あの「バブリーダンス」と同じチャンネルに、おかっぱの集団がいる。アバンギャルディ(Avantgardey)が世界に届くまで
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おかっぱ頭に制服姿で
一糸乱れず踊る
アバンギャルディの
YouTubeチャンネルを開いて、
再生回数の順に並べてみると、
不思議なことが起きます。

 

いちばん上に来るのは
おかっぱの集団ではなく、
2017年に公開された
高校ダンス部の
「バブリーダンス」なんです。

 

じつはこの2つは、
同じ人の手から
生まれています。
振付師のakaneさんです。

 

この記事では、
いまのメンバーの人数から、
チャンネルの歩み、
おかっぱと制服の由来、
アメリカの舞台、万博、
そして2026年の活動までを
順に見ていきます。

 

チャンネルの数字は、
2026年11月1日に
当サイトが測った値です。
英語の記事の言葉は
当サイトの訳です。

アバンギャルディは今何人?

2026年11月1日の時点で、
アバンギャルディは16人です。
公式サイトのメンバー欄には、
次の16人の名前が
並んでいました。

 

nona、pani、moca、fuka、
seira、nagano、ayane、
sono、harune、miyuu、
macchan、aimu、kotone、
kohana、chacha、ui

 

人数は、
時期によって違います。
大会に出るために
発足した2022年は20人で、
2024年4月の時点では
東洋経済オンラインが
17名と書いていました。

 

直近で減ったのは
2026年3月です。
公式のお知らせで、
oyaさんの3月21日付の
卒業と芸能活動の引退が
発表されていて、
いまのメンバー欄に
名前はありません。

 

活動の拠点は大阪です。
大阪市の取材で
sonoさんは「みんな関西人なので
うるさいです(笑)」と
話していました。

メンバーの本名や年齢は?

公式サイトのメンバー欄に
載っているのは、
活動名とSNSへの入り口だけで、
本名や生年月日はありません。

 

大阪市の報道発表でも、
グループの欄は
「年齢非公表」でした。

 

公式が活動名で通している
グループですから、
当サイトも個人の本名や年齢は
追いかけません。

 

とはいえ、
全員が同じに踊っている
わけではないようです。
sonoさんによると、
全員真顔に見える場面でも、
「目の開け具合や
口角の上げ下げを
一人ひとり調節している」
そうなんです。

このチャンネルは、もともと誰のもの?

チャンネル名は
「akanekikaku / avantgardey」です。
2026年11月1日の時点で、
登録者は112万人、
総再生は約8億570万回、
動画は414本でした。

 

前半の「akanekikaku」は
アカネキカクのことで、
akaneさんが
2015年に立ち上げた
ダンスカンパニーです。
公式サイトの
運営会社は
株式会社ニューモードで、
チャンネルの問い合わせ先も
同じ会社になっています。

 

akaneさんは大学生のころから
大阪府立登美丘高校の
ダンス部を指導していました。
いま残っている
いちばん古い動画は、
2015年5月の
「オバちゃんダンス」です。

 

そして2017年9月16日に
公開されたのが、
次の「バブリーダンス」でした。

 

 

再生回数は2026年11月1日の
時点で約1億2,431万回で、
チャンネル全体の再生の
およそ15%を
この1本が占めています。
概要欄を見ると、
撮影と映像編集も
akaneさん本人でした。

 

つまりここは、
高校の部のチャンネルに
別のグループが
入ってきたのではなく、
akaneさんが自分の作品を
載せてきた場所なんですね。

2022年に一変した動画の本数

本数を年ごとに数えると、
ある年を境に
別のチャンネルのように
変わっています。
(2026年は11月1日までの数です)

 

2015年 1本
2016年 1本
2017年 2本
2018年 2本
2019年 2本
2020年 2本
2021年 1本
2022年 33本
2023年 71本
2024年 42本
2025年 165本
2026年 92本

 

2021年までの7年間で11本、
2022年から2026年11月1日までで
403本です。
そのうち324本が
60秒以下の短い動画でした。

 

ただ、境目の前に
何もなかったわけではありません。
2022年1月の踊ってみた動画の
概要欄に並ぶダンサーの名前には、
nona、pani、KOTONE、Moca、
Seira、sono、Nagano と、
いまのメンバーと同じ活動名が
見つかります。

 

akaneさんはReal Soundの取材で、
アカネキカクには
50人ほどが在籍していて、
その中から20人を選んだと
説明していました。

 

選んだきっかけが、
2022年5月に開かれた
日本テレビ系のダンス大会
『THE DANCE DAY』です。
2月ごろから
作品を作り始めたそうで、
大阪市の紹介文でも
結成は2022年2月でした。

 

顔ぶれには、
akaneさんと10代のころから
一緒にやってきた人が
多いようです。
2024年の
FASHIONSNAPの取材では、
akaneさんが、
メンバーの半分くらいは
登美丘高校ダンス部の出身だと
語っていました。

 

sonoさんとnaganoさんも
その出身者で、
naganoさんは中学生のころに
おばちゃんダンスを見て、
sonoさんは『ヒーロー』を見て、
この部に入ろうと
決めたそうです。

おかっぱと制服は、なぜ生まれた?

