歌うと「just play bass」と言われた。Juna Serita(芹田珠奈)さんが、やめた歌をもう一度アルバムにした理由
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歌うと、たくさんの人から
文句を言われたそうです。
返ってきた言葉は
「just play bass」。
ベースだけ弾いていればいい、
という意味でしょうね。

 

ベーシストのJuna Serita
(芹田珠奈)さんは、
2025年11月の記事で、
そう言われて自信をなくし、
歌をやめたと話しています。

 

それでも彼女は、
もう一度歌うことを選びました。
人生は短すぎると感じて、
怖がらずに自分を見せることを
アルバムの主題にしたのだそうです。

 

今回は、本人が答えた
新聞や音楽メディアの取材、
公式プロフィール、
ポッドキャストの字幕、
YouTubeで一覧できる動画の題名を
調べてみました。

 

数字は2026年11月1日の
時点で、当サイトが
YouTubeのAPIで測った値です。
動画そのものは視聴しておらず、
内容は題名と説明欄で
確かめています。

Juna Seritaさんの本名や年齢は

公式サイトのプロフィールは、
Juna Seritaさんを
石川県出身のベーシスト、
ボーカリスト、作曲家、
バンドリーダーと紹介しています。

 

出身は石川県の内灘町です。
2021年7月の
北陸中日新聞の記事に
「内灘町出身」とあり、
当時の年齢は27歳でした。

 

生年月日までは、
確かな資料で
確かめられませんでした。

 

日本語では
芹田珠奈(じゅな)の表記が
使われ、芹田ジュナと
書かれた資料もあります。

 

ただ、芹田珠奈が戸籍上の本名か
どうかは分かりません。
少し肩透かしかもしれませんが、
本人が語った記述は
見つかりませんでした。

 

拠点は、2025年11月の
英語のカルチャー誌Itchy Silkが
東京在住と紹介しています。
この記事は本文で名前を
「June」と誤記していますが、
本人へのQ&Aです。

 

YouTubeチャンネルの登録者は
2026年11月1日の時点で
27.9万人、
総再生は約5,603万回、
チャンネルに表示された動画数は
582本でした。

ブルーハーツからギター、そしてベースへ

音楽の入口は、
ベースではなかったんですね。
北陸中日新聞によると、
11歳のときにザ・ブルーハーツの
影響を受けて、ギターで
作詞と作曲を始めています。

 

Itchy Silkの取材でも、
子どものころから
歌うことが好きで、
曲を書き始めて、
一緒に鳴らす楽器が欲しくなった
と振り返っています。

 

本人の言葉は
「a vocalist first」、
つまり先にあったのは歌です。
楽器はベースでなくても
よかったそうで、
少し意外な答えですね。

 

転機は高校時代でした。
「うまいギタリストはごまんといる」
と挫折して、
ベースを手に取ったと
新聞は書いています。

 

始めた年齢は、
公式プロフィールでは17歳です。
Itchy Silkで17歳かと聞かれた
本人は18歳だと思うと答え、
プロになると決めた時期だと
話していました。

高校でアルバイト3つ。家族には反対された

音楽の道は、
家族に歓迎されたわけでは
ありませんでした。
Itchy Silkで家族の応援を
聞かれた本人の答えは
「Not at all!」です。

 

安定した仕事に就いて、
結婚して、子どもを持ってほしい。
家族はそう望んでいたと
本人は話しています。

 

続けて、2025年11月の記事では、
自分の実績を誇りに思って
くれていると思う、
とも答えていました。

 

高校生の本人は、
機材を買うためと、
「pay to play」のライブの
費用を稼ぐために、
アルバイトを3つ掛け持ちしました。

 

pay to playは、出演する側が
お金を負担する形のライブのことです。
学校の前にも後にも働いて、
夜中に1〜2時間、音を抑えて練習し、
3時間眠ってまた早朝の
アルバイトへ向かう毎日でした。

 

やがて本人の言葉で
「kinda got depressed」、
何のためにやっているのか
分からなくなったといいます。

 

そこで支えになったのが、
プロになればこの生活は
報われるという考えでした。

 

本気になったのは
そのときだったそうです。
高校生の話としては
かなり重い毎日だったのでは
ないでしょうか。

昭和音楽大学で櫻井哲夫さんに師事

高校を出て進んだのは
昭和音楽大学です。
公式プロフィールは、
「full ride」の奨学金で入学し、
櫻井哲夫さんに師事したと
書いています。
櫻井さんは元CASIOPEAの
ベーシストです。

 

Itchy Silkでは、
櫻井さんのレッスンを受けるまで
レッド・ホット・チリ・ペッパーズや
マキシマム ザ ホルモンを
聴いていたと話していました。

 

そこで櫻井さんに勧められたのが、
ジャコ(ジャコ・パストリアス)、
スティービー・ワンダー、
アース・ウィンド&ファイアー、
タワー・オブ・パワーでした。

 

