
コーヒーを淹れる人を
主題にした記事を、
当サイトはまだ
1本も出していません。
今回が最初になります。
岩崎泰三(いわさき・
たいぞう)さんです。
登録者12万3000人、
動画925本、総再生は
2380万回を超えています。
ただ、この方を
「YouTuber」とだけ
呼ぶのは、少し
違うかもしれませんね。
チャンネルの開設は
2020年6月。経歴の
いちばん後ろのほうに
YouTubeが来ます。
その前に、銀座の
喫茶店があり、焙煎工場が
あり、音大がありました。
今回はその順番を、
ご本人の会社の公式ページと、
所属先の企業ページと、
国立国会図書館の書誌から
たどっていきますね。
岩崎泰三さんとは?登録者12.3万人・動画925本・総再生2380万回を実測
まず数字から
見ていきましょう。
2026年8月21日に
YouTubeのAPIから
読んだ値です。
・登録者数:123,000人
・動画本数:925本
・総再生回数:
23,802,935回
チャンネル
のハンドルは
@taizocoffee。
正式な名義は
「/岩崎泰三 -Coffee
Journalist Taizo
Iwasaki -」です。
総再生を本数で割ると、
1本あたり約2万6000回。
派手な数字では
ないですね。
ただ、扱っている題材が
コーヒー1本に
絞られています。
そのぶん見る人が
限られるジャンル
なのでしょう。
なお、この方は
チャンネルを複数
持っています。
セカンドチャンネルも、
公認の切り抜きも
あるんですね。
当サイトが数えたのは
本体の1本だけです。
登録者数はAPIが
3桁に丸めた値です。
ですので当サイトでは
「12.3万人」と
書いておきますね。
コーヒーの原点は17歳!吉祥寺「もか」の焙煎豆に衝撃を受けたそうです
始まりは高校生の
ころでした。
ご本人の会社である
株式会社COUROの公式プロフィール
に、こう書かれています。
「伝説の名店 吉祥寺
『もか』の焙煎豆に
衝撃を受けた17歳当時から
独学で積み重ねた
コーヒーに対する知識と
情熱」
店名と年齢まで
出てきますね。
YouTubeの概要欄のほうは
「高校時代に飲んだ
1杯のコーヒーに
心奪われて」まで。
同じ出来事を、
片方は年齢で、片方は
時期で書いている、と
読めそうです。
面白いのは、その「もか」が
今の動画にも出てくること。
2026年8月4日の投稿に
「もか、そしてバッハ。
禁断の名店オマージュ」と
いう題が付いています。
17歳のときに受けた衝撃を、
40代半ばになっても
まだ引きずっている、と
いうことなのかもしれません。
1981年東京生まれ!練馬区出身で、お父さんはアンティーク評論家です
生まれ年は公表されて
います。
YouTubeの概要欄に
「1981年東京生まれ」と
あります。COURO公式は
「東京都練馬区出身」。
生まれた日にちまでは、
こちらでは確認
できませんでした。
ですので年だけを
書いておきますね。
ご家族についても
一言だけ触れられて
います。
概要欄には「西洋
アンティーク専門の
骨董品屋を営む父の影響で
幼少期から“目利き”能力を
養う」とありました。
COURO公式のほうは
もう一歩踏み込んで、
「父であるアンティーク
評論家岩崎紘昌との
コラボレーション」と
書いています。
銀座の店は、父子で
作った空間だった
ようですね。
国立音楽大学を2003年卒業!コーヒーの前に管打楽器がありました
もうひとつの顔が
音楽です。
株式会社スーパースイーツの公式プロフィール
に、卒業年が
載っていました。
「2003年国立音楽大学
器楽学科卒業」。
概要欄によれば、金管楽器を
専攻しながら「卒業までに
一通りの管打楽器を習得」
したそうです。
卒業後はジャズを中心に
演奏活動へ。COURO公式は
活動先まで挙げています。
「国内各地やフィンランド、
韓国にて演奏活動を展開」。
東京都公認ヘブンアーティスト
として、大道芸ワールドカップ
2008にも公式出場して
いるとのこと。
ここが経歴の面白い
ところですね。音楽をやめて
コーヒーに移ったのでは
ありません。
スーパースイーツ公式は
「活動する傍ら」と
書いています。COURO公式も
「音楽活動と並行し」。
演奏を続けたまま、
喫茶店を開いた、と
いうことになりますね。
2008年12月に銀座で開業!『銀六珈琲 時‥』は2012年に閉店しました
店を持ったのは
20代の終わりごろです。
COURO公式にはこうあります。
「音楽活動と並行し
2008年12月『銀六珈琲
時‥』を創業」。
スーパースイーツ公式も
「2008年に東京・銀座に
『銀六珈琲 時‥』を創業」で
一致しています。
ただ、YouTubeの概要欄
だけは「2007年に銀座で」と
書いているんですね。
3つのうち2つが2008年で、
しかも会社の公式は
月まで特定しています。
ですので当サイトは
2008年12月を採りました。
2007年が何を指しているのかは、
こちらでは分かりません。
理由を推し量って
書くのはやめておきますね。
店名の表記も揺れています。
会社の公式は「銀六珈琲
時‥」、概要欄は
「時・・(Ji ten ten)」。
中黒の数まで違うので、
当サイトは会社の公式の
ほうに合わせておきます。
閉店の時期も
記録されていました。
2012年、銀座の
再開発に伴う閉店です。
店をやっていたのは
4年ほど、という
計算になりますね。
その間、作家の村松友視さんの
エッセーに取り上げられた、と
