
手話を教える
YouTuberと聞くと、
耳の聞こえない人を
思い浮かべる方も
多いかもしれません。
「こだYouTube手話サークル」の
こださんは、
耳の聞こえる「聴者」です。
本人も動画の概要欄で
そう名乗っています。
そんなこださんの
チャンネルで
いちばん再生されている動画は
「あいさつの手話」を
教える回です。
そして2026年3月には、
ろう者の
サヤボーさんと一緒に、
手話の入門書を出しました。
この記事では、
チャンネルの概要欄と
公開されている動画の一覧、
版元の中央法規出版の書籍ページ、
紹介記事などから、
こださんの歩みを
たどってみます。
登録者数や本数、
再生回数は、
2026年11月7日
午前4時40分ごろに
当サイトが測った値です。
動画そのものは視聴しておらず、
題名と概要欄、
YouTube の公開データを
もとに書いています。
こだYouTube手話サークルのチャンネル(2026年11月7日時点)
こだYouTube手話サークルの
チャンネルは
2019年12月29日の開設です。
いちばん古い公開動画は
2020年3月4日の
「指文字を覚えよう!」でした。
2026年11月7日時点の登録者は
11万人、
総再生回数は
1,412万回あまりです。
同じ時点で
公開されている動画は
250本あまりで、
そのうち150本が
ショート動画でした。
概要欄には
「手話を始めるキッカケと
手話で話しかける勇気を
与えます!」とあります。
手話に興味を持った人や、
講習会の復習をしたい人に
向けた動画だと
書かれています。
ちなみに、
本名や年齢は、
当サイトが見た
本人の概要欄や
書籍の著者紹介には
出てきませんでした。
「息子にとって手話は本当に必要?」半信半疑から始まった手話
こださんが
手話と出会ったきっかけは、
息子さんです。
チャンネルの概要欄には、
「生まれつき中等度難聴の
息子を連れて
ろう学校に通い始めたのが
手話との出会い」と
書かれています。
ただ、最初から
手話を信じていたわけでは
なかったようです。
概要欄には
「…息子にとって手話は
本当に必要?」
「半信半疑で始めた手話」
という言葉が並びます。
それが変わったのは、
「ろう者のママ友と
もっと話したい!」と
思ったときでした。
手話の目的が
「息子のためから
自分のために!」
変わったと書いています。
2021年2月14日には
「私の手話を始めたきっかけ
〜難聴児の子育て〜」
という動画も出しています。
この動画の概要欄は、
息子さんの難聴の診断から
手話と出会うまでを
「長かったですね」と
振り返っています。
この動画を紹介した
2022年2月2日の
GLUGLUの記事によると、
診断から
ろう学校に行くまでには
「2年のブランク」が
あったそうです。
はじめは
ろう学校や手話という
発想もなく、
ネットで悩みを打ち明けたところ、
見知らぬ人からの助言で
ろう学校の存在を
知ったと書かれています。
難聴の当事者として
発信している人の話は、
当サイトの
牧野友香子さん(難聴ユカコ)の記事でも
紹介しています。
こださんの場合は、
聞こえる側の親が
手話を「学ぶ側」に
回ったところから
話が始まるんですね。
2020年3月の「あいさつの手話」が、今もいちばん見られている(2026年11月7日時点)
チャンネルで
いちばん再生されているのは、
2020年3月18日の
「あいさつの手話表現。
手話初心者必見!」です。
11月7日時点で
187万回あまり。
チャンネル全体の再生の
13%ほどを、
この1本が占めています。
2位は
最初の動画の
「指文字を覚えよう!」
(同じ時点で80万回あまり)。
再生の上位5本のうち4本が、
投稿を始めた
2020年3月の動画でした。
2020年に出た
42本の動画だけで、
11月7日時点の
チャンネル全体の再生の
47.5%に当たります。
あいさつ、指文字、
自己紹介、苗字、
都道府県と、
最初の年は
初心者向けの基本を
1つずつ取り上げる回が
並んでいたんですね。
概要欄には、
動画で紹介する手話は
「普段私が使っている手話を
ベースに
手話辞典など書籍で
確認しながら」
紹介していると
