外来で話しきれない分をYouTubeで。眼科医の平松類さんが語る緑内障と『ガボール・アイ』
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白内障、緑内障、飛蚊症。
目の病気の名前で
YouTubeを検索すると、
白衣の先生が
語りかけてくる動画に
行き当たることがあります。

 

そのひとりが、
「眼科医平松類」の
平松類さんです。

 

チャンネルの説明欄には、
こんな一文が
添えられています。

 

「外来では時間の関係上
Youtubeと同程度に説明するのは
難しい事をご了承下さい。」

 

診察室では話しきれない分を、
動画で話している。
そう読める一文ですね。

 

この記事では、
病院の公式サイトと
チャンネルの説明欄、
それに公開済みの動画
4,311本を
1本ずつ数えた結果から、
平松さんの活動を
たどってみます。

 

登録者数や本数、再生回数は、
2026年11月6日
午後5時40分ごろに
当サイトが測った値です。

眼科医平松類とは?(2026年11月6日時点)

YouTubeチャンネルの名前は
「眼科医平松類」、
ハンドルは
「@hiramatsurui」です。

 

開設日は
2011年8月17日で、
2026年11月6日時点の登録者は
33.6万人、
総再生回数は
1億2,241万回あまりでした。

 

説明欄は
「目の健康と病気について
わかりやすく解説するチャンネルです」
という一文から始まり、
「投稿者:平松類」と
名乗っています。

 

本業は、
東京都江戸川区の
二本松眼科病院の医師です。

 

病院の医師紹介には、
2026年11月6日に
当サイトが見た時点で
「副院長 平松 類」とあり、
「眼科専門医・医学博士」、
得意分野として
「緑内障・網膜硝子体・白内障・眼科一般」
が挙げられていました。

 

同じ頁の
手術担当医の欄では、
白内障手術、
網膜・硝子体手術、
緑内障手術の
3つすべてに
名前が載っています。

 

週刊女性PRIMEの記事
(2026年2月28日)の紹介によると、
昭和大学医学部を卒業し、
昭和大学東病院の助教、
三友堂病院と
彩の国東大宮メディカルセンターの
眼科科長を経て、
二本松眼科病院に
移ったそうです。

 

出身については、
プレジデントオンラインの
著者紹介や、
書籍の著者紹介に
「愛知県田原市生まれ」
とありました。

外来で説明しきれないことを動画で

病院の公式サイトには、
「平松医師の診療を希望される方」
という専用の頁があります。

 

そこには
「飛行機でいらっしゃる場合は、
帰りのフライトに余裕をもって
予定を組んでください。」
とまで書かれていて、
「全国様々な所から
来院される方が多い」そうです。

 

遠くから患者さんが来るほど、
1人にかけられる
診察の時間は
限られてしまうのでしょうね。

 

そんな事情を
いちばん分かりやすく
形にしているのが、
2024年3月9日の
この回かもしれません。

題名は
「【必見】一生に一度は見ておくべき、
緑内障本気でどうにかしたいなら
知っておくべき事」。
長さは3時間44分あります。

 

説明欄には
「緑内障について知っていただきたくて
3時間45分にわたり
緑内障を説明した
動画をつくりました。」
とあり、
眼圧や目薬、レーザー、手術から
睡眠や栄養の話まで、
章立てが並んでいました。

 

再生回数は
177万回あまり
(2026年11月6日時点)。
3時間を超える動画としては、
かなりの数字ではないでしょうか。

 

その一方で、
チャンネルの説明欄には
「あくまで一般情報なので
実際に診療する医療者の
アドバイス・治療には変わりません。」
という断り書きもあります。

 

動画は
診察の代わりではない、
という線引きは
はっきりしているようです。

題名の3割が「緑内障」(2026年11月6日時点・公開済み4,311本)

誰でも見られる公開済みの動画
4,311本の題名を
1本ずつ数えてみると、
「緑内障」が入っている動画は
1,273本ありました。
全体の29.5%です。

 

「白内障」は408本、
「目薬」は236本でしたから、
緑内障の多さが
際立っていますね。

 

2026年だけで見ても、
11月6日までに公開された
647本のうち
233本が
緑内障の回でした。

 

病院の医師紹介でも
緑内障が得意分野の
最初に書かれていて、
緑内障手術の担当医は
平松さんを含めて
2人だけでした。

 

チャンネルの中心が
緑内障になっているのは、
本業と地続きだから
なのかもしれません。

 

質問に答える場も
用意されています。

 

質問に答える生放送は
2021年8月から
2026年10月まで、
毎月1回以上の記録が
残っていました。

 

2023年3月には
「3月ユーチューブライブ」
という題名の回もあり、
2026年11月6日時点でも
「生放送で眼科医が疑問にお答え」
という11月7日21時からの回が
予約されていました。

 

さらに、
2020年1月に開設した
「眼科医平松類サブチャンネル」
(登録者1.99万人・動画1,800本、
2026年11月6日時点)もあります。

 

その説明欄には
「メインではのせれないような
マニアックな内容や
ちょっとした内容をアップしていきます」
「基本編集なしでアップしていきます」
と書かれていました。

2020年1月からほぼ毎日投稿(2026年11月6日まで1,107日連続)

チャンネルの歴史は
意外と長いです。

 

いちばん古い動画は
2011年9月10日の
「白内障手術手技 プレチョップなど」で、
2011年の9本は、
白内障手術や弱視、斜視、
視力の測り方といった
題名が並んでいました。

 

