
木下斉さんは、
全国のまちづくり会社の
経営に関わってきた
地域再生の事業家です。
一般社団法人
エリア・イノベーション・アライアンスの
代表理事を務め、
YouTubeでは
「狂犬・木下斉の
『地方創生のリアル』」
というチャンネルを
運営しています。
じつは2000年の
新語・流行語大賞で
年間大賞に選ばれた
「IT革命」の受賞者は、
当時高校3年生だった
木下さんでした。
その高校生が、
いまは「狂犬」を名乗り、
地方の再開発や
補助金のあり方を
動画で解説しているわけです。
今回は本人のnote、
内閣府の資料、
YouTubeの公開動画などを
もとに、
木下さんの歩みを
たどってみますね。
木下斉のプロフィール
名前:木下斉
(きのした ひとし)
生年:1982年
出身:東京
肩書き:一般社団法人
エリア・イノベーション・アライアンス
代表理事
YouTube:
狂犬・木下斉の
「地方創生のリアル」
生年と出身は、
本人のnoteの
プロフィール・略歴に
「1982年東京生まれ。」
と書かれています。
同じ略歴は、
1998年に
早稲田大学高等学院へ入り、
その年から
早稲田商店会の活動に
参加したと
伝えています。
学歴は、
早稲田大学
政治経済学部政治学科を卒業し、
一橋大学大学院
商学研究科の
修士課程を修了。
YouTubeの動画の概要欄にも、
同じ経歴が
本人の紹介として
載っていますね。
生まれた月日は
今回確かめた資料には
見当たらなかったので、
現在の年齢は
書いていません。
高校3年で起業し、「IT革命」で流行語大賞
本人の略歴によると、
高校在学中の2000年に
全国の商店街が
共同で出資する
株式会社商店街ネットワークを
設立し、
取締役社長に
就任しています。
その同じ年、
新語・流行語大賞を
受賞しました。
主催側の
2000年の受賞語ページには、
「年間大賞
IT革命
木下 斉 さん
(早稲田大学高等学院 三年生)」
と載っています。
流行語の受賞者というと
芸能人や政治家を
思い浮かべがちですが、
高校生が名前を
連ねているのは
かなり珍しいのでは
ないでしょうか。
内閣官房・内閣府の
地域活性化伝道師プロフィール
(令和7年10月1日〜
令和8年9月30日の
登録期間のもの)にも、
初代社長として
4年間務めたことが
書かれています。
同じプロフィールには、
この社長経験で
自身の事業開発の
「未熟さを痛感する」
とともに、
まちづくりの
「補助金依存と
非成果主義」に
問題意識をもった、
という一文もあります。
10代から20代のはじめに
経営の難しさを
身をもって
知ったのでしょうね。
補助金に頼らない「稼ぐまち」
その後は大学院在学中に、
経済産業研究所や
東京財団で
地域政策の調査研究に
携わったそうです。
2008年には
熊本城東マネジメント株式会社を
設立。
本人のnoteは、
2009年に
全国の事業型
まちづくり組織の連携と
政策提言のために
エリア・イノベーション・アライアンスを
設立したと
書いています。
2015年からは
公民連携の人材を育てる
都市経営プロフェッショナルスクールも
開いています。
内閣府のプロフィールで
本人が書いている
スタンスは、
「地域の中心的なチームを
組織して
新たな事業を創り、
その事業経営を通じて
地域の抱える
経済的・社会的課題を
解決する」
というもの。
著書には
『稼ぐまちが地方を変える』
(NHK新書)、
『地方創生大全』
(東洋経済新報社)、
『まちづくり幻想』
(SB新書)などがあり、
本人のnoteによれば
台湾・韓国・中国でも
翻訳されているそうです。
本人の
公式サイトは、
『まちづくり幻想』と
『凡人のための地域再生入門』が
咢堂ブックオブザイヤーの
地方部門大賞を
受けたと紹介しています。
会社を経営しながら
本も書き続けてきたので、
現場で見たことが
そのまま著書の材料に
なっているのでしょう。
補助金パロディから「本格始動」まで
チャンネル自体は
2009年5月に
作られています。
いま残っている
いちばん古い動画は、
2014年8月3日に
公開された
30秒ほどの1本です。
題名は
「補助金やめますか、
それとも人間やめますか。」。
概要欄には
