
和歌山県白浜町にある
動物園・水族館・遊園地の
テーマパーク、
アドベンチャーワールド。
長くパンダの園として
知られてきましたが、
2025年6月28日に
最後の4頭が
中国へと旅立ちました。
では、
パンダの動画で
大きくなってきた
公式YouTubeは、
そのあと何を
配信しているのでしょうか。
この記事では、
公式サイトと
チャンネルの情報を
照らし合わせながら、
パンダの時代から
いまの配信までを
たどってみます。
登録者数や動画本数などの数値は、
2026年11月6日
午後3時15分ごろに
当サイトが測ったものです。
アドベンチャーワールド公式YouTubeとは?
チャンネル名は
「アドベンチャーワールド公式」、
ハンドルは
「@adventureworld_official」です。
チャンネルIDは
「UCVEmpbL5VzfXsULPFeRsj4Q」で、
開設日は
2016年6月23日です。
説明欄には
「YouTube公式チャンネルでは、
アドベンチャーワールドの最新情報や
パークの魅力あふれる映像、
動物の情報等を
随時公開しています。」
とあります。
公式サイトのトップページと
運営会社のページには、
このチャンネルIDへの
リンクが置かれていました
(2026年11月6日に確認)。
「アドベンチャーワールド」を
名前に含むファンのチャンネルも
ありますが、
この記事で扱うのは
施設の公式チャンネル1つだけです。
2026年11月6日時点の登録者は36.6万人
2026年11月6日の時点で、
登録者数は36.6万人、
動画は2,070本、
総再生回数は
約1億9,413万回でした。
いま公開されている動画を
1本ずつ数えてみると、
いちばん古いのは
2016年9月18日の
「2016ジャイアントパンダ赤ちゃん誕生」。
説明欄には、
その日の午前1時11分に
お母さんの良浜(らうひん)が
赤ちゃんを出産したとあり、
これが結浜(ゆいひん)です。
いま残っている最初の1本が
パンダの誕生だったというのは、
いかにもこの園らしいですね。
ただ、
その後しばらくは
年に3〜12本ほどで、
2019年はわずか6本でした。
ところが2020年は235本、
2021年は547本と、
一気に増えています。
ここで数えたのは
いま公開されている動画だけで、
削除されたり
非公開になったりした動画は
含まれていません。
本数が跳ねたのは2020年春の休園中
増え始めたのは
2020年の4月から5月です。
4月23日からは、
題名に
「LIVE配信 ジャイアントパンダファミリー」
とある配信が
続けて残っています。
説明欄は
「休園中のパンダファミリーの様子を
LIVE映像でご覧いただけます。」。
4月30日には
パンダの飼育スタッフが
ライブで質問に答える
「ミライSmile教室」の
第1回も公開されました。
こちらの説明欄には
「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、
自宅で過ごす時間が増えている今」
と書かれています。
パークに来られない人へ
動物たちを届ける場所として、
このころから
YouTubeの使い方が
大きく変わったのかもしれません。
楓浜の題名だけで445本(2026年11月時点)
2020年11月22日には、
パンダの赤ちゃん
楓浜(ふうひん)が生まれました。
2026年11月6日の時点で、
題名に「楓浜」を含む動画は
全部で445本あり、
そのうち307本が
2021年の公開です。
楓浜の成長を、
画面越しに毎日のように
見守っていた人も
多かったのではないでしょうか。
パンダの動画の中で
いちばん再生されているのも、
2021年6月19日の
「パンダの赤ちゃん『楓浜』の
モーニングルーティン」で、
約268万回でした。
説明欄によると、
パークの開園前に
楓浜が朝から
どう過ごしているのかを、
飼育スタッフの目線で
撮った動画です。
題名に7頭の名前か
「ジャイアントパンダ」
「パンダファミリー」を含む動画は
少なくとも615本ありました。
名前を出さない題名の動画も
あるので、
実際のパンダの動画は
これより多いはずです。
2023年と2025年、2度の旅立ち
パンダたちは
2回に分けて
中国へ旅立っています。
最初は
2023年2月22日。
お父さんの永明(えいめい)と、
ふたごの桜浜(おうひん)・
桃浜(とうひん)の3頭が、
中国四川省の
成都ジャイアントパンダ繁育研究基地へ
向かいました。
チャンネルには
前日の歓送セレモニーの配信や、
題名に
「永明28年間の軌跡」とある
振り返りの動画が残っています。
その永明は、
施設が2025年に公開した動画の
説明欄によると、
2025年1月25日に
32年の生涯を閉じました。
16頭の父親だったと
紹介されています。
そして2回目が
2025年6月28日です。
公式サイトの
お知らせは、
良浜・結浜・彩浜(さいひん)・楓浜の
4頭が
「2025年6月28日(土)に
アドベンチャーワールド
(和歌山県白浜町)から
中国へと旅立ち」、
日本時間の午後7時51分に
成都の空港へ着いたと
伝えています。
この日付は、
熊本日日新聞が
2025年6月6日に
「日にちは6月28日に決まりました」
と報じた内容とも一致します。
前日の6月27日には、
パーク内のビッグオーシャンで
歓送セレモニーが開かれ、
その様子は