最後の名前は、YouTubeにも
出てきます。
APIの一覧で確かめられた動画で
いちばん古いのは、
2014年11月23日の
タワー・オブ・パワーの
ベースのカバーでした。

 

本人側のプロフィールには、
18歳で韓国の音楽祭に出演、
2017年と2018年にNAMMショーで
演奏、ソニー製品のテレビCMに
出演、といった記述も並びます。

 

米国の専門誌Bass Playerの
取材を受けたという話もありますが、
こちらは本人側の記述までで、
実物の記事は確かめられて
いません。

再生が偏った「Funk No.1」

名前が広く知られたのは、
女性バンドの
TOKYO GROOVE JYOSHI
でしょう。
公式プロフィールは
創設メンバーと書いています。
メルボルンのラジオ局
Triple Rのイベント紹介も、
2018年に東京で、本人を含む
3人が組んだバンドと書いています。

 

プロデューサーの2019年の日記には、
YouTubeで彼女を見つけて
ライブへ足を運び、
加入を頼んだとありました。
頼んだのが結成の前か後かは、
この日記からは分かりません。
ソロアルバムは全曲が
彼女の作詞作曲だとも書かれています。

 

Triple Rの紹介によると、
バンドはニューヨークの
クラブでも演奏しました。
本人は2020年にバンドを卒業し、
後任のベースが加わっています。

 

YouTubeの数字を見ると、
このバンドの1本が飛び抜けています。
2021年10月に本人のチャンネルで
公開された「Funk No.1」は、
2026年11月1日の時点で
約2,903万回再生されていました。

 

説明欄のクレジットには
「bass Juna Serita」と
あります。
いつ収録された映像なのかは
確かめられませんでした。
再生がここまで伸びた理由も、
裏付けのある説明は見つかりません。

 

偏りは数字に表れています。
2026年11月1日の時点で、
この1本だけでチャンネルの
総再生の5割強を占め、
次に多い
「What is hip ?(cover)」
は約212万回でした。

 

2026年11月1日の時点で、
チャンネルの表示は582本、
APIの一覧で再生数を
確かめられたのは574本です。
差の8本のうち2本は、
尺が0秒で再生も0の枠でした。
残りの6本の理由は
確かめられませんでした。

 

この574本の再生を並べると、
2026年11月1日の時点で
真ん中の値は約1万回で、
100万回を超える動画は7本です。
チャンネルの数字だけを見て
全体の人気を語るのは
難しいということですね。

2020年9月、単身でアメリカへ

バンドを離れた本人は、
2020年9月に単身で渡米しました。
新聞によると、ファンクや
ブルースといった好きな音楽の
ルーツを学びたかったからです。

 

最初は「右も左も分からず、
手探りだった」と話しています。
それでもフロリダ州や
ジョージア州で米国人と
3〜5人のバンドを組み、
バックバンドの仕事もこなしました。

 

2021年7月の記事には、
当時の苦労も出てきます。
格安で手に入れた車が壊れた、
という話です。
人も機材も自力で運ぶので、
車が無いと活動が
止まってしまうわけですね。

 

資金を集めるために、近く
クラウドファンディングを始める
とも書かれていました。
呼びかけ先だった本人の
旧ブログは2026年11月の時点で
読めず、結果は分かりません。

 

本人はこのとき一時帰国していて、
目的はドイツのミュンヘンの
国際会議の音楽収録でした。
合わせて、アルバム
「バトルフィールド」の宣伝で
金沢の新聞社を訪ねています。

 

初めての器楽曲のアルバムで、
全10曲です。
「器楽曲なら国籍、言語を問わず
音楽だけで勝負ができる」。
言葉の違う国で演奏を続けていた
時期らしい話ですね。

 

もっとも本人は、タイトル曲を
「格闘技の入場曲なんかに
使ってほしい」とも話しています。
重い話ばかりではなかったようです。

テープを貼って書いた「Hunter」

2021年10月には、
ギターのポッドキャストの
19分ほどのインタビューに
出ています。
ここからは自動字幕で読める
範囲の話です。

 

字幕には誤認識があり、
話者の区別もありません。
そこで発言の引用はせず、
内容の要約だけにとどめます。
映像そのものは見ていません。

 

字幕によると、曲作りは
たいていベースが先のようです。
メロディーがその後に来て、
ドラムのパターンや鍵盤を
打ち込んでいくといいます。

 

おもしろいのは
「Hunter」の作り方でした。
当時は音階の理論に詳しくなく、
異国風の音階をインターネットで調べて、
使える音の鍵盤に
テープを貼ったそうです。

 

その中で音を探して、
メロディーを決めていった
という流れのようです。
本人はこの曲がアルバムで
いちばん好きだと話しています。
ミュージックビデオは
2022年8月に公開されました。

