
日本語の文法を、英語で
外国の学習者に解説している
YouTubeチャンネルが
今回のKaname Naito
(カナメ・ナイトウ)さんです。
日本語を母語とする私たちには
当たり前の「んです」や
「いや」の使い方を、
学ぶ側の目線で
ほどいてくれる動画ですね。
そこで今回は、どんな先生で
どんな動画が見られていて、
講座や本をどう広げてきたのかを
調べてみました。
数字は2026年10月31日に
当サイトがYouTubeの
APIで測った値です。
なお動画そのものは視聴せず、
題名と説明欄から書いています。
Kaname Naitoさんはどんな先生?
2026年10月31日に見た
本人のサイトの自己紹介によると、
Kanameさんは英語と中国語で
日本語を教えている
日本語の先生です。
重きを置いているのは
「日本語はどう話されるべきか」
ではなく「どう話されているか」
で、ふつうの教え方とは
違う、と書かれています。
例文と会話をたくさん示して
感覚でつかんでもらう、
というのが基本の形のようです。
言葉を学ぶ難しさや悔しさは
知っている、とも述べています。
チャンネルの開設は
2022年11月12日です。
YouTubeの概要欄は
「Teaching Japanese.」の
ひと言だけでした。
2026年10月31日の時点で
登録者は36.8万人、
総再生回数は約1,484万回、
動画の本数は141本です。
本数が少ないわりに
登録者が多いチャンネル、
と言ってよさそうですね。
動画の長さの真ん中あたりは
10分40秒ほどでした。
名前の漢字や年齢は?
2026年10月31日に
当サイトが確かめた
サイトとPatreon、
その時点の141本すべての
説明欄には、
名前の漢字も年齢も
出てきませんでした。
出身地や学歴、結婚の
ことについても同じで、
ここまでは分かりませんでした。
少し肩透かしかもしれません。
分かったのは、説明欄で
「日本語を母語とする話者」
「日本人の父親」と
自分のことを書いている
ところまでです。
2026年10月31日の時点で
YouTubeの国の設定は
日本ですが、どこに
住んでいるのかも
確かめられませんでした。
いちばん見られているのは「んです」の回
最も多く再生されているのは
2023年3月21日の
「How to Use んです?」で、
2026年10月31日の時点で
100万回を超えていました。
説明欄によると、
日本人は「んです」を
いつも使っているのに、
教科書の説明は物足りない
ことが多いそうです。
そのため学習者が諦めて
「です」だけで済ませると、
不自然な日本語になり、
誤解を招くこともある、
と書かれていました。
2番目に多いのは、公開中で
いちばん古い動画です。
2022年11月22日の
日本語のリズムの回で、
2026年10月31日の時点で
96万回を超えています。
「おじいさん」と言ったつもりが
「おじさん」に聞こえる、
という例が英語で書かれていて、
学習者にはよくある
悩みなのでしょうね。
「漢字の読みばかり
勉強しても、読む力には
あまり役立たない」という趣旨の
2023年3月の回も、
2026年10月31日の時点で
69万回ほどでした。
教科書の「いいえ」に異を唱える
3番目に多いのは
2024年1月20日の
「いいえ Is Lame」で、
2026年10月31日の時点で
72万回を超えていました。
説明欄の主張ははっきりしています。
教科書は「いいえ」と教えるが、
実際の会話ではほとんど言わず、
「いや」か「いえ」を
使っている、という内容です。
その6日後には
「Kaname Got in Trouble
for Teaching いや」という
題名の動画も出ています。
説明欄によると、「いや」は
失礼だと教える教科書や
先生もあるそうです。
それでも、ふだんの丁寧な
会話なら「いや」で十分だ、
というのがKanameさんの説明です。
2024年12月16日には
「食べさせられたくなくなる
ようにしなければ
ならなかったわけが
ないはずないんです」という
長い題名の回もありました。
形を足して長い言葉を作れる
日本語の仕組みを見せるために、
わざと作った表現だそうです。
真面目な解説の合間に
遊び心もあるようですね。
アメリカと中国で味わった「通じない」
経歴らしい経歴が読める
数少ない場所が、2026年8月29日の
「Stop Blaming Japanese People
for Not Understanding You」の
説明欄でした。
少し頑張れば分かるはずの
日本語を分かってくれない、と
日本人に腹を立てる学習者を
見てきたそうです。
そしてKanameさんは、
その悔しさは分かる、と
書いています。アメリカで
英語を話そうとしたときも、
中国で中国語を話そうと
したときも同じだったそうです。
いつ、どれくらいの期間
滞在していたのかは
書かれていませんでした。
ただ、自分も外国語で
通じなかった側にいたことが、
学ぶ側の目線の
もとになっているのかも
しれません。
講座と読み物を自分で広げる
本人のサイトでは、
2026年10月31日の時点で
有料と無料の講座を
扱っています。動画の説明欄の
多くからも、ここへ
案内されていました。
2025年2月6日の動画で
入門講座のLevel 1を告知し、
同じ年の8月15日の動画で
続きのLevel 2を告知しています。
どちらも月額ではなく
買い切りの形で、
分割払いも選べるようです。
2026年10月31日の時点の
価格はLevel 1が120ドル、
Level 2が150ドルでした。
2026年4月8日に告知された
Situational Japaneseは、
日本で暮らす場面を
20のテーマで学ぶ講座で、
2026年10月31日の時点の
価格は80ドルでした。
コンビニや居酒屋のほか、
役所、病院、銀行、
部屋探しまで並んでいて、
旅行より生活に寄せた
内容のようです。
音声は、自然な話し方と
はっきりした話し方の
2種類が用意されています。
「どう話されているか」を
重んじる先生らしいですね。
2026年には本も出ています。
Amazonの表示で6月24日に
上級者向けの
Onsen Romance、
7月22日に初級者向けの
Genki Nabeが出ました。
Genki Nabeは、目を覚ますと
60年が過ぎていた
若いアメリカ人の物語です。
9月3日には、この本の第1章を
1文ずつ解説する動画も
出ています。
2026年10月31日に見た
Patreonの案内によると、
支援者向けに、
日本の文化や歴史について
日本語と英語訳で
ブログを書いているそうです。
幼い息子さんと歩く動画
2026年には、
新しい形の動画も増えました。
幼い息子さんと
出かける回です。
2月の回の説明欄には、
子どもに話すときは同じ言葉を
ゆっくりはっきり繰り返す、
それが子どもの学び方だ、
とあります。
教科書にまず出てこない
親子の日本語を、
そのまま教材にしている
わけですね。
3月は北海道の小樽、
7月は支笏湖のキャンプ、
10月は富良野と、
親子で出かけた回が
続いています。
投稿の仕方にも
変化が見られます。
2026年7月4日から
10月17日までに、
土曜の夜8時の公開が
11本ありました。
文法の解説と親子の旅、
そして講座と本。
学ぶ人の入口を、
少しずつ増やしている
ところなのでしょうね。




