由来は、
大会の規定にありました。
『THE DANCE DAY』では
日本の楽曲しか使えなかったので、
akaneさんは好きな
昭和の歌謡曲を選びます。

 

その歌謡曲に似合う衣装として
思い浮かんだのが、
ジャンパースカートのような
懐かしい制服と、
おかっぱ頭でした。

 

大会で選んだ曲が、
渡辺真知子さんの
「かもめが翔んだ日」です。
同じ曲の動画は、
2026年1月にも
公開されていました。

 

 

akaneさんが目指したのは、
かっこいいでも
可愛いでもなく、
「見たことがない」「面白い」
「気色悪い」と
思ってもらうことでした。

 

メンバーのほうも、
初めて全員で衣装を着たときの
第一印象は
「気持ち悪っ」だったと
sonoさんが笑って
振り返っています。

 

この形は大会用のはずでしたが、
終わってみると
大きな注目を集めていたので、
そのままユニフォームに
なったんですね。

 

『THE DANCE DAY』では
決勝まで進んでいます。
ただ、最終的な順位は
当サイトでは
確かめられませんでした。

AGTの結果は?

世界に知られるきっかけは、
2023年のアメリカの番組
『America's Got Talent』
(AGT)のシーズン18でした。

 

審査員からは
「20体の人形に魂が宿ったみたい」
という言葉が
贈られたそうです。

 

一度は落ちていますが、
NBCの記事によると、
視聴者投票で1組が救われる
「インスタントセーブ」に勝って、
決勝の11組に入りました。

 

同じ記事には、
当時のメンバーが
麺づくりやアイスクリーム店、
カフェ、飲食店などで
働きながら踊っていたことも
書かれています。

 

Tokyo Weekenderによると、
YOASOBIやABBAの曲でも
踊りましたが、
決勝で敗れています。
優勝は犬と飼い主のコンビで、
決勝での順位までは
確かめられませんでした。

 

それでもsonoさんは、
踊り始めて1秒で
会場の反応が変わった
あの舞台で、
「自分たちのスタイルは
間違っていなかったんだな」
と感じたそうです。
言葉が通じなくても
笑ってもらえたのは、
うれしかったでしょうね。

2025年の万博では何をした?

2025年は、
公開した動画の再生が
いちばん多い年でもあります。
この年に公開した165本の再生を
足すと、2026年11月1日の時点で
約3億6,880万回で、
バブリーダンスの
3倍近い数でした。

 

再生が最も多いのは、
31秒の
「OKP Cipher with 関口メンディー」で、
同じ時点で約3,140万回です。

 

大阪市によると、
大阪・関西万博では開会式に出演し、
閉幕日にはミャクミャクと
踊っています。

 

この万博には、
もっと前からの縁がありました。
チャンネルに2018年10月から
残っているのが、
次の「万博ダンス」です。

 

 

万博誘致の
スペシャルサポーターになった
akaneさんの振付で、
アカネキカクのダンサーと
登美丘高校ダンス部の
OG・現役生ら
総勢120名が踊った動画です。

 

naganoさんも
「登美丘高校の時代から
私たちも万博の誘致に
携わっていた」と
話していました。
この動画から開会式までは、
およそ6年半ですから、
長い付き合いだったんですね。

2026年の活動は?

2026年も、
海外と国内を行き来しています。

 

3月には
アジアツアー「LET'S GROOVE!!」で
バンコク、シンガポール、
香港を回りました。
5月から7月は
全国6都市のツアーです。

 

akaneさんの初めての著書
『謎のおかっぱ集団
気づいたら世界で踊ってた』
は、
発売日が8月20日でした。

 

10月には、
kohanaさんがドラマへの
初出演を自分で報告していて、
オリコンの記事によると、
おかっぱ姿ではなかったそうです。

 

10月23日には、
マレーシアの3Pと組んだ
「SUSHI」のミュージックビデオを
公開しました。
撮影は京都の仁和寺です。

 

2026年11月1日の時点で、
11月14日の
花園ラグビー場でのイベントなどへの
出演が予定されています。
チャンネルの直近の投稿は、
10月31日でした。

 

高校の部活を映していた
チャンネルに、
いまは世界で踊る
16人が並んでいます。
同じ人の手で作られてきたから、
おかっぱの16人にも
あの「バブリーダンス」の
面白さが流れているのでは
ないでしょうか。

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