
「野球が本当にうまくなりたい人を
本気で増やします」。
元ヤクルトの内野手、
宮本慎也さんの YouTube チャンネル
「解体慎書」は、
2022年2月1日、
この言葉を題名に入れた
1分あまりの動画から始まりました。
最初に並んだのは、
ボールの投げ方や捕り方の
「極意」を教える回です。
それが2023年の秋ごろから、
ドラフトや監督人事、
試合の振り返りを
「考察」する回が増えていきます。
この記事では、
YouTube の公開データと
動画の題名・説明欄、
NPB(日本野球機構)の記録、
デイリースポーツ、
文春オンライン、
web Sportiva などの記事から、
宮本慎也さんの経歴と
チャンネルの歩みをたどってみます。
登録者数や再生回数は、
2026年11月7日
午後3時半ごろに
当サイトが測った値です。
動画そのものは視聴しておらず、
題名と説明欄、
記事の記述をもとにしています。
解体慎書の数字(2026年11月7日時点)
解体慎書【宮本慎也公式YouTubeチャンネル】は、
2021年12月22日に
開設されたチャンネルです。
2026年11月7日時点の登録者は
35万人、
総再生回数は
約2億681万回でした。
同じ時点で、
YouTube が示す動画の数は
654本です。
そのうち
誰でも見られる公開の動画は
633本で、
残りの21本は
メンバー限定の一覧に
入っていました。
公開動画を年ごとに数えると、
2022年が70本、
2023年が73本、
2024年と2025年が
それぞれ168本、
2026年は11月6日までで
154本です。
2024年から
2倍あまりのペースに
なっていますね。
2022年2月から
2026年11月までで、
公開動画が1本もない月は
2023年8月と9月の
2か月だけでした。
2026年10月にも
18本を公開していて、
11月7日時点の最新の回は
11月4日の
「【考察】人的補償撤廃で
FA戦線が新たな局面へ!!」
です。
PL学園からヤクルト一筋、通算2133安打と408犠打
チャンネルの説明欄には、
本人のプロフィールが
こう書かれています。
「1970年11月5日生まれ。
176cm。O型。
PL学園高校〜同志社大学〜
プリンスホテル〜
東京ヤクルトスワローズ。」
NPB の通算記録によると、
実働は1995年から2013年まで。
2162試合に出て、
通算2133安打を記録しています。
2026年度シーズン終了時点で、
通算安打は歴代28位です。
目を引くのは
送りバントの数です。
通算408犠打は、
川相昌弘さん(533)、
平野謙さん(451)に次ぐ
歴代3位。
2001年の
シーズン67犠打は、
NPB の歴代1位として
いまも記録に残っています
(いずれも2026年度シーズン終了時点)。
2000本を打った打者が、
これだけのバントも
決めてきたことになりますね。
2024年9月の
文春オンライン(木嶋昇さんの記事)は、
「遊撃と三塁で
ゴールデングラブ賞計10度の
名内野手として
ヤクルト一筋に活躍した」と書き、
2008年の北京五輪で
主将を務めたことにも
触れていました。
引退後の2018年には、
小川淳司監督のもとで
ヘッドコーチとして
ヤクルトに戻っています。
同じ記事によると、
前年最下位のチームは
その年2位に上がったものの、
翌2019年に最下位に戻り、
責任を取る形で
小川監督とともに
辞任したそうです。
ベースボールチャンネルも
2025年9月の記事で、
「以降は現場から離れている」
と書いていました。
「YouTube始めます」——最初は投げ方と捕り方の極意から
チャンネルの最初の動画は、
2022年2月1日の
「【球春到来】宮本慎也、
YouTube始めます!
今までにないチャンネルを
作っていきます!」です。
4日後の2月5日からは、
通し番号つきの
技術の回が続きました。
「【#1】宮本慎也が教える
ボールの投げ方の極意。
何度も繰り返し観て
覚えてください。」は、
2026年11月7日時点で
約136万回再生されています。
続く#2は
「グラブの芯はどこ?」と
捕り方を、
#5は
「野球指導でよく言われる
『低い体勢で』が
間違いな理由!」を
題名に掲げていました。
#7の題名には
「師匠・中西太さんと
作り上げていった
バッティングの真髄」
とあります。
2月のうちに
#1から#8までの
8本が出ています。
その後も
「ダブルプレー」編や、
視聴者の疑問に答える
「疑問解決」編など、
番号つきのシリーズが続きました。
題名に「#」と番号が入った
公開動画を数えると、
2022年11月までに
24本ありました
(2026年11月7日時点・題名で数えた値)。
#1の再生回数を見ると、
この技術の回が
チャンネルの入り口に
なっていたのかもしれません。
説明欄には、
視聴者から野球の質問を募る
「慎書箱」の案内も
載っていました。
公式 LINE から
文章か動画で送ると、
宮本さんが動画で答える
という仕組みです。
教わる側の疑問に答える形で
始めたチャンネルだった、
と言えそうです。
最初の動画から
2023年の春から夏ごろまでは、
説明欄に
制作会社と
オフィシャルスポンサーの
名前も並んでいました。
スポンサーだった
マネースクエアは、
2022年11月に
口座開設者向けの
「解体慎書」公開収録を
告知していて、
そのリリースには
「野球に関する内容です。
FXやCFDに関する内容は
ありません。」
と添えられていました。
別のチャンネルでの「引退ですよ」と、PL先輩後輩対談
宮本さんの YouTube での発言が
週刊誌の記事になったこともあります。
2022年6月の
文春オンライン(木嶋昇さんの記事)は、
PL学園の後輩にあたる
中日の福留孝介選手について、
宮本さんが
「今年結果が出なかったら
引退ですよ」
と語ったことを取り上げました。
ただし、
この発言は解体慎書ではなく、
記事によると
『野球いっかん!』という
別の YouTube チャンネルでの
ものでした。
同じ記事は、
宮本さんが
前年の秋に
中日のヘッドコーチを
要請されたものの
辞退していた、
とも書いています。
その福留さんは、
2023年5月に
解体慎書に登場しました。
「【PL先輩後輩対談!】
福留孝介が初告白!