1時間9分ほどの
アーカイブとして残っています。
当日パークに行けなかった人も、
ここで見送りの場面を
振り返ることができそうです。
特設ページの題名には
「パンダたちへの
31年分のありがとう」とあり、
「これはお別れではなく、
未来へつなぐ旅立ちです。」
という言葉が、
ページの冒頭に置かれていました。
パンダのいない運動場に「すみれ」
旅立ちの翌日から
11月6日までに公開された動画は
478本ありました。
そのうち、
題名にパンダ7頭の名前か
「ジャイアントパンダ」
「パンダファミリー」を含むのは、
2026年1月25日の
永明の一周忌のトークイベント
1本だけです。
一方で公式サイトでは、
2026年10月30日付の
お知らせで、
「運動場パンダ」という企画を
11月も続けると告知していました。
登場するのは、
「100年後の未来からやってきた
ジャイアントパンダのキャラクター
『すみれ(Smile)』」。
パーク内の
「パンダラブ」の運動場に、
土日祝日の午前10時から
約15分、
キャラクターが現れる企画です。
10月28日の
パンダニュースでも、
イベントで案内した
バックヤードを
「ジャイアントパンダが
実際に暮らしていた」と
過去形で紹介していました。
気になるのは、
新しいパンダが来るのかどうか、
ですよね。
パンダの共同プロジェクトの
ニュース欄は、
2025年6月30日のお知らせが
最新でした。
公式サイトの
「パンダニュース」は
2026年10月28日の
パーク貸切イベントの報告まで
続いていますが、
新しいパンダを迎えるという発表は
確かめられませんでした
(2026年11月6日時点)。
2026年7月の
夏のプロモーション動画の題名は
「パンダの分まで
全員全頭全羽 頑張ってます!」。
説明欄では
「120種1,600頭の動物たち」と
紹介されていて、
パンダ以外の動物で
園を見せていこうという姿勢が
伝わってきます。
いちばん見られているのはエンペラーペンギン
では、
このチャンネルで
いちばん再生されている動画は
何かというと、
パンダではありません。
2022年1月6日の
「飼育スタッフ VS
エンペラーペンギンの赤ちゃん」
という48秒の動画で、
再生回数は
約5,365万回でした。
説明欄は
「じっとしてほしい飼育スタッフと
じっとしていられない赤ちゃんの
攻防戦…!?」。
2021年10月1日生まれで、
撮影時は
97日齢・14.1kgだったそうです。
公開中の全動画の
再生回数を1本ずつ足すと
約1億9,391万回
(チャンネルの総再生回数とは
集計の仕方が違うので
少しずれます)なので、
この1本だけで
その3割近くを占めていることになります。
2位と3位も、
2025年9月30日に生まれた
エンペラーペンギンの赤ちゃんの
「成長記録」で、
それぞれ約1,712万回、
約800万回。
赤ちゃんの成長を
1分前後で追える短い動画は、
それだけ多くの人に
届きやすいのでしょう。
エンペラーペンギンの特設ページによると、
この赤ちゃんは
「当パークで4年ぶり
16羽目」の誕生で、
卵を親から預かって
孵卵器で見守っていたそうです。
旅立ちの翌日以降の478本のうち、
298本は
題名に「ペンギン」を含んでいました。
いまのチャンネルの主役は、
ペンギンと言ってよさそうです。
キタイワトビペンギンの24時間見守りカメラ
2026年の秋には、
ライブ配信にも
ペンギンが登場しています。
絶滅危惧種の
キタイワトビペンギンの卵が
10月26日の朝から
内側から殻を割る
「嘴打ち(ハシウチ)」を始め、
その様子を
24時間リアルタイムで
配信しました。
10月28日に赤ちゃんが生まれた日の
アーカイブ
「キタイワトビペンギンの赤ちゃん 誕生!」は
9時間25分あり、
約62万回再生されています。
11月6日の午後3時の時点でも、
「キタイワトビペンギンの赤ちゃん
見守りカメラ」の
ライブ配信が続いていました。
ただ、その説明欄には
「11月6日頃には
親元復帰を予定しており」
とあり、
親元に戻ったあとは
非公開のエリアへ移るそうです。
見守りカメラは
赤ちゃんが人の手で
育てられている間だけの、
期間限定の配信なのかもしれませんね。
なお、
キタイワトビペンギンの
赤ちゃんの誕生は
2023年11月にも
このチャンネルで伝えられていて、
そのときもライブ配信が
行われていました。
運営会社の株式会社アワーズについて
運営会社のページによると、
アドベンチャーワールドを運営するのは
株式会社アワーズです。
本社は大阪府松原市、
パークのある場所は
白浜事業所
(和歌山県西牟婁郡白浜町)
とされています。
設立は1977年(昭和52年)9月9日、
開園は1978年(昭和53年)4月22日です。
事業内容には
「動物園、水族館、遊園地および
博物館の経営」が並び、
日本動物園水族館協会にも
加盟しています。
いま残っている最初の1本が
パンダの誕生だったチャンネルは、
2026年のいま、
ペンギンの卵が割れる瞬間を
夜通し届ける場所になっています。
アドベンチャーワールドの公式YouTubeには、
パンダたちの何百本もの記録が
いまも残ったまま、
その上に
ペンギンの動画が、
この1か月だけでも
30本積み重なっている。
それが、
2026年秋のこのチャンネルの
いちばんの特徴と言えそうです。


















