
「右手にはチャッカマン、
左手にはバケツ一杯の水。」
2026年11月4日、
米津玄師さんの公式サイトに
載ったコメントの一節です。
「Lemon」のMVが
YouTubeで10億回を超えたことに
寄せた言葉で、
曲が思いもよらない勢いで
広がっていった当時を、
こうたとえていたんですね。
ただ、このチャンネルを
開いてみると、
並んでいるのは
「米津玄師」の動画だけでは
ないんですね。
今回は、公式YouTubeに並ぶ
全部の動画の一覧と、
公式サイトのプロフィールや
お知らせをもとに、
チャンネルの歩みを
見ていきます。
米津玄師のプロフィール
名前:米津玄師
別の名義:ハチ
誕生日:1991年3月10日
出身:徳島県
チャンネルの開設:2010年3月31日
登録者:877万人
総再生回数:約93億4,229万回
動画の本数:405本
測定日:2026年11月5日
誕生日と出身は、
公式サイトのプロフィールに
載っているものです。
登録者・総再生回数・本数と、
この記事の再生回数や
年ごとの本数は、
2026年11月5日に当サイトが
YouTubeの公式のデータから
測った値です。
チャンネルの説明文には、
英語で「Kenshi Yonezu is
Real Name」と書かれています。
プロフィールも
「本名の “米津玄師” 名義」
と書いていて、
米津玄師は本名なんですね。
同じ説明文は、
「HACHI」を
ボーカロイドの
プロデューサーとしての名前だと
紹介していました。
一覧に残るいちばん古い動画は「ゴーゴー幽霊船」
公式チャンネルが
作られたのは
2010年3月31日です。
ただ、いま一覧に残っている
いちばん古い動画は、
2012年2月20日の
「ゴーゴー幽霊船」のMVでした。
開設からおよそ2年の間に
動画があったのかどうかは、
当サイトでは
確かめられませんでした。
概要欄には
「MUSIC & MOVIE」として
米津玄師さんの名前があり、
曲も映像も
本人が作ったことが分かります。
同じ概要欄には、
1stアルバム『diorama』の
2012年5月16日の発売と、
「ハチという名義で
ボーカロイド楽曲も
作っています。」
という一文もありました。
公式サイトのプロフィールによると、
本人は2009年から
「ハチ」名義で
ニコニコ動画にオリジナル曲を
投稿していたそうです。
そして2012年に
本名の名義で、
自分で歌うアルバム
『diorama』を出しました。
プロフィールによると、
作詞・作曲から演奏、
ミックス、動画まで
ひとりで手がけていたそうです。
2012年の動画は、
「vivi」「恋と病熱」と
アルバムの紹介を合わせた
4本だけでした。
2013年10月2日の朝に並んだ、ハチのMV
この一覧で
目を引くのが、
2013年10月2日の朝です。
6時7分から12分までの
わずか5分ほどの間に、
題名に「ハチ」と入った動画が
9本続けて出ています。
5分で9本というのは、
なかなかの勢いですね。
「パンダヒーロー」
「マトリョシカ」
「リンネ」
「WORLD'S END UMBRELLA」
などのMV7本と、
アルバム2枚の紹介です。
その5日後の10月7日には、
「結ンデ開イテ羅刹ト骸」
などの2本も続きました。
「マトリョシカ」の概要欄には、
「2010年8月19日 投稿作品」
と書かれています。
歌っているのは
初音ミクとGUMIで、
本人のひと言は
「どうも、ハチです。
馬鹿っぽくて、
どんちゃんしたのを作りました。」。
ニコニコ動画で出した曲のMVを、
3年ほどたってから
このチャンネルにも
まとめて置いたようですね。
再生回数は
約8,595万回で、
ハチ名義の動画の中では
2番目に多い1本です。
チャンネルの説明文が
「Kenshi Yonezu / HACHI
Official Channel」なのも、
この並びを見ると
なるほどと思えますね。
ハチ名義は、2017年と2024年にも
このチャンネルの
ハチ名義で
いちばん見られているのは、
2017年7月21日の
「砂の惑星 feat.初音ミク」で、
約9,827万回です。
概要欄によると、
初音ミクのイベント
「マジカルミライ2017」の
テーマソングでした。
公式サイトのプロフィールによると、
約4年ぶりのハチ名義の曲で、
ニコニコ動画のボーカロイド曲として
最速でミリオンを
達成したそうです。
さらに2024年9月30日には、
「ドーナツホール 2024」が
出ています。
もとの「ドーナツホール」は、
2013年に
ハチ名義で出た曲です。
新しい版の概要欄は
「どうも、ハチです。
久しぶりに作りました。
少年漫画っぽいのを
目指しました。」
と始まっていました。
2013年の元の動画の
概要欄と同じ書き出しです。
続けて、
廃品回収業を営む
GUMIや初音ミクたち4人の
物語の設定が
長く書かれています。
歌う米津玄師さんと、
作るハチさん。
ひとつのチャンネルに、
2つの名前が
同居しているわけですね。
「Lemon」が10億回に届くまで
「Lemon」のMVが出たのは、
2018年2月27日の
朝8時でした。
概要欄によると、
TBSの金曜ドラマ
「アンナチュラル」の
主題歌です。
公式サイトのお知らせによると、
2026年11月3日の
23時8分に、
再生回数が10億回を超えました。
公開から
約8年249日。
公式サイトは、
日本語の歌詞の曲のMVで
10億回に届いたのは
史上初だと書いています。
Billboard JAPANの記事は
2023年12月14日の時点で、
「Lemon」を8.3億回と
伝えていました。
そこから
3年足らずで、
さらに1億7千万回ほど
伸びたことになりますね。
測定日の時点で、
チャンネルを
登録していない人に
最初に見せる動画も、
この「Lemon」でした。
お知らせに載った
本人のコメントは、
「正味なところ、
Lemonがこれほどまで
広く大きい曲になった理由が
いまだにピンときていません。」
と始まります。
最後の段落では、
当時から一貫して
Lemonに多大な感謝を
抱いていると
書いていました。
10億回突破の翌日に出た、東京ドームの「Lemon」
10億回の翌日、
11月4日の20時には、
新しい「Lemon」の動画が
プレミア公開されました。
お知らせによると、
2025年に東京ドームで開いた
「米津玄師 2025 TOUR / JUNK」の
ライブ映像です。
長さは4分44秒で、
測定した11月5日の
3時すぎの時点で
約55万回でした。
同じ夜の23時15分には、
29秒の短い動画も出ています。
題名は
「本当にありがとう!