2018年12月には、
題名に
「職員教育」とある回が5本あり、
もう1本の説明欄には
「二本松眼科病院職員の
教育のための動画です」
と書かれています。
翌2019年1月には
「江戸川区二本松眼科病院
手術室の中」や
病室を紹介する回が
並んでいます。

 

もともとは、
病院のための動画も
置いていた場所だったようですね。

 

流れが変わるのは
2020年1月13日です。
この日から
ほぼ毎日の投稿が始まり、
2020年の1年間で
417本が公開されました。

 

2023年には
1分以内の短い動画が
359本加わり、
年間の本数は
744本に増えています。

 

そして2023年10月27日から
2026年11月6日までは、
1日も欠かさず
1本以上を公開していて、
その日数は
1,107日になりました。

 

2025年から2026年にかけては、
午後3時ちょうどの公開が
712本で最も多く、
11月6日も午後3時に
2本が公開されていました。

 

チャンネルの表示では
動画は4,500本で、
このうち189本は
メンバー限定の動画、
残りの4,311本が
誰でも見られる公開済みの動画です
(ほかに配信前の生放送の枠が
4本ありました)。

再生1位はコーヒーの回(2026年11月6日時点)

これだけ緑内障の回が多いのに、
再生回数がいちばん多いのは
少し意外な回でした。

2023年3月18日の
「【大切】コーヒーを飲むと
目や体が受ける影響」で、
563万回あまり
再生されています。

 

章立てには
「コーヒーと糖尿病網膜症」
「コーヒーの短期的な目への効果」
「コーヒーは3杯程度で」
といった項目が並んでいて、
コーヒーの話に
目の話を織り込んだ回のようです。

 

2位は
「リンゴ酢を毎日飲むとこうなります」
(約186万回)、
3位が
先ほどの3時間44分の
緑内障の回でした
(いずれも2026年11月6日時点)。

 

50万回を超える動画
25本のうち、
題名に食べ物や飲み物
(「水」や、「食べ物」「食材」といった
総称も含めます)が
出てくる回は16本ありました
(2026年11月6日時点・
当サイトが題名を読んで数えたもの)。

 

納豆、バナナ、たまご、
トマトジュース、甘酒、豆乳、
それに水の飲み方の回と並び、
その16本のうち13本は
2023年3月から8月に
公開されています。

 

身近な食べ物を入り口に、
目の病気の話へ
つなげていく。
そんな回が
たくさんの人に
届いたということでしょうね。

『ガボール・アイ』の著者として

平松さんの名前を
本で知った人も
多いかもしれません。

 

『1日3分見るだけで
ぐんぐん目がよくなる!
ガボール・アイ』
(SBクリエイティブ)の
著者です。

 

サライ.jpの記事
(2021年10月7日)によると、
「ガボール・パッチ」は
ノーベル物理学者の
ガボール博士が考案した
縞模様の図で、
2017年に
『ニューヨーク・タイムズ』が
取り上げて
アメリカで話題になったそうです。

 

同じ記事は、
日本でこの方法を
本で紹介したのが平松さんで、
「30万部を超えるベストセラー」
になったと伝えています。

 

一方、
チャンネルの説明欄では
「書籍「ガボール・アイ」
(25万部突破)」
と書かれていて、
部数は典拠によって
食い違っていました。

 

本人が
この方法を紹介した動画が、
2020年11月7日の回です。

題名は
「1日3分で平均0.2視力回復の方法、
ガボールアイとは?」。

 

ただ、説明欄で本人は
「視力回復は限度があるので
私はメガネをかけています。」
「(視力0.1以下は結構厳しい)」
とも書いています。

 

万能の方法として
勧めているわけではない、
というところは
押さえておきたいですね。

 

なお、効果については
本人と記事の説明を
紹介するまでにとどめ、
当サイトでは
確かめていません。

 

現代ビジネス
(2020年5月20日)には
本人が
在宅ワークの疲れ目の対策を
寄稿していて、
そこでも
『ガボール・アイ』の著者として
紹介されていました。

 

2025年11月には
横とじの「ワイドハンディ版」も
同じ版元から出ています。

 

サライ.jpの別の記事
(2024年2月10日)は、
同じSBクリエイティブから出た
『1日3分見るだけで
認知症が予防できるドリル』を
取り上げていて、
平松さんを
「ガボールパッチ(ガボールアイ)を
日本に広めた眼科専門医」
と紹介していました。

テレビ出演と年齢について

チャンネルの説明欄には
出演歴も載っています。

 

2017年は
NHK「あさイチ」(2回)や
「林修の初耳学」
「ジョブチューン」、
2018年は
「名医のthe 太鼓判(2回)」や
「主治医の見つかる診療所」
などが並んでいました。

 

ただし、
説明欄の列挙は
2018年で止まっていて、
2019年以降の出演は
ここからは分かりません
(2026年11月6日に確認)。

 

2026年2月の週刊女性PRIMEの紹介にも
「テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など
メディアにも多数出演」とあります。

 

年齢については、
少し肩透かしかもしれませんが、
当サイトが確かめた範囲
(チャンネルの説明欄、
病院の頁、
著者紹介の4媒体と
国立国会図書館の書誌)では
見当たりませんでした。

 

それよりも、
診察室で話しきれないことを
3時間を超える動画にまでして、
2026年11月6日までの1,107日、
1日も欠かさずに届けている。

 

その積み重ねのほうが、
平松さんという医師を
よく表しているのかもしれませんね。

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