 

2番目に好きな「Childhood」は、
曲が先にできて、題名は後から
付けたものだそうです。
子どものころは犬が大好きで、
外へ探しに行ってはなでていた、
という話も出てきます。

 

サックスの練習を始めたことや、
アルバムは年に1枚出すのを
目標にしていること、
次は歌の作品を考えていること
にも触れています。

THE JAZZ AVENGERSで2曲がボツになった話

本人が参加したバンドの
1つが、ジャズバンドの
THE JAZZ AVENGERSです。
2023年のアルバムのころは
8人編成でした。

 

Billboard JAPANの取材
によると、原型は2021年の
ワン・ヤング・ワールドのために
組まれたグループでした。

 

このサミットの開催地はミュンヘンです。
先ほどの一時帰国の国際会議と
同じものと考えられますが、
新聞の記事に会議の名前は
出ていません。

 

Billboard JAPANの
同じインタビューで、
リーダーの川口千里さんは、
「ジュナたん」を運営側の推薦だった
と明かしています。
バンド内の呼び名が
そのまま載っているのは楽しいですね。

 

2023年のアルバムで
本人が書いた曲は
「Pain or Pleasure」です。
この曲の前に2曲を出したものの、
ベースが目立たないので
ボツになったといいます。

 

理由はちょっと微笑ましいかもしれません。
趣味でサックスをやっていて、
ベーシストなのに
サックス中心で曲を
作ってしまいがちだった、
と本人が話していました。

 

バンドの未来を聞かれた場面では、
5年後の話をしていました。
南の島でバカンス中に電話が鳴り、
海外ツアーへ集まるイメージで、
「そのツアーで年収を稼ぐのが
目標です」と答えています。
夢のある話ですね。

 

一方で、
vois(旧MusicVoice)のメールインタビュー
(2023年4月)では、音楽で
追求していることを問われ、
少しだけ速く弾く練習をしている、
と短く答えていました。

 

理由は「引き算は簡単ですが
足し算は足す部分を持ち合わせて
なければ成立しない」から。
選べる幅を持っておきたい、
という話のように読めます。

 

もう1つ、参加したバンドがMusesです。
ベース・マガジン2022年11月号の
目次のインタビュー欄に、
「芹田ジュナ(Muses)」の名が
載っていました。
本文は読めていません。

 

ドイツの楽器メディア
Bonedoは、2026年4月の時点で
どちらのバンドにも
在籍していると書いています。
その後の在籍までは
確かめられませんでした。

「just play bass」のあと、歌に戻るまで

帰国の時期は、はっきりした
本人の発言が見つかりませんでした。
神奈川県民ホールの公演の発表は
「23年に帰国」と書いていて、
根拠はこの主催者発表の1件です。

 

投稿の動きは、この前後で
大きく変わっています。
2026年11月1日の時点で
再生数を確かめられた574本を、
日本時間の公開年で数えると、
2022年は34本、2023年は109本でした。
増え方がはっきりしていますね。

 

そして2025年の取材で語ったのが、
冒頭の話です。
アルバム
「SHOW ME RIGHT NOW!」に
ついて聞かれて、本人は
ベースの腕前よりも、シンガー
ソングライターとしての力を
見せたかったと答えています。

 

ところが歌うと文句を言われ、
「just play bass」と
告げられました。
自信をなくして歌をやめた時期が
いつなのかは、記事に
書かれていません。

 

変わったきっかけは
人生は短すぎるという感覚でした。
やってみなければうまくならないし、
どうせ完璧にはならない。
そう考えて、アルバムの主題を
決めたといいます。

 

2026年4月10日には、新しい
アルバム「FLOW」が出ました。
Bandcampの紹介によると
7枚目のアルバムで、全10曲でした。
ボーカルを重ねた作品と
紹介されています。

 

収録曲の「Still Here」は、
2026年4月にライブの動画が公開され、
5月にはJack Gardinerさんの名前を
題名に入れた動画も公開されました。
公式プロフィールで共演者に
挙がっている名前です。

 

Bonedoは2026年4月の同じ記事で、
ギタリストの
Ulrich Ellisonさんの
新作の録音が2026年10月に東京で、
本人も加わるドイツのツアーが
2027年春に予定されていると
伝えていました。

 

ただ、録音が実際に行われたかは
確かめられていません。
「FLOW」について本人が語った
取材も、見つかりませんでした。

 

確認できた最新の動画は
2026年10月30日の
「Juna in Pakistan」
でした。
題名しか確かめていないので、
中身は分かりません。

 

Itchy Silkで今後の予定を
聞かれた本人の答えは、
「I want to tour all over
the world with my own
name Juna Serita!」でした。
一度は歌をやめた人の言葉として
読むと、力強い一文ですね。

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