「いかのおすし」の警視庁公式チャンネルに、2022年11月から加わった警察官YouTuber「メトポリ」
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「いかのおすし」という
防犯の合言葉を、
子どものころに教わった方も
多いのではないでしょうか。

 

その合言葉を説明する
9分ほどの動画を
出しているのが、
警視庁のYouTubeチャンネルです。

 

ただ、2022年11月からは
啓発動画の合間に、
少し毛色の違う動画が
並ぶようになりました。
「警察官YouTuber」を名乗る
「メトポリ」です。

 

この記事では、
警視庁のサイトと、
2026年11月6日時点で
公開されている動画
451本の題名と概要欄から、
このチャンネルの移り変わりを
たどってみます。

 

登録者数や本数、再生回数は、
2026年11月6日
午後7時50分ごろに
当サイトが測った値です。
動画の中身は視聴しておらず、
題名と概要欄、
尺と再生回数から書いています。

警視庁公式チャンネルとは?(2026年11月6日時点)

YouTubeチャンネルの名前は
「警視庁公式チャンネル」。
開設日は
2016年3月10日です。

 

警視庁のサイトには
チャンネルを案内する頁があり、
運用ポリシーへのリンクと並んで、
発信元は
「警視庁 広報課 情報発信基地」とされています。

 

2026年11月6日時点の登録者は
10.6万人、
総再生回数は
3,403万回あまりでした。

 

2026年11月6日時点で
公開中の動画は451本です。
このほかに、
2020年に作られたまま
配信されていない
ライブ配信の枠が
1つ残っていました。

 

チャンネルの説明欄は、
警視庁のサイトの
アドレスが1行あるだけ。
自己紹介らしい文章は
見当たりませんでした。
ずいぶんあっさりした
説明欄ですね。

始まりはPRビデオと啓発動画

いま公開されている中で
いちばん古いのは、
2016年3月25日の
「東京で大震災が起きたら!?
東京が震えた30sec」です。

 

同じ日には
「警視庁PRビデオ」が
子供用と一般用に分かれ、
英語字幕や韓国語、
中国語の版まで並んでいます。
日本語以外で見る人のことも
考えた並びのようですね。
2016年に出た動画は49本でした。

 

KAI-YOUの2022年11月2日の記事も、
このチャンネルについて
「テロ・詐欺・万引き・
違法薬物などに関する
注意喚起・啓発動画などを
投稿している」と書いています。

 

再生回数を並べてみると、
上位はいまも
この種類の動画が占めています。

 

1位は2023年2月20日の
16秒の動画
「【歌って、踊って、覚えよう!
パトナマズのクルマ使わないソング】15sec」で、
2026年11月6日時点で
493万回あまり。
大震災のときの交通規制を
歌って覚える動画だと、
概要欄にあります。
16秒なら、つい最後まで
見てしまいそうですね。

 

2位が、
冒頭で触れた
「いかのおすし」の動画です。

 

 

2020年4月10日の公開で、
2026年11月6日時点で
297万回あまり
再生されていました。

 

概要欄には
「子どもが連れ去りなどの
被害にあわないための対策
「いかのおすし」を説明するために
作成しました」とあります。
親子で見るための動画、
という位置づけのようですね。

 

3位は2026年9月17日の
15秒の動画
「【ダイジェスト】
使い捨てられた加害者たち(15秒)」で、
2026年11月6日時点で
268万回あまりでした。

 

概要欄によると、
2025年10月に発足した
匿名・流動型犯罪グループ
(トクリュウ)の
対策本部の動画です。
公開から2か月足らずで
ここまで伸びているのは
目を引きますね。

2022年11月1日、「警察官YouTuber」を名乗る

流れが変わったのは
2022年11月1日です。
この日、
「【メトポリ】日本初・
警察官YouTuber始めました。
【警視庁】」
という動画が公開されました。

 

 

概要欄には
「警察のお堅いイメージを取り払い、
“面白い・楽しい・明るい“
イメージに変えられるよう、
頑張ります」と
書かれています。

 

ハッシュタグには
「#警察の3K」も並んでいて、
KAI-YOUの見出しは
「負の3K」払拭へ意気込む、
と伝えていました。
ここでいう3Kが何を指すのかは、
今回読めた記事の範囲には
出てきませんでした。

 

警視庁の
採用サイトの職員インタビューには、
広報課でメトポリを担当した
警察官の言葉が載っています。

 

「私は日本初の
警察官YouTuberとして、
警視庁公式チャンネル内の
「メトポリ」動画コンテンツの
企画・撮影・編集・投稿まで行い」
とあります。

 

動画づくりの一通りを、
警察官が自分で
担っていたことになりますね。
「日本初」というのは
警視庁自身の書き方で、
ほかに先例が無いかまでは
当サイトでは確かめていません。

 

なお、このインタビューの
肩書には
「(現:警察署)」と添えられていて、
ご本人はすでに
広報課を離れているようです。

「メトポリ」はどれくらい増えた?