あります。
さらに
「手話は言語であり
一つの日本語に対して
いろんな表現がある」
「私が紹介している手話も
いろいろある中の一つ」
という断り書きも
置かれています。
「もちろん私自身も
豊かな手話表現を
磨くため勉強中です!」
という一文もあります。
教える側に立ちながら、
学ぶ側の目線を
手放していないのが
こださんらしいところと
言えそうですね。
ドラマ『silent』の手話を、学ぶ人の目線で解説
2022年の秋には、
手話が登場する
ドラマ『silent』の
解説が続きました。
題名に「silent」が入った
通常の長さの動画は、
2022年10月26日から
12月26日までに10本。
最終回の回は
50分を超える長さです。
12月9日の回では、
『silent』の手話が
日本手話と
日本語対応手話の
どちらなのか、
という話題を
取り上げていました。
2023年12月には、
ドラマ
『デフ・ヴォイス
法廷の手話通訳士』を
放送前に紹介する回と、
前編・後編の感想を
出しています。
その後編の概要欄では、
「聴者・手話学習者・
難聴児の親という立場の私」
として感想を話す、
と書いていました。
この3つの立場が、
そのままこださんの
発信の軸なのかもしれません。
ろう者の人に話を聞く回や、
ろう者のお店を訪ねる回も
ときどき出ています。
2021年5月の
「アクティブろう者の
show(しょう)くんに
いろいろ聞いてみた!」や、
2023年11月の
ろう者が運営する
サロンを訪ねた回などです。
2022年7月31日には、
登録者5万人の記念に
初めての生配信もしています。
概要欄には、
「手話、音声」の
両方で話すと
書かれていました。
2024年8月を最後に、長い動画からショートへ
チャンネルの形は、
年を追って
変わってきました。
通常の長さの動画は、
2020年の42本から、
2023年には13本、
2024年は1本に減っています。
最後の1本は
2024年8月2日でした。
入れ替わるように
増えたのがショートで、
2024年は48本、
2025年は25本。
2025年1月から
2026年11月7日までに、
通常の長さの動画は
1本も出ていません。
ショートで
いちばん再生されているのは
2025年1月21日の
「【1〜10】数字の表し方」で、
11月7日時点で
31万回あまりでした。
最近の題名を見ると、
「間違えやすい手話」
「似ている手話、上手・下手」
「会社と遊びの手話」など、
まぎらわしい手話を
1つずつ取り上げる回が
目立ちます。
2026年9月と10月の
2か月では
ショートが8本で、
11月6日にも
新しい動画が出ていました。
11月7日時点では、
週に1本ほどの
ペースで続いているようです。
2026年3月、ろう者のサヤボーさんと入門書を共著
2026年3月1日には、
中央法規出版から
『0から学ぶ
おしゃべり手話入門
動画で身につく
会話フレーズ370』が
出ています。
版元の書籍ページは、
この本を
「ろう者の『サヤボー』と
聴者の『こだ』が
タッグを組み」作った
入門書だと紹介しています。
日常の「おしゃべり」に
使える370のフレーズを、
全編動画付きで
収めた本だそうです。
ろう文化や学習法について、
2人がそれぞれの視点で
語る部分もあると
書かれています。
国立国会図書館の書誌でも、
著者は
「サヤボー, こだ 著」、
刊行は2026年3月と
記録されていました。
同じ書誌の著者紹介では、
こださんは
手話でおしゃべりできる
オンラインコミュニティ
「しゅわットホーム」を
運営していると
紹介されています。
チャンネルの概要欄にも
「覚えた手話は、
実際に使ってみよう!」
とあります。
交流会や
個別サポートの場を
オンラインで運営していると
書かれていますね。
半信半疑で始めた手話を、
自分もまだ勉強中だと
言いながら人に教え、
ろう者と並んで
本を書くところまで
来たこださん。
概要欄の最後には、
「どこへ行っても
手話が通じる社会に
なることを願って
発信しています!」
とあります。
これからも
学ぶ人の隣で、
動画を出し続けて
くれそうですね。




















