
生まれつき耳が
聞こえないことを
公表したうえで、
発信を続けている
YouTuberがいます。
チャンネル名は
「難聴ユカコの挑戦
(デフサポちゃんねる)」。
運営しているのは
牧野友香子さんです。
重度の聴覚障害の
当事者でありながら、
ソニー株式会社で
7年間人事を務め、
その後に起業しました。
経歴だけを並べても、
なかなか見ない
組み合わせでは
ないでしょうか。
今回は牧野友香子さんの
プロフィールや経歴を、
公式サイトと実測値だけを
使ってまとめました。
難聴ユカコ(牧野友香子)のプロフィール!年齢や出身は?
名前:牧野 友香子
(まきの ゆかこ)
生まれ:1988年・大阪
肩書き:株式会社
デフサポ 代表取締役
チャンネル名:
難聴ユカコの挑戦
(デフサポちゃんねる)
チャンネル:
@defsapo
株式会社デフサポの
公式サイトには、
「1988年大阪生まれ」
「先天性の重度感音性
難聴の当事者」と
書かれています。
生年は公表されていますが、
誕生日の月日までは
一次情報のどこにも
見当たりませんでした。
そこから逆算すると、
2026年8月時点の年齢は
37歳か38歳の
どちらかになりますね。
ただ、誕生日の前後で
1歳ずれてしまうため、
当サイトでは年齢を
断定しないでおきます。
出身は大阪です。
幼稚園から大学までは
ろう学校ではなく
一般校に通っています。
聞こえる人が多数の
環境で過ごしてきた
ことが、いまの発信の
土台になっているの
かもしれません。
現在の拠点は
アメリカのテキサスです。
本人はチャンネルの
概要欄で
「日本も定期的に
帰国しています」
と書いていました。
公式サイトの
プロフィール欄は
「横浜在住」のままですが、
こちらは更新の時期が
違うのかもしれません。
本名は?読み方は?
「難聴ユカコ」は
活動名のように
見えるかもしれません。
ただ、牧野友香子さんは
本名で活動しています。
公式サイトの
会社概要には、
代表取締役として
「牧野 友香子」と
記載されています。
読み方は
「まきの ゆかこ」です。
出版社である
KADOKAWAの
プレスリリースに、
ふりがな付きで
書かれていました。
同じ公式サイトには
ローマ字表記の
「YUKAKO MAKINO」も
併記されています。
芸名の裏に別の本名がある、
という構図ではありません。
最初から実名で
表に出ている方ですね。
会社の代表として
名前を出しているぶん、
活動名と本名が
分かれにくいのだと
考えられます。
チャンネル開設は2019年、最初の動画は2020年1月
ここは混同しやすい
ところなので、
分けて書いておきます。
YouTube Data APIで
実測したところ、
チャンネルの開設日は
2019年6月19日でした。
ところが、実際に
公開されている動画で
いちばん古いものは
2020年1月16日の投稿です。
その差はおよそ7か月、
日数にすると211日
あります。
アカウントだけ先に
作っておいた、という
ことなのかもしれません。
つまり「2019年から
動画を出していた」
という書き方は
正確ではありません。
最初の1本は
「聴覚障害者は毎年、
何人生まれるか、
知っていますか?」
という動画でした。
タイトルの末尾には
「聴覚障害の基礎知識001
【フル字幕付】」と
付いています。
001から始まる
連番の解説シリーズ
だったわけですね。
一方、2026年に入って
からの投稿を見ると、
ハッシュタグは
「#難聴」「#読唇術」
「#アメリカ生活」が
中心になっています。
教材のような解説から、
日常の切り取りへ。
発信の形そのものが、
初期とはずいぶん
変わってきたようです。
登録者数や総再生回数、動画本数は?
数字はYouTube Data APIで
当サイトが直接
測ったものです。
実測日は
2026年8月17日。
登録者数は
11万7000人でした。
総再生回数は
1億995万9,787回、
公開されている動画は
557本です。
登録者数について
補足しておきます。
YouTubeのAPIは
上位3桁までしか
返しません。
「11万7000人ちょうど」
という意味ではない、
という点は
押さえておきたいですね。
なお、KADOKAWAの
プレスリリースでは
「12万人の登録者数」と
紹介されていました。
こちらは2024年7月
時点の表記です。
当サイトの実測値の
ほうが小さいので、
足し算はできません。
投稿のペースも
数えてみました。
直近18か月では
月2本から9本、
中央値は月4本前後です。
いわゆる毎日投稿では
ありません。
2026年6月以降は
月2〜3本まで
落ち着いています。
会社の経営と並行して
の更新ですから、
このくらいのペースが
現実的なのでしょう。
とはいえ最新の投稿は
2026年8月13日で、
更新は続いています。
結婚や家族は?