概要欄にはあります。
2015年にQグレーダー取得!産地を歩く買付コンサルタントへ
閉店後はフリーランスの
コーヒーアーティストと
なります。
全国で抽出イベントを
開きつつ、セミナー講師、
カフェプロデューサー、
バリスタトレーナー。
肩書きが一気に
増えていますね。
転機になりそうなのが
2015年です。COURO公式は
こう書いています。
「2015年に国際基準の
スペシャルティコーヒー
鑑定士ライセンス
(CQI認定Qグレーダー)を
取得」
このあと、行き先が
変わります。「アフリカ・
中米・アジア各地の産地視察」
「超希少珈琲の実地調査」。
インドネシアの天然
コピルアックや、沖縄の
スペシャルティコーヒーの
名前が挙がっていました。
淹れる側から、豆を
買い付ける側へ回った、と
読めそうです。
なお資格の表記は
「CQI認定 Q Arabica
Grader (2015-2024)」と
年の範囲が付いています。
2024で切れている理由までは
書かれていません。
ですので取得年だけを
書いておきますね。
2019年に練馬区へ自社焙煎工場!約80ヶ所以上のカフェに豆を出しています
次は工場です。
「2019年東京都練馬区に
自社焙煎工場『TCL
ROASTING FACTORY』を
設立」とCOURO公式に
あります。
出身地に工場を建てた、
ということになりますね。
規模も書かれていました。
「全国約80ヶ所以上の
カフェに向けたコーヒー豆
提供とブレンド開発」。
企業との仕事も
並んでいます。フィリップ
モリス社「IQOS」の
カフェラウンジ。
マルコメ社「糀茶寮」の
甘酒マリアージュ。
2023年には新ブランドも
出ています。「旅とギフトを
テーマにしたフレーバー
コーヒー新ブランド
『COFFEE AIRPORT』を
全面プロデュース」。
コーヒーを淹れる人、
というより、コーヒーで
仕事を作る人に
なってきていますね。
YouTubeは2020年開設!コロナ禍のおうちカフェ需要がきっかけでした
そしてYouTubeです。
開設のきっかけまで
書かれているのは、
珍しいのではない
でしょうか。
「コロナ禍における
おうちカフェ需要の
高まりを受けYoutube
チャンネル(中略)を開設し
2020年から様々な
コンテンツを積極的に配信」
APIが返す開設日は
2020年6月16日。
公式が書く「2020年から」と
ぴったり合いますね。
内容についても
説明がありました。
「身近にあるコーヒー飲料の
深掘りレビューから業界
最先端のニュース解説まで」。
直近の投稿を見ると、
たしかにそのとおりです。
2026年8月12日には
無糖コーヒーの飲み比べ検証、
7月には大手6社の
アイスコーヒーのランキング。
投稿の間隔は月に
2〜4本ほど。毎日出す
タイプではないですね。
なお公式には
「2024年9月現在 11.6万人」
という数字も載っています。
当サイトの実測は
12.3万人でした。
基準日が違うだけで、
どちらも当時は
正しい数字なのでしょう。
同じ箇所には「実名活動する
コーヒー系YouTuberとしては
国内最大規模」ともあります。
こちらは会社側の説明なので、
当サイトが裏を取ったもの
ではありません。
著書は?2021年10月の『はじめてのおうちカフェ入門』が国会図書館にあります
本も出されています。
国立国会図書館の書誌
で確認できました。
・『はじめてのおうちカフェ
入門 自宅で楽しむ
こだわりコーヒー』
・マイナビ出版
・2021年10月/159ページ
・ISBN
978-4-8399-7757-3
責任表示は「岩崎泰三 著」。
国の書誌に載っている、
ということですね。
2024年10月には文庫にも
なっています。「マイナビ
文庫」の159番、
ISBNは
978-4-8399-8659-9。
ここは書き分けが
必要なところです。
書名も著者も同じなので、
これは2冊目ではなく
版違いになります。
ですので当サイトは
「著書2冊」とは
書きません。
売れ行きについても
会社の公式に記載が
ありました。「二度の
重版となり中国語翻訳版も
刊行」とのこと。
大使館のコーヒー監修も!パナマとペルーで肩書きが載っています
最後に、少し
変わった肩書きを。
スーパースイーツ公式には
「パナマコーヒー親善大使」と
あります。
COURO公式のほうには
「ペルー大使館公認
コーヒーアンバサダー」。
国が違うので、別々の
役割なのでしょう。
どちらか片方だけを
書くと落ちてしまうので、
両方を並べておきますね。
ベネズエラやパナマを
はじめとする各生産国の
駐日大使館で、コーヒーの
監修やアドバイザーも
しているそうです。
さらに今は、紅茶や
茶道のほうにも
向かっているとのこと。
「日本的感性と食文化に
根ざしたコーヒーの作法
(お点前)を体系化し海外に
発信すべく」と
書かれていました。
17歳で焙煎豆に驚いて、
音大を出て、銀座で店を開いて、
産地を歩いて、工場を建てて、
それからYouTubeを始めた方です。
配信が経歴の
最後に来る、という
順番でしたね。
なお、ご本人のオフィシャル
サイトも以前はあったの
ですが、今は名前解決が
できない状態でした。
所属先のページには
リンクが残っています。
リンク先だけが
先に消えた、という
ことなのでしょう。
※本記事の数値は
2026年8月21日時点の
実測値です。経歴は
各出所の公開情報に
基づいています。


















