
名古屋の魚屋さんが
出しているYouTube
チャンネルで、いちばん
再生されている1本が
何かご存知でしょうか。
魚を豪快に捌く回でも、
レシピの回でも
ないんです。実際に
測ってみて、少し
意外に思いました。
「朝5時からの魚屋の
仕入れモーニング
ルーティン」という、
市場での買い付けを
映した10分の動画でした。
チャンネルの名前は
「魚屋の森さん」。
出ているのは
森朝奈(もり あさな)
さんという方ですね。
肩書きは、株式会社
寿商店の常務取締役です。
1980年に鮮魚卸として
始まった会社の、
経営側にいる方なんです。
ですのでこの記事は、
「魚を捌く人」ではなく
「魚を商っている人」
のほうから
まとめていきますね。
森朝奈のプロフィール!勤め先ではなく自分の会社の公式サイトに略歴があります
まず基本のところから
並べておきましょうか。
出所は勤め先である
寿商店の公式サイトです。
名前:森 朝奈
(もり あさな)
公式サイトには
ふりがなまで
振ってありました。
肩書き:株式会社寿商店
常務取締役。就任は
2017年と書かれています。
生まれ:1986年、
名古屋市の出身です。
公式の略歴の1行目が
「1986年 名古屋市出身。」
となっていました。
年齢のほうは、書き方に
少し気をつけますね。
生年は分かりますが、
誕生日が公表されて
いないんです。
1986年生まれですので、
この記事を書いた
2026年8月23日の時点では
39歳か40歳、という
書き方になります。
学歴については、
公式サイトのメディア事業のページ
に、こう書かれています。
逐語で引いておきますね。
「金城学院卒業後、
早稲田大学国際教養学部
に進学。」
ここは注意が要ります。
「金城学院」とだけ
あって、高校なのか
大学なのかが
書かれていないんです。
ですので本記事も
「金城学院」までに
とどめておきます。
大学名を補うことは
していません。
楽天から家業の魚屋へ!「24歳で入社」と書いているのは出版社側の略歴です
経歴の続きです。
同じページの年表から、
そのまま引きますね。
「2009年 同大学卒業後、
楽天に入社。」
「2011年 父・嶢至氏が
創業した、鮮魚販売や
飲食店を展開する寿商店に
加わり、次々と新しい
デジタル施策を打つ。」
「2017年 常務取締役
就任。」
IT企業から家業へ、
という移り方ですね。
のちの著書の題名にも
「IT企業をやめて
魚屋さんになった」とあります。
ここで1つ、出所によって
書き方が違うところが
あります。
幻冬舎ゴールドオンラインの著者ページ
は、同じ経歴を
こう書いているんです。
「早稲田大学国際教養学部
卒業後、楽天(現・楽天
グループ)へ入社。
その後、父親が創業した、
鮮度抜群の魚介が地元で
評判の『寿商店』に
24歳で入社する。」
年齢で書いてあります。
1986年生まれで2011年の
入社ですから、
24歳か25歳のどちらか、
ということになりますね。
どちらの書き方も
そのまま引いておきます。
片方に寄せて直すことは
していません。
もう1つ。出版社側の
略歴は、金城学院に
触れていないんです。
早稲田大学から
書き始めています。
常務取締役の仕事は「仕入れから飲食店の経営まで」!ここが記事の軸です
いまの仕事の中身も、
同じ著者ページに
書かれていました。
「現在は常務取締役
として、市場での
仕入れから下処理・加工、
取引先への卸し、
飲食店の経営に奔走。」
「魚好きが集える場所
としてのYouTube
チャンネル『魚屋の
森さん』などのSNSや、
ファミリーサロンの運営を
行い、魚食と水産業の
ファン拡大に努める。」
仕入れ、加工、卸し、
飲食店、そして発信。
魚が食卓に届くまでの
工程を、ひととおり
自社で持っている形ですね。
同じ段落には、
こんな一文も
入っていました。
「好きな海の生き物は
くじらで、入社後に
つくった寿商店ロゴの
モチーフに使用。」
「好きな見た目の魚は
金目鯛、味は太刀魚。」
ここで断っておきます。
この略歴は、複数の
出版社のページに
同じ形で載っているん
です。
ただ、それは著者略歴が
使い回されている