2026年11月6日時点で、
公開中の451本のうち、
題名に「メトポリ」が
入っているのは149本でした。

 

チャンネル全体で見ると、
メトポリが始まった
2022年の動画は30本、
翌2023年は61本と、
年間の本数は
倍ほどに増えています。

 

2025年11月から
2026年10月までの
1年間では80本。
そのうち45本の題名に
「メトポリ」が入っていて、
この1年に限れば
半分以上がメトポリでした。

 

再生リストも
「メトポリ」が97本、
「メトポリショート」が52本と、
分けて作られています
(本数は2026年11月6日時点)。

 

ただ、再生回数で見ると
話は少し変わります。
2026年11月6日時点で、
メトポリ149本の再生回数を
合計すると約595万回。

 

同じ2026年11月6日時点で、
それ以外の302本の合計は
約2,811万回なので、
メトポリは
その5分の1ほどでした。
啓発動画の存在感は、
いまも大きいと言えそうです。

 

メトポリでいちばん
再生されているのは、
2024年12月6日の
「【番外編】ついにお別れの時。
警察犬はどんな反応をするのか?
#卒業【メトポリ】」で、
2026年11月6日時点で
79万回あまりでした。

 

題名に「警察犬」と
「メトポリ」が並ぶ動画は
2026年11月6日時点で13本あり、
シリーズとして
回を重ねてきたようです。

 

外のメディアにも
取り上げられていて、
ASCII.jpの2025年5月19日の記事は、
5月16日に投稿された
違法薬物がテーマの回を
紹介しています。

 

記事は
「番組担当の警察官2名が
違法薬物捜査を専門とする
警察官をゲストに迎え」
クイズで対決する回だと伝え、
見出しは
「公式動画のサムネが強すぎ」
でした。
サムネイルの作り方にも、
YouTuberらしさが
出ていたということですね。

警察学校の「あるある」と「なしなし」

採用サイトのインタビューは、
メトポリの動画の例として
「警察官あるある」や、
いろいろな職場やイベントへ
「潜入してみた、行ってみた」
を挙げています。

 

題名に「あるある」が入る動画は
2026年11月6日時点で23本あり、
最初は2023年4月でした。
2026年10月23日には、
その裏返しのような動画が
出ています。

 

 

概要欄は
「今回はいつもの「あるある」ではなく、
「なしなし」を撮影しました」
と始まります。

 

警察学校に対する
「マイナスイメージ」や
過去の風習を、
元教官の職員と一緒に
紹介する回です。

 

タイムラインには
「携帯電話が使えない」
「SNSの禁止」
「連帯責任」などの項目が
並んでいます。
警察官を目指す方には、
いちばん気になる中身でしょうね。

 

2025年12月以降の概要欄には、
「マキマキ」という呼び名の
職員のコメントが
添えられるようになりました
(2026年11月6日までに21本)。

 

この回でも
「警察学校に入校する前は正直、
理不尽な指導や体罰を覚悟して
入校しました」と
振り返っています。

音楽隊、東京消防庁とのコラボ、そして登録10万人突破

メトポリが「潜入」する先には、
警視庁音楽隊も入っています。

 

2026年10月2日には
「【音楽隊】水曜のお昼は
コンサートで決まりでしょ!
【メトポリ】」を公開。
警視庁音楽隊の頁によると、
水曜コンサートは
昭和24年から開かれている
昼のコンサートです。

 

2026年11月6日の回は、
音楽隊のカラーガード
「MEC(メック)」の練習に
参加した動画でした。
概要欄によると、
MECはコンサートのほか、
交通安全教室や
防犯教室でも活躍しています。
音楽隊といっても、
演奏だけの部署では
ないようですね。

 

2026年10月9日には、
東京消防庁の公式チャンネル
「ポン×かつ道」との
コラボの裏側も出していました。
警察と消防が一緒に出る回も
あるのですね。

 

さかのぼって2026年6月19日には、
「【感謝】チャンネル登録者数
10万人突破!
銀の盾レビュー&お知らせ
【メトポリ】」が公開されました。

 

概要欄には
「警視庁公式チャンネルの
登録者数が10万人を
突破しました!」とあります。
何日に10万人を超えたのかは、
概要欄からは分かりませんでした。

 

警視庁の
けいしちょうWeb教室
(2026年7月30日更新)にも、
防犯や交通安全、
薬物の教材と並んで
「メトポリで勉強しましょう!」
という枠があります。

 

啓発動画の置き場として
始まったチャンネルは、
2022年11月から、
警察官が自分たちの職場を
紹介する場にもなりました。

 

2026年11月6日時点の再生回数では
まだ啓発動画に及ばないものの、
「お堅いイメージ」を
変えたいという最初の目標は、
題名の並びを見る限り、
少しずつ形になっているようですね。

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