結婚については、
出版社の側から
触れられています。
KADOKAWAの
プレスリリースの
著者プロフィールに、
こう書かれていました。
「夫婦で立ち上げた
マーケティング会社
株式会社MASSDRIVERの
都合で、現在は
アメリカに暮らしている」
つまり結婚している
ことと、配偶者と
会社を立ち上げたことは
公表されています。
一方で、配偶者が
どういう人物なのかを
示す一次情報には
たどり着けませんでした。
ネット上には
名前を挙げている
記述もあります。
ただ、裏付けが
取れていません。
確認できないものは
書かない方針なので、
当サイトでは
配偶者の氏名に
触れないでおきます。
本人が公表していない
以上、ここは
踏み込まないほうが
よいでしょう。
お子さんについては、
公式サイトが
「障害を持つ第一子の
出産を契機に」
起業したと書いています。
本人も概要欄で
「難病の子供が
生まれたことを
きっかけに」
と説明しています。
起業のきっかけ
としての言及に
とどめておきます。
お子さん本人の情報は
書きません。
ソニーの人事から株式会社デフサポの代表へ
経歴のなかで
いちばん目を引くのが、
この転職の部分では
ないでしょうか。
公式サイトによると、
神戸大学を卒業後、
ソニー株式会社に
入社しています。
本人はチャンネルの
概要欄で、こう
書いていました。
「重度の障害者ですが、
一般採用で入った
ソニーで人事を
やってました」
担当したのは人事で、
期間は7年間です。
会社概要ページの
沿革を見ると、
日付の並びが
少し面白いことに
なっています。
会社の設立は
2017年7月21日。
ソニーを退社したのは
2018年3月です。
およそ8か月のあいだ、
会社員のまま
自分の会社を
持っていた計算に
なりますね。
なお、設立時の社名は
「株式会社hanabana」
でした。
2019年8月に
「株式会社デフサポ」へ
名称を変更しています。
沿革にはほかにも
細かい日付が
並んでいます。
2017年5月に東京都で
初の主催講演会を開き、
70名が参加しました。
同年6月には
学校での講演を、
7月には通信教材と
カウンセリングを
始めています。
2017年10月には
NHK「ろうを生きる
難聴を生きる」にも
出演しました。
講演から入って、
教材、メディアへと
広げていった順番の
ようですね。
そして2018年4月から、
古巣であるソニーでの
企業講演が
始まっています。
辞めた会社に
講師として戻る形です。
なかなか無い経路
ではないでしょうか。
難聴児向けの通信教材「デフゼミ」とは
会社の中心にあるのが、
通信教材の
「デフゼミ」です。
公式の教材ページに
よると、コースは
3つに分かれています。
ベビーコースは
0〜2歳ごろの
言語レベルが対象で、
月額6,000円です。
キッズコースは
3〜6歳ごろが対象で
月額7,500円、
ジュニアコースは
小学生向けで
月額5,900円となっています。
月に1回、子どもの
発達段階に合わせた
オリジナル教材が
届く仕組みです。
金額だけを見ると、
習い事に近い水準
なのかもしれません。
推薦コメントを
寄せているのは
専門職の方々でした。
言語聴覚士で
オーディオロジストの
矢崎牧さん、
東京大学バリアフリー
支援室の特任助教である
中津真美さん。
さらに耳鼻咽喉科
専門医の白井杏湖さんも
名を連ねています。
当事者の発信だけで
完結させていない点は、
教材として
大きいのでしょうね。
よくある質問の欄には、
「教材開始前は1年遅れ
だった子が、半年で
年齢相応まで追いついた
ケースもあります」
という記載もありました。
自社で実施した「当社初の広域調査」
もうひとつ、
あまり紹介されない
仕事があります。
2021年5月に配信された
株式会社デフサポの
プレスリリースです。
「聴覚障害児の医療・
教育環境の実態等に
関する調査」の結果を
一部公開しています。
公式LINEアカウントを
通じて216名に
アンケートを実施し、
212件の有効回答を
得たとのことです。
リリースの中では
「当社初の広域調査」
と表現されていました。
YouTubeでの発信とは
別に、こうした調査も
していたわけですね。
結果もいくつか
公開されています。
難聴が判明した
きっかけは、7割が
新生児聴覚スクリーニング
検査だったそうです。
また、27%の児童に
何らかの重複障害が
あるという結果も
出ています。
同じリリースには、
2017年の設立以来、
延べ1000回を超える
カウンセリングと
60回を超える講演の
実績も書かれていました。
こちらは2021年5月
時点の数字です。
YouTubeの数字だけを
見ていると気づけない
部分ですね。
KADOKAWAから出した初の著書
2024年には本も
出しています。
書名は『耳が聞こえなく
たって 聴力0の世界で
見つけた私らしい
生き方』です。
発売日は
2024年7月2日、
発行はKADOKAWA。
四六判264ページで、
定価は1,650円
(本体1,500円+税)です。
プレスリリースには
「初書籍」と
明記されています。
内容は序章から
終章までの6部構成で、
子ども時代、思春期、
就職、子育て、起業と
時系列に並んでいます。
本人の半生を
そのままなぞる
構成のようです。
リリースによれば、
ろう学校に行かなかった
理由は「幼馴染と一緒に
学校に通いたい!」
というものでした。
出版書誌データベースを
見ると、大活字版と
アクセシブルな音声版の
提供も併記されています。
読めない人・聞こえない人
の側に立った本の
出し方だと考えられます。
まとめ
今回は牧野友香子さん
についてまとめました。
・1988年大阪生まれで、
先天性の重度感音性
難聴の当事者です
・本名で活動していて、
読みは「まきの ゆかこ」
です
・チャンネル開設は
2019年6月、最初の
動画は2020年1月です
・登録者は11万7000人、
総再生回数は約1億996万回
(2026年8月17日実測)
・ソニーで7年間人事を
務めたあと、株式会社
デフサポを設立しました
・2024年にKADOKAWAから
初の著書を出しています
年齢や配偶者の氏名など、
一次情報で確認できな
かったものは書いて
いません。
数字が動いたら、
また測り直したいですね。


















