相方の横に並んで
そう言ったそうです。
隣にいたのは、
前の年の12月の事故以来、
初めて石田さんと
舞台に立った
井上裕介さんでした。
お笑いコンビ
NON STYLEの
YouTubeチャンネルで、
いま最も再生されているのは、
このときの漫才だと
概要欄に書かれた動画です。
2008年のM-1グランプリ王者が、
毎週金曜日に
新作漫才を出し続けている
「NON STYLEチャンネル」。
吉本興業の公式プロフィールや
当時の報道、
チャンネルの動画から
たどってみますね。
NON STYLEのプロフィール
コンビ名:NON STYLE(ノンスタイル)
メンバー:石田明(いしだ あきら)、井上裕介(いのうえ ゆうすけ)
結成:2000年5月
所属:吉本興業
石田明:1980年2月20日生まれ・大阪府大阪市出身
井上裕介:1980年3月1日生まれ・大阪府大阪市出身
YouTube:NON STYLEチャンネル
チャンネル開設:2015年9月
登録者:85.4万人
動画:405本
測定日:2026年10月5日
生年月日と出身地は、
吉本興業の公式プロフィールに
載っているものです。
2026年10月時点で、
2人とも46歳ということになります。
同じ年の早生まれで、
誕生日は10日ほどしか
離れていないんですね。
公式ファンクラブ「いまさらファンクラブ」の
紹介では、
石田さんが
「ボケ(稀にツッコミ)と
ネタ作りを担当」、
井上さんが
「ツッコミ(生きざまがボケ)担当」
とされています。
コンビ結成の日付は、
同じページに
2000年5月14日と
書かれていました。
中学の同級生から、M-1王者へ
ほぼ日刊イトイ新聞に載った
石田さんと糸井重里さんの対談の
プロフィールによると、
2人は中学時代に出会っています。
神戸・三宮での
ストリート漫才で人気を集め、
baseよしもとの
オーディションに合格して
プロになったそうです。
吉本興業のプロフィールには、
2006年の
NHK新人演芸大賞の
演芸部門大賞、
2007年の
爆笑オンエアバトルの
チャンピオン大会優勝が
並んでいます。
そして2008年、
M-1グランプリで
優勝しました。
吉本の受賞歴では
「オートバックスM-1グランプリ2008」
(第8回)優勝と
記されています。
路上で漫才をしていた2人が、
8年あまりで
漫才日本一になったわけですね。
石田さんは
2026年9月の記者会見でも
「僕は元々ストリート上がり、
道ばたで漫才するのが得意」
と話していたと、
日刊スポーツが
伝えています。
毎週金曜日の「新作漫才」
チャンネルの概要欄は、
こう始まります。
「NON STYLEの公式ユーチューブです。
毎週、金曜日に新作漫才配信中。」
当サイトが
2026年10月5日に
直近60本の公開時刻を
調べたところ、
60本中52本が
金曜日の夜でした。
いちばん新しい8本は、
すべて金曜の19時に
公開されています。
1本の長さは、
直近60本の真ん中の値で
約11分です。
「ホラー」の回の概要欄には
「アフタートーク」の語もあり、
ネタのあとの2人の話まで
入っている回もあるようです。
題名にもその色が出ていて、
全405本のうち
215本の題名に
「ネタ」の語が入っていました。
投稿の数を年ごとに並べると、
2019年までは
多い年でも12本でした。
それが2020年に
59本に増え、
2025年まで毎年
50本を超えています。
2026年も10月5日までに
46本が出ていました。
週1本の更新が
定着したのは
このころと
いえそうです。
2020年3月には、
井上さんの復帰後に回ったツアーの漫才を
「漫才行脚」として
出し始めています。
その1本目の概要欄には
「唯一DVD化されてないツアー」
と書かれていました。
いちばん見られているのは「復帰漫才」
当サイトが
2026年10月5日に
全405本の再生回数を
並べ直したところ、
1位は2017年5月に公開された
「ノンスタイル復帰漫才」で、
約1,271万回でした。
概要欄には
「3月30日に井上が復帰した時の漫才です。
お客さんがウェルカムなのが謎です。」
とあります。
ここで少し、
その前に何があったのかを
報道からたどっておきます。
J-CASTニュースによると、
井上さんは
2016年12月11日の深夜、
東京都内で運転中に
タクシーと接触する事故を起こし、
そのまま走り去りました。
タクシーの運転手は、
首に2週間のけがを
負ったと報じられています。
井上さんは
芸能活動を自粛し、
2017年2月1日に
道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで
書類送検されました。
そして3月6日、
東京地検は
不起訴(起訴猶予)処分としています。
運転手とは示談が成立していた、
と同じ記事は伝えていました。
翌日の会見を伝えた
モデルプレスによると、
井上さんは運転手から
「早く劇場やテレビで
漫才している姿を
私にみせてください」
という言葉をもらったと
話しています。
同じ会見では、
石田さんから
「井上の人生も
自分の人生の一部」
と言ってもらった、
とも明かしていました。
井上さんがいない間、
石田さんは1人で
舞台に立っていたそうです。
チャンネルには
2017年5月に、
「井上がいない時にやっていたピンネタ」
と書かれたコントや、
初恋タローと組んだ
漫才が続けて上がっています。
ピンネタのコントの題名は
「謝罪会見」でした。
こちらも約850万回と、
チャンネル3位の
再生回数になっています。
復帰の舞台を報じた
お笑いナタリーによると、
3月30日は
「ノンスタ石田with初恋タローの
ゴリゴリネタライブ」の日で、
井上さんの登場は
伏せられていました。
石田さんは
「なんかあったん?