ということですので、
独立した複数の確認には
なりません。出所は1つですね。
登録者41万8,000人・総再生8,518万回を実測!上位に来ているのは仕入れと産地です
数字はYouTube Data API
で測り直しました。
2026年8月23日14時23分
時点の実測値です。
・登録者数
41万8,000人
(418,000人)
・総再生回数
約8,518万回
(85,187,486回)
・動画本数
469本
チャンネルの作成日は
2020年2月3日15時48分
(日本時間)でした。
公開されている中で
最も古い投稿は
2020年3月18日17時です。
その1本の題名は
「【カズノコの捌き方】
初体験!ニシンの数の子と
白子が超絶品でした」で
始まるものでした。
直近の投稿は
2026年8月19日20時。
測った時点で3日前
でしたので、いまも
動いているチャンネルですね。
そして再生数の上位を
並べると、この記事の
軸がはっきりします。
・262万1,352回
「初公開!朝5時からの
魚屋の仕入れモーニング
ルーティン!」
(2021年10月13日/10分2秒)
・255万6,212回
「【豊根村】人口より
増えた〇〇をさばいて
食べてみた【出張編】」
(2021年12月22日)
・199万2,323回
「魚屋の森、皆さんの
質問に答えます!!」
(2020年9月18日)
・117万6,866回
「【福島出張】魚屋が
歓喜する『常磐もの』
って?」
(2022年8月25日)
6位も産地ものでした。
福島・富岡の常磐ヒラメを
追った回で、83万4,463回
です。
1位が市場の買い付けで、
4位と6位が福島への出張。
2位も題名に【出張編】と
入っています。
魚の捌き方そのものより、
仕入れと産地のほうが
見られている形ですね。
この記事の軸も、そこに
置くことにしました。
数字について、1つ
書いておくことが
あります。
469本の再生数を1本ずつ
足すと8,473万7,037回に
なりました。チャンネル側が
返す総再生より、
45万449回ほど少ないんです。
理由は分かりません
でしたので、見当も
付けないでおきます。
当サイトが根拠にするのは
チャンネル側の値だけですね。
6年間、投稿が止まった年がありません!年別の本数を日本時間で数え直しました
投稿のペースも
見ておきましょうか。
以下は日本時間で
数え直した本数です。
・2020年 53本
・2021年 84本
・2022年 61本
・2023年 64本
・2024年 47本
・2025年 107本
・2026年 53本
(8月19日まで)
合計は469本で、
チャンネル側が返す
動画本数と一致します。
いちばん少ない2024年でも
47本ありました。
6年間、投稿が止まった年が
1つも無いことになりますね。
そして2025年の107本が
最多です。ペースが
落ちるどころか、
上がっている年ですね。
尺のほうも数えました。
469本のうち1分未満は
33本だけなんです。
短い動画が中心の
チャンネルではありません。
直近3本の長さを
並べると、こうなります。
・33分28秒
(2026年8月8日)
・37分44秒
(2026年8月15日)
・34分11秒
(2026年8月19日)
30分を超える回が
続いていますね。
8月15日の1本は
「いま、伝統漁の現場で
起きていることとは?」
という題名でした。
チャンネルは寿商店の発信の場!水産庁や復興庁との取り組みが並んでいます
このチャンネルが
会社にとって何なのかは、
公式サイトが自分で
説明しています。
「近年は、全国の漁港や
養殖現場、水産加工の
現場にも足を運び、
漁師や生産者の声、
水産資源の現状、地域ごとの
魚食文化など、魚が食卓に
届くまでの背景も積極的に
紹介しています。」
「単なるレシピや調理
情報にとどまらず、
『魚を通じて、日本の
一次産業と食文化をもっと
身近にする』ことを
テーマに、寿商店の発信
プラットフォームとして
運営しています。」
個人の趣味ではなく
会社の装置として
位置づけられている、
ということですね。
同じページには
【お取り組み事例】と