これからもLemonを
よろしくお願いします」。
公式サイトには、
ドラマで主演した
石原さとみさんや、
脚本の野木亜紀子さんの
お祝いのコメントも
並んでいました。
石原さんは、
ドラマの打ち上げで
米津さんがその場の
古いギターで「Lemon」を
歌ったことを振り返っています。
なんとも贅沢な
打ち上げですね。
1億回を超えるMVは、2026年11月5日の時点で16本
再生回数で並べると、
1億回を超えている動画は
16本でした。
「Lemon」に続くのが、
2014年の「アイネクライネ」
(約3億8,206万回)と、
2016年の「LOSER」
(約3億6,986万回)です。
その下に
「ピースサイン」
「灰色と青(+菅田将暉)」
「感電」「KICKBACK」と
続きます。
先ほどの
Billboard JAPANの記事は、
2023年12月の時点で
1億回を超える作品を
13と数えていました。
その後に
「さよーならまたいつか!」
「IRIS OUT」と、
宇多田ヒカルさんとの
「JANE DOE」が加わって、
16本になっています。
「さよーならまたいつか!」は
NHKの連続テレビ小説
「虎に翼」の主題歌です。
「IRIS OUT」は
約2億3,906万回で、
2025年9月の公開から
1年あまりで
ここまで来ているんですね。
2026年1月9日には、
紅白歌合戦で歌った
「IRIS OUT」などの映像も
チャンネルに並びました。
ORICON NEWSによると、
NHKの公式チャンネルで
1週間限定で公開された映像が、
6日間で1,000万回を
超えていたそうです。
年ごとの本数と、最近の3か月
公式のデータで
一覧に並んだ404本を、
年ごとに数えると
次のようになりました。
2012年:4本
2013年:15本
2014〜2021年:各2〜10本
2022年:25本
2023年:42本
2024年:64本
2025年:144本
2026年:60本(11月5日まで)
チャンネルが示す本数は
405本なので、
1本だけ差があります。
その理由は、
当サイトでは
確かめられませんでした。
2021年までは、
年に10本に届かない
年がほとんどでした。
増えたのは
2022年からで、
その多くは
60秒以下の短い動画です。
2025年は144本のうち
128本が60秒以下で、
主題歌の告知などの
短い動画が
いくつも並んでいます。
一方で、2026年8月7日から
11月4日までの90日間に
出た動画は3本でした。
8月9日に出た、映画
「キングダム 魂の決戦」の
主題歌「夜鷹」の短い動画と、
11月4日の「Lemon」の2本です。
8月9日のあとは、
11月4日まで
新しい動画は
出ていませんでした。
11月4日の2本は、
久しぶりの更新だったんですね。
11月6日からのツアーと、2本の劇場版の主題歌
公式サイトのライブ情報によると、
アリーナツアー
「米津玄師 2026 TOUR / GHOST」は
11月6日の長野から、
12月17日の横浜までの予定です。
公式サイトのトップによると、
続けて12月26日からは、
ワールドツアーも
予定されています。
2026年11月5日の時点では、
どちらも初日の前でした。
10月22日のお知らせでは、
12月11日公開予定の
『劇場版 薬屋のひとりごと
亡妃の秘宝』の主題歌が
「春が灯り」だと
発表されています。
本人のコメントによると、
曲を作るときに
童謡の「チューリップ」と
「あんたがたどこさ」に
大きな影響を受けたそうです。
さらに
11月2日のお知らせでは、
2027年1月15日公開予定の
劇場版「虎に翼」の
主題歌も発表されました。
新曲の題名は
「こんにちはごきげんよう!」。
オープニングテーマは
「さよーならまたいつか!」で、
両方を米津玄師さんが
手がけます。
本人は
「さよーならまたいつか!の
ちょうど対になる曲」
を目指したと
コメントしていました。
「さよーなら」の次が
「こんにちは」というのは、
ちょっと粋ですよね。
2026年11月5日の時点では、
どちらの映画も
公開の前でした。
ハチの9本が並んだ
2013年の朝から、
10億回の「Lemon」まで。
この先の一覧には、
どんな名前の1本が
並ぶのでしょうね。



