「覚せい剤やめますか、
それとも人間やめますか
パロディ。」
とあり、
補助金を
「甘い誘惑」
にたとえています。
補助金に頼らない
まちづくりという主張は、
この頃から
一貫していたようですね。
ただ、その後の
数年間は
公開動画が
ほとんどありません。
当時はまだ、
動画に本腰を入れる
段階ではなかったのかも
しれませんね。
動きが出たのは
2020年3月19日。
「狂犬チャネル
本格始動!!」
という動画の概要欄には、
「長年放置していた
youtubeですが、
ようやく始動。」
と書かれています。
同じ日には、
著書
『稼ぐまちが地方を変える』の
10の鉄則を
1つずつ解説する
シリーズも始まりました。
1本目の鉄則は
「小さく始めよ」、
2本目は
「補助金を当てにするな」です。
当サイトが
公開動画の一覧を
日本時間で数えると、
2020年の1年間で
50本が
公開されていました。
再開発の「徹底解説」が伸びた近年
ここ2年ほどは、
投稿のペースが
さらに上がっています。
同じ数え方で、
2025年の公開動画は
91本、
2026年は
10月14日までに
80本ありました。
2026年8月からは
3分以下の
短い動画も
目立つようになり、
2026年の80本のうち
41本がそれにあたります。
公開中の動画で
2番目に多く
再生されているのは、
2025年12月14日の
「【徹底解説】
名鉄名古屋駅も
再開発白紙へ!
建設費や資材費だけではない
名鉄特有の問題を
徹底解説」。
2026年10月15日に
当サイトが測った時点で、
約10.9万回
再生されていました。
公式サイトは
このチャンネルを
「再開発や公共施設の事例を、
図解と現地映像で
解説しています。」
と紹介しています。
身近な駅前や
公共施設の話は、
その地域に住む人が
いちばん気になる
テーマなのでしょうね。
いちばん再生されているのは、
2023年1月24日の
少子化をテーマにした
「狂犬アカデミア」の回で、
同じ時点で
約18.7万回でした。
こちらは
埋め込みが
許可されていない
動画だったので、
リンクだけ
置いておきます。
2026年10月15日の
測定では、
登録者は2.19万人、
総再生回数は
約209万回。
その時点で
いちばん新しい公開は、
2026年10月14日の
「つるまない勇気」
という題の動画でした。
チャンネルには
メンバーシップもあり、
メンバー限定の動画も
公開されています。
東洋経済の連載、note、Voicy
チャンネル名の
「地方創生のリアル」は、
東洋経済オンラインでの
本人の連載と
同じ名前です。
チャンネルの概要欄には、
2015年から
連載を始め、
2016年に
東洋経済オンラインの
「いいね!大賞」を
受けたと書かれています。
連載のページは、
2026年10月15日の時点で
56記事を並べており、
いちばん新しい記事は
2024年6月5日の
公開でした。
連載の更新が止まった後は、
動画のほうが
解説の主な場に
なっているのかもしれません。
文章の発信は
いまはnoteが中心で、
音声では
Voicyの
「木下斉の今日は
ズバリいいますよ!」を
配信しています。
YouTubeの
チャンネルのリンク欄に
置かれているのも、
このVoicyとnoteの
2つでした。
文字・音声・動画を
使い分けて
発信しているわけですね。
木下斉の歩みを振り返って
木下斉さんは、
1982年東京生まれの
地域再生の事業家です。
高校3年の2000年に
商店街の共同出資会社を
立ち上げ、
同じ年に
「IT革命」で
新語・流行語大賞を
受けました。
その後は
全国のまちづくり会社の
経営に関わり、
2009年に
エリア・イノベーション・アライアンスを
設立しています。
YouTubeは
2014年の
補助金パロディ動画のあと
しばらく止まり、
2020年に
「本格始動」。
近年は
再開発や公共施設の
解説動画が中心で、
2025年は91本、
2026年も
10月14日までに
80本を公開しています。
地元の再開発の
ニュースが
気になったときは、
まず自分のまちの名前で
チャンネル内を
探してみるのも
よさそうですね。




















