
引退の引き金になった
内野ゴロは、誰のミスだったのか。
元巨人の投手、
江川卓さんの YouTube チャンネル
「江川卓のたかされ」は、
2022年6月、
その打球を打った本人を
ゲストに迎えて
この話を聞いています。
自分の引退を、
自分ではなく
対戦相手やチームメートの側から
語ってもらう。
題名に「引退」を入れて
江川さん自身の引退を扱った回は、
2022年から2026年10月までに
12本ありました。
この記事では、
YouTube の公開データと
動画の題名・説明欄、
NPB(日本野球機構)の記録、
デイリー新潮、Full-Count、
日刊スポーツ、Number Web
などの記事から、
江川卓さんの経歴と
チャンネルの歩みをたどってみます。
登録者数や再生回数は、
2026年11月7日
午後5時45分ごろに
当サイトが測った値です。
動画そのものは視聴しておらず、
題名と説明欄、
記事の記述をもとにしています。
江川卓のたかされの数字(2026年11月7日時点)
江川卓のたかされは、
2022年1月7日に
開設されたチャンネルです。
2026年11月7日時点の登録者は
30.1万人、
総再生回数は
約1億1545万回でした。
同じ時点の動画は
601本で、
すべて公開の動画です。
年ごとに数えると、
2022年が245本、
2023年が176本、
2024年が72本、
2025年が69本、
2026年は11月6日までで
39本でした。
始めた年は
2月から12月まで
毎月18本から23本を出していて、
3日に2本ほどのペースです。
2026年は10月まで、
月に1本から6本ですから、
ずいぶん落ち着いた
ペースになっていますね。
11月7日時点の最新の回は
10月29日の
「【電撃引退】江川卓の引退について
チームメートは何を思った!?」
です。
チャンネル名の「たかされ」は、
デイリー新潮によると
江川さんの座右の銘
「たかが野球、されど野球」を
略したものだそうです。
作新学院から巨人へ、NPB通算135勝
チャンネルの説明欄には、
本人のプロフィールが
こう書かれています。
「作新学院高校時代に
ノーヒット・ノーラン12回、
イニング連続145回無失点など
数々の記録を達成。
“怪物”と呼ばれ、
甲子園でも活躍。」
web Sportivaの
2026年2月の記事も、
高校時代の同じ記録に加えて、
法政大学で
通算47勝(歴代2位)、
17完封(歴代1位)を
挙げたと書いています。
プロへの入り方は、
2026年にも
記事に取り上げられました。
Number Webの
2026年7月の記事によると、
江川さんは
1978年のドラフト会議の前日、
いわゆる「空白の一日」に
巨人と契約を結びます。
その後、
コミッショナーの要望で
いったん阪神に入団し、
巨人の小林繁さんとの交換で
巨人に移りました。
NPB の通算記録では、
江川さんの在籍は
1979年から1987年までで、
266試合に投げて
135勝72敗です。
NPB の1981年の記録を見ると、
この年は20勝6敗、
防御率2.29、
221奪三振で、
セ・リーグの最優秀選手に
選ばれています。
日刊スポーツの
2026年11月1日の記事では、
江川さんは71歳と
書かれていました。
「時間制限がない」——テレビから YouTube へ
チャンネルを始めた理由を、
江川さんは
Full-Countの
2022年6月のインタビューで
こう話しています。
「テレビは多くのスポーツを
放送させていただく関係上、
野球の時間、尺が昔に比べると、
どんどん短くなってきました。」
「とりあえず(YouTubeには)
時間制限がない。
自由に話していいということなので、
それで一度やらせていただく
ことになりました」
テレビで話し切れなかった分を、
ここで話している
ということのようですね。
最初の回は
2022年1月11日の
「江川卓YouTubeはじめます!
