岡田斗司夫が土曜の朝に出しているのは、何年も前のガンダム講義を話数ごとに束ね直した回だった
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「岡田斗司夫ゼミは
切り抜き動画を
黙認します。」

 

2021年5月、
評論家の岡田斗司夫さんは
自分の YouTube チャンネルの
動画の説明欄に
こう書きました。

 

ニコニコ生放送の「ゼミ」で
知られた岡田さんは、
2014年から YouTube にも
番組を出してきました。

 

そして2026年11月のいまは、
毎週土曜の朝に
『機動戦士ガンダム』の
話数ごとの回を
出しています。

 

この記事では、
YouTube の公開データと
動画の題名・説明欄、
東洋経済オンラインや
ITmedia などの記事から、
岡田斗司夫さんの
チャンネルの歩みを
たどってみます。

 

登録者数や再生回数は、
2026年11月7日
午後4時45分ごろに
当サイトが測った値です。

 

動画そのものは視聴しておらず、
題名と説明欄、
記事の記述をもとにしています。

岡田斗司夫チャンネルの数字(2026年11月7日時点)

岡田斗司夫のチャンネルは、
2014年1月25日(日本時間)に
開設されています。

 

2026年11月7日時点の登録者は
123万人、
総再生回数は
約2億6506万回でした。

 

同じ時点で、
YouTube が示す動画の数は
3,997本です。

 

そのうち
誰でも見られる公開の動画は
1,998本で、
残りの1,999本は
メンバー限定の一覧に
入っていました。

 

ほぼ半分ずつ、
という分かれ方ですね。

 

チャンネルの説明欄によると、
ゼミは
「【無料】+【限定】+【楽屋裏】の
3部構成」で、
後半を見るには
メンバーシップへの参加が
要る仕組みです。

 

無料の前半と
会員向けの後半が
同じくらいの数で並ぶのは、
この形のためなのかもしれません。

 

公開動画を年ごとに数えると、
2018年の56本が、
2019年に299本、
2020年に352本と
一気に増えています。

 

公開動画は、
2026年も
11月6日までで
171本でした。

 

月ごとに見ると、
2018年1月から
2019年2月までは
月に3〜6本で、
3月に21本、
4月に30本と跳ね上がりました。

 

この春から、
出し方そのものが
変わったようです。

 

2020年と2021年には、
題名に英語で
「OTAKING explains」などと
添えた回も目立ちます。

 

題名に「OTAKING」が入った
公開動画は、
2017年に4本、
2020年に211本、
2021年に182本の
計397本でした。

 

公開動画でいちばん
再生されているのは、
2020年2月の
「【UG# 226】祝100万再生突破!
「本当は10倍怖い
『火垂るの墓』」」で、
約450万回です。

ガイナックスの初代社長から「評価経済」の評論家へ

チャンネルの説明欄には、
本人のプロフィールが
こう書かれています。

 

「大阪生まれ。
アニメ・ゲーム制作会社
ガイナックスを創業し、
初代社長を務めたあと退社。
立教大学や
マサチューセッツ工科大学講師、
大阪芸術大学客員教授などを歴任。」

 

ORICON NEWS の人物欄では、
1958年7月1日生まれ、
大阪府出身で、
ジャンルは
「評論家・コメンテーター」
となっていました。

 

2018年12月の
東洋経済オンラインは、
「貨幣経済に代わる
『評価経済』の社会が訪れると、
20年以上前に予測した」
評論家として
岡田さんに話を聞いています。

 

最初の問いは
「20年以上前に著書で
『評価経済社会』の到来を
予測しました」。

 

岡田さんはそこで、
評価経済社会を
「他人からの評価が
貨幣のように流通する世の中」
と説明していました。

 

記事の見出しは
「ユーチューバーは消滅、
『評価経済』で生き残る道」。

 

YouTube で番組を出している人の
インタビューに、
「消滅」という見出しが
付いていたのは、
ちょっと面白いところですね。

 

記事のプロフィール欄には、
著書として
『ユーチューバーが消滅する未来』も
挙がっていました。

 

ただ、見出しの「消滅」の中身は
有料会員向けの部分にあり、
当サイトは読めていません。

 

2022年11月には、
岡田さんの声を再現した
AI のジェネレーターも
公開されました。

 

ITmedia NEWS(吉川大貴さんの記事)によると、
140文字までの文章を
岡田さんの声で
読み上げさせられるもので、
「本人の許可が得られたことから
無料での提供になった」
そうです。

 

公開の経緯については、
CoeFont 社が
「ひろゆきさんから
紹介があった」
と説明していたそうです。

2014年、YouTube Live で「ゼミを開講」

ビジネス+IT の記事は
岡田さんを
「ニコニコ生放送で
一時代を築いた」
と紹介しています。

 

ORICON NEWS の人物欄も、
代表作の1つに
「ニコ生岡田斗司夫ゼミ」を挙げ、
2011年としています。

 

チャンネルにも
「岡田斗司夫ゼミ#4(2011.9.5)」
という題名の動画が
残っていて、
ゼミの番号は
ニコ生の時代から
続いているようです。

 

YouTube の公開動画で
いちばん古いのは、
2014年3月2日の
次の回でした。

 

 

「岡田斗司夫ゼミ
『IQの低い話~
テレビとネットのはなしから
風俗営業まで~』」は、
2026年11月7日時点で
約17万回再生です。

 