いう欄もありました。
相手先が並んでいます。
・水産庁(東北6県の
水産物動画プロモーション)
・復興庁(福島の観光資源
YouTubeプロモーション)
・宮城県庁(宮城県産
水産物のプロモーション)
・日本財団海と日本
プロジェクト
・愛知県西尾市(西尾抹茶)
・愛知県名古屋市
(DXをテーマにした講演)
・山口県宇部市
行政や財団が並んで
いますね。YouTubeを
販路と発信の装置に
つないでいる、という
言い方ができそうです。
海外の団体からも
声が掛かっています。
アラスカシーフードマーケティング協会
の2023年11月2日の発表です。
「登録者数30万人を誇る
YouTubeチャンネルや
各種SNSにて、『魚屋の
森さん』として鮮魚店の
日常や魚食のすばらしさを
発信している森朝奈さんを、
アラスカシーフード
スペシャルアンバサダー
として迎えることを
発表します。」
本人のコメントも
載っていました。
「今年実際にアラスカに
行って、アラスカ
シーフードのおいしさの
虜になり、さらに魚屋と
いう目線からも水産資源
管理の重要性を日々
感じていましたので、
アラスカのサステイナブルな
漁業や考え方に感銘を
受けました。」
このときの現地取材は、
4本の動画になっています。
再生数も測っておきました。
・18万5,584回(第一夜)
・15万4,282回(第二夜)
・14万8,456回(第三夜)
・17万9,606回(最終日)
いずれも2023年7月の
公開です。協会側が
発表で挙げた「30万人」は
当時の数字ですので、
いまとは違いますね。
会社は1980年創業の鮮魚卸!設立日が公式の2か所で1日違っています
会社のほうも
見ておきましょうか。
会社概要のページ
に沿革が出ています。
・1980年 鮮魚卸業を創業
・1999年 下の一色本店を
オープン
・2007年 インターネット
通販事業をスタート
・2013年 魚屋の台所
下の一色ニシキ店
・2018年 天ぷら 下の一色
セントレア中部国際空港店
・2021年 サカナノバーガー
新潟万代店
・2022年4月15日
下の一色魚市場をオープン
代表取締役社長は
森嶢至さん。略歴に
「父・嶢至氏」と
あった方ですね。
資本金は1,000万円です。
つまり森朝奈さんは
社長ではありません。
チャンネルの概要欄では
自分を「寿商店の二代目」
と書いています。
ここから先は、書き方に
気をつけたところです。
会社概要のページは
設立を「平成6年12月9日」
としています。ところが
同社のプレスリリース
は「平成6年12月6日」なんです。
どちらも寿商店が
出した情報で、日付が
1日ずれています。
ですので本記事は、
設立日を12月9日とも
12月6日とも書きません。
食い違ったまま
置いておきますね。
なお創業(1980年・
鮮魚卸業)と設立
(平成6年・法人化)は
別のものです。ここは
混ぜないようにしました。
沿革の更新具合にも
ばらつきがありました。
最後の行は2022年4月で
止まっているんです。
一方でプレスリリースは、
2026年4月23日に本店を
全面リニューアルして
再オープンしたと
告知しています。
止まっている棚と
動いている棚が
混ざっている、という
ことでしょうね。
著書は2冊!公式サイトだけ書名がひらがなになっています
本も2冊出しています。
どちらも出版社側の
データで確かめました。
1冊目は
『共感ベース思考』
です。副題は
「IT企業をやめて魚屋さんに
なった私の商いの心得」。
・発行:KADOKAWA
・四六判 208ページ
・1,400円+税
(1,540円税込)
・初版 2022年6月22日
2冊目は
『魚を味わう』
です。副題は「魚屋さんが
教える魚の魅力と
美味しい食べ方」。
・発行:マイナビ出版
・A5判 160ページ
・発売日 2024年10月16日
ここで書名について
1つ補っておきますね。
寿商店の公式サイトの
年表は、2冊目を
「魚をあじわう」と
ひらがなで書いている
んです。
出版社側の表記は
漢字の「魚を味わう」
でした。本記事は
出版社の表記のほうを
採っています。
「セブンルール」出演は当サイトでは裏が取れませんでした
