
館内アナウンス、駅ピアノ、
スーツケースのキャスター、
ラーメンの湯切り、
靴の修理工房のトンカチ。
これは、
京都駅ビルのあちこちで
録音された音の一部です。
その数は約60種類で、
1曲の素材に使われました。
曲を作ったのは、
ヒューマンビートボクサーで
DJ・音楽プロデューサーの
SO-SO(ソーソー)さん。
JR西日本の発表によると、
この曲は
SO-SOさんのビートボックスと
京都駅ビルの環境音だけで
作られているそうです。
今回は、
本人のYouTubeチャンネルや
所属事務所、自治体、
企業の発表、
大会の結果をもとに、
SO-SOさんの歩みを
追ってみますね。
SO-SOさんのプロフィール
活動名:SO-SO(ソーソー)
肩書:DJ/音楽プロデューサー/
ヒューマンビートボクサー
出身:大阪府高槻市
所属:株式会社COCO Gallery
YouTube:@so_so_sound
X:@so_so_sound
肩書の3つの語は、
地元の高槻市が
発表の中で
このとおりに並べています。
所属事務所の
COCO Galleryは
2025年10月31日の発表で、
SO-SOさんを
「所属のアーティスト」と
紹介していました。
同じ発表によると、
ビートボックスを始めたのは
「弱冠15歳」の時。
ニュースサイトのKAI-YOUは、
1999年生まれと
紹介しています。
本名については、
当サイトが確かめた範囲では、
本人や事務所が
公表している資料は
見つかりませんでした。
YouTubeチャンネルの
説明欄は英語で、
どの曲も
ビートボックスだけで
作っていると書いたあとに
「no instruments,
just voice.」と
続けています。
楽器ではなく声で、
というのが
SO-SOさんの名刺のような
ものなのでしょうね。
最初の動画は「ループステーション」の予選
チャンネルに
いま残っている動画のうち、
いちばん古いのは
2017年6月16日の1本です。
題名には
「Asia Beatbox
Championship 2017」と
「Wildcard」の語が並びます。
アジアの大会に出るための
予選動画ですね。
ループステーションは、
その場で録った音を
重ねて再生していく機材で、
声を何層にも重ねて
1曲を組み立てていきます。
同じ年の10月には、
国内のバトル
「Plus vol.3」の動画に
「結果は準優勝でしたが
最高のイベントでした。」と
書き添えていました。
ここから先、
SO-SOさんは
世界大会の舞台へ
進んでいきます。
GBBのタッグとクルーで世界一に
ビートボックスの世界大会に
「Grand Beatbox
Battle」、
略してGBBがあります。
KAI-YOUの記事によると、
「GBB2019」では
前年度の王者を破り、
ループステーション部門で
TOP4に入りました。
続く2021年の大会では、
同じビートボクサーの
RUSYさんと組んだ
タッグ「SORRY」で、
タッグループステーション部門の
世界一になっています。
主催する
Swissbeatboxの結果発表でも、
この部門の1位は
「SORRY」でした。
2人がタッグで
初めて予選に挑んだ時の動画も、
チャンネルに残っています。
説明欄には
「we are SORRY
(SO-SO & RUSY)
from Japan!」とあります。
2023年の大会では、
4人組のビートボックスクルー
「SARUKANI」の一員として、
クルー部門で
世界一になりました。
SARUKANIは
SO-SOさん、RUSYさん、
KAJIさん、Koheyさんの4人が
2019年に結成したグループだと、
KAI-YOUは書いています。
自治体や企業の発表は
SO-SOさんを
「世界チャンピオン」と
紹介していますが、
その中身は
この2つの部門ということですね。
2025年5月、SARUKANIを卒業
SO-SOさんは
2025年5月31日に、
SARUKANIからの卒業を
発表しました。
KAI-YOUによると、
運営スタッフは
「本人の意志を尊重し、
5周年という大切な節目を
迎える前に、
温かく送り出すという結論」に
至ったと説明しています。
SARUKANIはその後、
RUSYさん、KAJIさん、
Koheyさんの3人で
活動していくと
発表されていました。
同じ記事は、
SO-SOさんが
2025年4月にeスポーツチーム
「FENNEL」への加入を
発表していたことにも
触れていました。