説明欄には
「YOUTUBELIVEにて
ゼミを開講!」とあり、
話題の1つに
「ニコ生・Youtube・ツィキャス。
なんで3つもやってるの?」
が挙がっています。

 

続きの会員向けの部分は
ニコニコの
ブロマガチャンネルで
見られる、
という案内も付いていました。

 

同じ2014年の7月には、
漫画家の山田玲司さんとの
対談の回を出しています。

 

2026年8月の
ビジネス+IT(中山淳雄さんの記事)は、
山田さんが2014年に
YouTube を始めたのは
岡田さんがきっかけだった、
という前提で
山田さんに話を聞いていました。

「切り抜き動画を黙認します」——2021年5月のお知らせ

冒頭の一文が載っていたのは、
2021年5月10日の
この動画です。

 

 

題名は
「ひろゆきのやってる
切り抜きシステムを
僕の無料公開動画でも
OKにします。」。

 

説明欄のルールでは、
対象は
無料で公開している動画だけ。

 

切り抜くには
申請フォームでの登録が要り、
TikTok など
YouTube 以外での切り抜きも
「黙認」するとしています。

 

収益は
ガジェット通信が
手数料を引いた残りを、
切り抜く人と
岡田さんで折半する、
とされていました。

 

性的な表現は禁止で、
「特にジブリやディズニーは
即削除対象となる場合がある」
とも書かれていました。

 

「みんなが好き勝手に
面白くしてお金を儲けてくれたら
嬉しいです。
がんばってね。」

 

という一文が、
いかにも岡田さんらしいですね。

 

その効果について、
2022年4月の
PRESIDENT Onlineの対談で
ひろゆきさんは、
岡田さんの登録者は
「15、16万人くらいだったと
思うんですが、
今は70万人超えています」
と話していました。

 

ただ、
ひろゆきさんは同じ対談で、
切り抜きから
収益を得る仕組みを持つ
会社の側にいる
とも話しています。

 

当事者の見立てとして
読んでおくのが
よさそうです。

 

チャンネル自身の記録では、
2023年5月21日の回の題名に
「ありがとう登録者100万人」
とあります。

 

2023年2月には、
2020年に
堀江貴文さんと
「切り抜き や
おまとめ再投稿」を
語った対談も、
あらためて公開していました。

土曜の朝はガンダム、火曜は人生相談

題名に「完全講義」と付いた
ガンダムの回は、
2019年4月5日の
「機動戦士ガンダム完全講義
〜第1回」が最初です。

 

題名に
「ガンダム完全講義」か
「ガンダム完全講座」が入った
公開動画
(「機動戦士ガンダム」完全講座
のように、
かぎ括弧をはさむ題名を含む)は、
2019年から2023年までで
141本あります。

 

最後は
2023年8月の
「完全講座#137」でした。

 

それが2026年4月4日、
形を変えて戻ってきます。

 

 

「第0話『ガンダム前夜』・
岡田斗司夫の
機動戦士ガンダム完全講座」は、
2026年11月7日時点で
約33万回再生。

 

それから毎週土曜の朝7時に、
テレビ版の話数ごとの回が
出ています。

 

題名で数えると、
11月6日までに
第0話から第30話までの
31本で、
1週も空いていません。

 

説明欄の章を見ると、
第0話には2017年と2019年、
第30話には
「2021年8月30日 配信」
などの日付が並んでいます。

 

31本すべての章に
2017年から2021年までの
日付があり、
過去の講義を
話数ごとに束ね直した回です。

 

2026年の日付を含む章が
付いた回もあるので、
新しく足した部分も
あるのかもしれません。

 

火曜の朝は
「サイコパスの人生相談」です。

 

題名にこの言葉が入った
公開動画は
2019年11月が最初で、
2026年は11月6日までに
41本、
そのうち26本が
火曜日でした。

 

こちらも41本のうち28本が、
説明欄に
「元動画はこちら」と添えた
再編集の回でした。

 

木曜の朝は
「金曜ロードショー」と銘打った
映画の回が中心で、
2026年10月は4本。

 

10月29日の
「『ゴジラ-1.0』が
『シン・ゴジラ』を超えた理由」は、
11月7日時点で
約21万回再生されていました。

 

2026年5月からは
「喫茶トシオ」と題した
雑談の回も加わり、
11月6日までに8本。

 

題名を見る限り、
コメントを読みながら
映画の話をする回や、
テスラの新しい車を
語る回があるようです。

 

いま生で話しているのは
日曜の夜で、
2026年のライブ配信の
アーカイブ28本のうち
27本が日曜日です
(11月6日まで)。

 

その題名に付く番号は、
11月1日の回で
#632 でした。

 

2024年4月29日までに、
大腸がんで手術を受けたことを
YouTube で公表しています
(ライブドアニュースの要約による)。

 

2026年5月に出し直した
人生相談の回には、
「我、大腸癌ヨリ生還セリ!」
という章が付いていました。

 

ニコ生のゼミから、
切り抜きを黙認した
YouTube へ。

 

そして土曜の朝には、
何年も前の講義を
話数ごとに束ね直して
出し続けています。

 

三宅香帆さんのように
YouTube で本や作品を語る
評論家の中でも、
過去の配信を
これだけ積み上げてきた人は
そう多くないのかもしれません。

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