最後に、確認できな
かったことを並べて
おきますね。ここは
はっきり分けて
おきたいところです。
寿商店の公式サイトには
【メディア出演実績】と
いう欄があり、その先頭に
関テレ「セブンルール」が
挙げられています。
ただ、当サイトは
放送局側でこれを
確かめられませんでした。
カンテレの該当回らしき
ページは2件とも404でした。
チャンネルの検索キー
ワードにも「セブン
ルール」が入っています。
ただ、これは検索用の
メタ情報にすぎません。
出演したことの証拠には
なりませんので、当サイトは
これを根拠にしないで
おきます。会社が
そう書いている、までですね。
同じ形のものが
あと2つあります。
1つは委員歴です。
公式サイトには
2024年度と2025年度の
CBCテレビ番組審議会
審議委員とあります。
同じ欄に、公益財団法人
流通経済研究所の
水産物安全安心発信事業の
委員も2022年度から
並んでいました。
どちらも寿商店の記述
だけで、相手側の名簿には
到達できていません。
放送局の委員名簿の
ページは404が返りました。
もう1つは
「Humans of YouTube」です。
公式サイトは2021年に
Googleが選んだ国内
100人に入ったとしています。
こちらも、選出した側の
一覧に本人の名前を
見つけられませんでした。
会社がそう書いている、
というところまでです。
反対に、はっきり
確かめられたことも
書いておきますね。
2026年8月22日付のお知らせ
に、こうありました。
「講師は魚屋の森さん」。
8月19日に開かれた
親子おさかな捌き教室の
報告です。YouTubeの
外でも動いていることが
確かめられた1件ですね。
当サイトの他の記事とも並べておきます
魚を扱う記事は、
当サイトにもあります。
並べておきましょうか。
いちばん名前が知られて
いるのは
きまぐれクックさん
でしょうね。魚を捌く
実況で知られる方です。
魚のさばき方を扱った
記事としては
トミックさんも
あります。
ただ、このお二人と
森朝奈さんは、立って
いる場所が違います。
前のお二人は、捌いて
食べるところを見せる
個人のチャンネルです。
森さんは、その魚を
仕入れて卸す側にいます。
家業を継いだ経営者、
という括りなら
伊岐見恭子さん
(一級建築士事務所)が
近いかもしれません。
包丁つながりでは
研師Ryotaさん
の記事があります。堺の
包丁専門店に勤める
研ぎ師の方ですね。
寿商店の公式ショップにも
「青木刃物製作所『堺孝行』
×魚屋の森さん」という
コラボ商品の棚があります。
研ぐ人と、その包丁で
魚を捌く魚屋。並べて
読むと、堺の刃物が
どこへ行っているのかが
少し見えてきますね。
料理の側では
リュウジさん
の記事もあります。
まとめ:確認できたことと、できなかったこと
今回は森朝奈さんに
ついてまとめました。
・株式会社寿商店の
常務取締役です
(2017年就任)
・1986年、名古屋市の
出身。2009年に楽天へ
入社し、2011年に
家業へ移りました
・登録者41万8,000人、
動画469本、総再生
約8,518万回
(2026年8月23日の実測)
・最も再生された1本は
市場の買い付けを映した
262万1,352回の動画です
・6年間、投稿が止まった
年がありません。
2025年の107本が最多です
・アラスカシーフードの
スペシャルアンバサダーに
2023年に就任しています
・著書は2冊。KADOKAWAと
マイナビ出版から
出ています
確認できなかったことも
書いておきますね。
「セブンルール」の出演、
CBCテレビと流通経済
研究所の委員歴、
「Humans of YouTube」の
選出。この4件です。
いずれも寿商店の公式
サイトに書かれている
だけで、相手側の情報には
到達できませんでした。
会社の設立日も、
公式の2か所で1日
違ったままです。当サイトは
どちらとも書いていません。
金城学院が高校なのか
大学なのかも、書かれて
いませんでした。誕生日も
公表されていないので、
年齢は幅で書いています。


