っていうか、
なんかあたったん?」と
しつこく聞いて
笑いを取っています。
漫才に入ろうとする井上さんには
「なに? 免許の再発行?」
と返したそうです。
最後に井上さんは
「1つひとつお返ししていけるよう
がんばっていきます」
と話していました。
相方の事故を、
本人の横で
真っ先にネタにする。
いかにも漫才師らしい
迎え方だったのでしょうね。
ただ、チャンネルの
「復帰漫才」の動画が、
この日の舞台そのものの
映像なのかどうかは、
当サイトでは
本編を見ておらず、
確かめられていません。
概要欄の日付が
一致している、
というところまでです。
2008年の優勝ネタを、12年ぶりに
2020年12月には、
M-1の優勝にまつわる
2本の動画が出ています。
12月4日の
「M-1 2008のネタを
12年ぶりにやってみた
「人命救助」」と、
12月11日の
「2008年M-1優勝ネタ
「ホラー」」です。
「ホラー」の概要欄には、
こんな一文があります。
「2008年12月21日に優勝し、
2016年12月11日に
井上がとある事情で
謹慎処分に。
その12月11日に
この動画をあげることになるとは!!!」
優勝ネタの回が
事故と同じ日付になったことを、
自分たちで書いてしまう。
過去を
笑いに変えてしまうのが、
このコンビの
スタンスなのかもしれません。
再生回数の2位は、
2021年2月の
「芸歴20年で最高傑作のネタ
「旅館巡り」」で、
約995万回です。
概要欄には
「石田曰く最高傑作。
井上曰くまじで意味わからん。」
とあり、
「今まで作った漫才で
最も長いネタ」とも
書かれています。
動画の長さは20分43秒です。
2人の評価が
正反対なのが、
そのまま見どころに
なっているわけですね。
審査員、講師、そして2人それぞれのチャンネル
ほぼ日の対談のプロフィールによると、
石田さんは
2015年と2024年に
M-1グランプリの
決勝の審査員を務めています。
2021年からは、
NSC(吉本総合芸能学院)で
講師を務め、
対談が載った2025年2月の時点で
年間1200人以上に
授業をしていたそうです。
2025年5月には、
NON STYLEチャンネルにも
「井上が石田のM-1審査員を
いじる新ネタ」
が上がっていました。
相方の新しい肩書きも、
すぐにネタになるんですね。
2人は、
それぞれ個人の
チャンネルも持っています。
石田さんの
「NON STYLE石田明のよい〜んチャンネル」は、
概要欄によると
ゲストを呼んで
お酒とともに
トークをする番組です。
石田さんには
「あきらお兄さん」として
親子で楽しめる遊びや
ものづくりに挑戦する
「あきらお兄さんのぱいーんチャンネル」
もあります。
井上さんの
「NONSTYLE井上365」は、
概要欄に
「井上の好きな事、
やりたい事を、
一生懸命伝えていきます」
と書かれていました。
3つのチャンネルとも、
概要欄で
NON STYLEチャンネルを
紹介しています。
コンビの本拠地は
あくまで漫才のチャンネル、
ということなのでしょう。
2026年秋、石田さんの次の舞台
サンケイスポーツによると、
石田さんは
「OSAKA COMEDY FESTIVAL 2026」の公演
「CHALLENGE」で、
脚本・演出・プロデュースを
手がけます。
公演は
2026年10月10日に
大阪・心斎橋で
予定されていると
報じられました。
ルービックキューブや
けん玉、サイコロなどを使い、
制限時間内の課題に挑む
コメディーショーだそうです。
じつは
NON STYLEチャンネルの
いちばん古い動画も、
2016年11月の
「ISHIDA×KENDAMA」という
24秒のけん玉動画でした。
同じ記事によると、
石田さんは大道芸にも取り組み、
2024年と2025年に
スコットランドの芸術祭
「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」に
出演しています。
2024年には、
現地のメディアや専門家から
最高評価の5つ星を
得たとのことです。
それでも本人は
「海外で活躍したいとは
一ミリも思っていない」
と話していて、
「僕は吉本愛が強いので、
吉本が弱いコンテンツを
強化したい」
と語っていたそうですね。
まとめ
NON STYLEは、
中学時代に出会った
石田明さんと井上裕介さんが
2000年に結成し、
2008年にM-1グランプリで
優勝した漫才コンビです。
NON STYLEチャンネルでは、
2020年から
年に50本を超えるペースで
動画を出し、
いまは毎週金曜日に
新作漫才を公開しています。
いちばん見られているのは、
2016年の事故と
2017年の不起訴を経て、
井上さんが舞台に戻った日の
「復帰漫才」です。
その出来事さえ
ネタにしてきた2人が、
これから毎週どんな漫才を
見せてくれるのか、
金曜日の更新が
楽しみになりますね。
同じようにM-1王者が
YouTubeで活躍している例として、
こちらの記事もどうぞ。



