卒業の発表から
約1か月半後には、
地元の高槻市の
観光大使にも
就任しています(後で紹介しますね)。
マリオのリミックスとショート動画
チャンネルの動画は
2026年10月1日の時点で
220本です。
同じ日に数えた
再生回数がいちばん多いのは、
2023年6月17日の
「SO-SO - Super Mario
Beatbox Remix」で、
約262万回でした。
説明欄には
「This video is
100% beatbox and
vocal performance」
とあり、
曲もミックスも
SO-SOさん自身が担当しています。
2番目に多いのは、
こっちのけんとさんとの
「はいよろこんで
(SO-SO Remix)」で、
約253万回です。
こちらは39秒の
ショート動画ですね。
いま残っている動画で
年ごとの本数を数えると、
2024年に39本、
2025年に64本と増えていて、
2026年も
10月1日までに
38本が出ています。
増えた分の多くは
3分以内の短い動画で、
新しいリスナーへの
入り口にしている
のかもしれません。
京都駅ビルと山手線、街の音で作る曲
冒頭で紹介した曲は、
JR西日本の発表によると
京都駅ビルの
イメージ楽曲で、
2025年11月28日に
配信とMVの公開が
始まりました。
SO-SOさんは
同じ発表のコメントで
「小さい頃から親しみのある
京都駅ビル全体を
フィールドレコーディング
しながら」と
振り返っています。
その前の2025年4月には、
山手線の30駅を
音で旅するアルバム
『SO-SO SPINS TOKYO』を
配信で出していました。
5月にはトレーラーを、
7月には全編の映像を
チャンネルで公開しています。
本人のチャンネルの
説明によると、
各駅で録った音と
自身のビートボックスで
作り上げたそうです。
このアルバムを掲げた
ジャパンツアーは、
2026年4月8日の
豊洲PITがファイナルでした。
2日後の4月10日には、
本人のチャンネルに
「【RECAP】
SO-SO SPINS TOKYO
2026.04.08 @豊洲PIT」
という
振り返りの映像が
上がっています。
地元・高槻市の観光大使に
高槻市の発表によると、
SO-SOさんは
2025年7月14日に
高槻市観光協会の
「たかつき観光大使」に
就任しました。
SO-SOさんが
地元に何か恩返しを
できないかと
周りに話していたのを
協会が知ったことが、
きっかけだったそうです。
就任式では
「ジャズストリートをはじめ
魅力的な音楽イベントがある
高槻市を、
ヒューマンビートボックスで
さらに盛り上げていきたい」と
話しています。
大使の活動の第1弾は、
地元の祭りで
親しまれてきた
「高槻音頭」のリミックスで、
2025年8月2日に
配信が始まりました。
2026年7月27日の発表では、
8月1日の
第57回高槻まつりに
特別ゲストとして
出演することも
告知されていました。
赤城ウェンさんの曲も手がける
ほかのアーティストへの
楽曲提供も
少なくありません。
にじさんじの赤城ウェンさんが
2026年8月に出した
1stデジタルシングル
「〜↑↑ -KARAAGE-」では、
作曲をSO-SOさんが、
作詞を常楽寺澪さんと
2人で担当しました。
9月23日には、
自分のチャンネルに
この曲のリミックスも
公開しています。
赤城ウェンさんのことは、
別の記事で紹介しています。
KAI-YOUによると、
Hey! Say! JUMPへの
「Ready to Jump」や、
大阪・関西万博への
「ミャクミャクぽん!」も
提供しているそうです。
2026年7月には、
JBLの
「JBL Tour Pro 3」の
キャンペーン動画にも
出演しました。
発表によると、
SO-SOさんが一人二役で
自分自身と共演する
内容だったそうです。
まとめ
SO-SOさんは、
大阪府高槻市出身の
ヒューマンビートボクサーで、
DJ・音楽プロデューサーです。
GBBでは
2021年にタッグ「SORRY」、
2023年にクルー「SARUKANI」で
世界一になり、
2025年5月に
SARUKANIを卒業しました。
YouTubeの登録者は
28.8万人
(2026年10月1日の実測)。
予選動画から始まった
チャンネルには、
いまは京都駅ビルや
山手線の駅の音で作った曲が
並んでいます。
次はどこの街の音が
曲になるのか、
楽しみですね。



