PL時代の思い出から
プロ生活の秘訣まで
全て明らかに!」は、
2026年11月7日時点で
約167万回再生。
公開動画のうち、
ショート動画を除いた回では
2番目に多い数でした。
PL学園のつながりは
その後も続いているようで、
2025年9月には、
登録者30万人突破の記念として
「PL先輩後輩コンビが大暴露!!」
と題した回を出しました。
題名には
立浪和義さん、
片岡篤史さん、
宮本さんの3人の
「本当の関係」が
掲げられています。
ゲストの顔ぶれを見ると、
同じ時代を戦った
選手たちが目立ちますね。
2022年10月には
上原浩治さんを
「超大物ゲスト」として迎え、
投球フォームや
コントロールの回を
続けて出しました。
2024年3月には、
三井ゴールデン・グラブ賞との
タイアップ企画で、
ヤクルトで一緒にプレーした
古田敦也さんら
捕手の受賞者を迎えた回を
続けて出しています。
2023年秋から増えた「考察」の回
チャンネルの色合いが
変わってきたのは、
2023年の秋のようです。
2023年8月と9月に
公開動画のない時期をはさんで、
10月27日に出たのが
次の回でした。
「【最新考察】
2023ドラフト成功チームは!?」。
題名に「考察」が入った
公開動画は、
この回が最初です。
その後、
2023年に5本、
2024年に35本、
2025年に43本、
2026年は11月6日までに
45本と増え、
合わせて128本になりました。
同じ2023年の11月には、
野球 YouTuber の
トクサンさんと
FA 市場を語る回も出しています。
試合の振り返りの回は、
スポーツ紙の記事にもなりました。
デイリースポーツは
2023年11月6日、
「自身のYouTube
『解体慎書』を更新」
と書いて、
阪神とオリックスの
日本シリーズを振り返った
回の中身を伝えました。
宮本さんは
「言いづらいけど」としながら、
球審のストライクゾーンを
「ちょっと厳しかったかな」
と指摘していたそうです。
2024年6月からは、
アシスタントの
宮城弥生さんが加わり、
2024年11月からは
説明欄の制作会社の名前も
変わっています。
2025年1月からの説明欄には、
「解体慎書動画内の内容に
つきまして
日刊スポーツ以外での記事や
切り抜きの転載は
お断りします。」
という一文が入りました。
記事にされることを
前提にしたチャンネルに
なってきた、
ということかもしれませんね。
評論家としての顔と、監督候補の報道
チャンネルの説明欄は、
2026年11月7日時点でも
「現在は、NHK野球解説者、
日刊スポーツ評論家として
活動中。」
と書いています。
ただ、
この文は2022年2月の
最初の動画から
同じ形で載っていて、
いつの時点の
情報なのかは
書かれていません。
日付のある記事では、
2026年3月29日の
web Sportiva のプロフィールが
「現在は野球解説者として
活動している」
と書いていました。
2026年3月の
web Sportivaは、
宮本さんがキャンプや
オープン戦を取材したうえで
スポルティーバの
YouTube チャンネルに出演し、
セ・リーグの6球団を
解説した内容を
記事にしていました。
阪神については
「一強ですね。
連覇でしょう」。
古巣のヤクルトには
「しゃべると全部批判だと
言われてトバッチリがくる」
と笑いながら、
「僕が見に行った時の
チーム練習は、
集中力が足りなかった」
と話したそうです。
その古巣からは、
監督候補として
名前が挙がり続けてきたようです。
2024年9月の文春オンラインは
「有力候補は宮本慎也氏(53)
だったという」と書き、
2025年9月の
ベースボールチャンネルも
新監督候補の1人に
挙げていました。
それでも、
当サイトが確かめた範囲
(2026年11月7日)では、
宮本さんが球団の指導者に
就いたという報道は
見つかりませんでした。
解体慎書は、
2026年10月に18本、
11月も4日までに
2本を公開しています。
技術を教える回から始まり、
球界の人事や采配を
「考察」する回へ。
ユニフォームを着ていない
いまの宮本さんの見方は、
このチャンネルで
いちばん追いかけやすそうですね。





