あの人からこの人まで、
豪華ゲストも続々登場!」。
4日後の15日には、
松坂大輔さんとの
「怪物対談」が出ています。
翌2月には
元阪神の掛布雅之さんとの
対談が続きました。
デイリー新潮は
2022年4月、
掛布さんとの回が
58万回を超えていると伝えています。
ほかのチャンネルへの
ゲスト出演も含めて
「YouTuberとして
ブレイクしていると
言っていいのではないでしょうか」
という、バラエティ番組の
スタッフの声も載せています。
題名に「掛布」が入った回は、
2022年だけで16本ありました。
現役時代のライバルとの対談が、
立ち上げの年を
引っ張っていたと言えそうですね。
自分の話を、相手の口から聞く
再生回数の上位4本は、
どれも篠塚和典さんか
掛布さんを迎えた回です。
いちばん多いのは
2022年8月の
「【篠塚和典 登場】
少年篠塚が初めて見た
江川卓の印象は!?」で、
11月7日時点で
約231万回でした。
2番目が、
掛布さんに入団までの経緯を
聞かれた次の回です。
「【神回】空白の一日までを
掛布が江川卓に直撃!
ドラフト1位指名3回に至るまでに
何が起こったのか初公開!」。
2022年2月の公開で、
約223万回再生です。
題名に「空白の一日」が入った回は
これを含めて3本あり、
2023年1月には
長嶋一茂さんの回、
2024年1月には
プロ野球の人的補償の話題に
「空白の一日の当事者」として
意見を述べる回が出ています。
本人にとっても、
避けて通れない話題
なのでしょう。
ほかにも、
2023年7月に
江夏豊さんが
「江川の入団騒動を
どう見ていた!?」、
11月には
「長嶋茂雄から見た江川卓の印象!」
と題した回がありました。
自分のことを
自分の言葉だけで語るより、
相手の記憶と
突き合わせたほうが
話が立体的になる、
という考え方なのかもしれません。
Full-Count のインタビューでは、
コメント欄の否定的な声について
「僕の話が全部、
正しいわけではなくて」
とも話していました。
2022年から語り直してきた引退
このチャンネルで
2022年から2026年まで、
2025年をのぞいて毎年
題名に出てくる話題が
1987年の引退です。
題名で最初に扱ったのは
2022年4月の
中畑清さんとの回で、
「実は中畑清が原因!?
引退を決めた広島戦の
真相に迫る!」。
6月には
冒頭の高橋慶彦さんの回、
9月には
篠塚和典さんとの回が
続きます。
「江川卓の引退事件が決着!
ついに犯人が明らかに!
篠塚和典が一連のプレーの
真相を証言する!」。
説明欄には
「江川の引退に関わったシーン」
についての対談だと
書かれています。
2023年4月には
「小早川に打たれた
ホームランの真相」を、
今度は江川さん自身が
語る回が出ました。
数えると、
江川さん自身の引退を
題名で扱った回は
2022年に3本、
2023年に1本、
2024年に3本、
2025年は0本、
2026年は10月までに5本で、
合わせて12本です。
2026年8月21日と
10月16日の回には、
題名に「引退シリーズ」と
付いています。
顔ぶれは
チームメートだけではありません。
8月の回は
星野仙一さん、王貞治さん、
藤田元司さん、村山実さん。
10月16日の回は
「引退を決意させた男!
広島・小早川は何を思った?」
と、相手チームの側です。
最新の10月29日の回は、
題名に「引退シリーズ」とは
ありませんが、
チームメートの側でした。
2024年6月から
2026年10月16日までの
6本の説明欄には、
「江川氏の引退について
周りの発言を振り返る」
「引退時に頂いた言葉」
「球界の方々から頂いた言葉」
などと書かれていて、
引退のときに寄せられた言葉を
振り返る形のようです。
10月16日の回の説明欄には
「江川氏は何問答えられるか?」
という項目もありました。
2022年に
ゲストと掘り起こした引退を、
2026年は
当時の言葉から
もう一度たどっている、
と読めそうですね。
投稿のペースは、
月に20本前後だった始めた年から
月に4本前後まで
落ちています。
それでも、
日刊スポーツは
2026年11月1日、
「自身のYouTubeチャンネル
『江川卓のたかされ』を更新し」
と書いて、
中日の監督辞任についての
江川さんの見解を伝えています。
同じ野球 OB のチャンネルでは、
宮本慎也さんや
古田敦也さん、
上原浩治さんの
記事もあります。
引退シリーズが
次にどの顔ぶれで続くのかは、
2026年11月7日時点では
まだ分かりません。




















