
ソロキャンプ動画の
「タナちゃんねる」を
ご存知でしょうか。
焚き火の前で肉を焼き、
テントの中で夜を
過ごす。そんな動画を
8年近く投稿し続けて
いる方です。
ただ、この人を
「キャンプ系の
YouTuber」とだけ
書くと、たぶん半分も
伝わりません。
社員32名の会社を
経営し、キャンプ道具の
ブランドを持ち、
本も3冊出しています。
今回はタナさんの
プロフィールや経歴、
YouTube Data APIで
測り直した実測値まで
をまとめました。
タナのプロフィール!本名や出身、生まれた年は?
活動名:タナ
本名:田中淳也
(たなか じゅんや)
生まれ:1985年・福岡県
肩書き:ソロキャンプ
YouTuber/株式会社
タナクロ 代表取締役社長
チャンネル:
タナちゃんねる
本名が一次情報で
確定できるYouTuberは、
実はそう多く
ありません。
この方の場合は、
本人が代表を務める
会社の公式サイトが
答えを書いています。
「代表取締役・田中淳也の
Youtubeチャンネル
タナちゃんねる」
株式会社タナクロの
会社概要ページに、
この1行がそのまま
載っているのです。
同じページには
著書3冊の書名も
並んでいますから、
推測で埋める余地が
ありません。
トップメッセージの
ページでは、署名が
「代表取締役社長
田中 淳也(タナ)」と
なっていました。
本名と通称が、会社が
責任を持つ文書の中で
1行に結ばれている
わけですね。
生まれた年は
1985年です。国立国会
図書館の著者標目が
「タナ, 1985-」に
なっていました。
PR TIMESの著者
プロフィールと
マイナビ出版の著者略歴
も「1985年 福岡県出身」
で一致しています。
ただし誕生日の月日は
公表されていません。
執筆時点(2026年8月)
で40歳なのか41歳なのか
は決められませんでした。
ですので本記事は
年齢を断定せず、
生まれ年のままに
しておきますね。
大東文化大学でテコンドー漬け、最後の試合は2008年
経歴でいちばん意外
なのは、キャンプ
ではなく格闘技から
始まっている点
でしょう。
会社の公式ブログに、
本人の一人称で書かれた
「起業するまで」という
文章があります。
「僕は小学校4年生の
頃からテコンドーという
格闘技をしていました」
進学先は
「テコンドー日本一の
強豪、大東文化大学」。
4年間テコンドー漬け
だったそうです。
ユニバーシアード
競技大会にも出場した
と書かれています。
ここは書き方に
注意が要ります。
出版社のプロフィールは
「元テコンドー日本代表」
と紹介しています。
PR TIMESもマイナビ出版
も同じ表記でした。
一方で本人のブログには
「日本代表だった」と
いう書き方は
出てきません。
書かれているのは
ユニバーシアード出場と、
アジアテコンドー選手権
の日本代表選考会の
ことだけです。
「その日の試合は
無惨な形で負けました」
「これが僕のテコンドー
人生最後の試合に
なりました」
2008年の頭ごろの
出来事だそうです。
矛盾しているわけでは
ないのでしょう。
ユニバーシアードは
日本代表として出る
大会ですからね。
ただ本人が自分で
「日本代表」と
名乗ってはいない、
という点だけは
書き分けておきます。
全財産18万円と漫画喫茶から、株式会社タナクロへ
同じ文章には、
起業までの経緯も
書かれていました。
2011年に福岡へ戻り、
「社員3名の映像制作
会社カウテレビジョン」
で働き始めた、と。
仕事は地場企業の
インタビュー動画の
制作だったそうです。
当時住んでいたのは
実家のある福岡県
宗像市。これは2011年
当時の話で、現在の
住まいではありません。
そこから東京へ出て、
「全財産18万円」を
ポケットに詰め込んだ
と書いています。
埼玉の川口駅近くの
漫画喫茶で、1か月ほど
暮らしたそうです。
貯金100万円と、
借りた100万円を
すべて仕入れに
回した、と続きます。
「一人じゃ大変に
なったから仲間を
増やして株式会社に
した」
これが株式会社
タナクロですね。
会社概要によると
設立日は2012年4月23日、
資本金は99,990,000円。
従業員数は社員32名と
臨時従業30名です。
拠点は埼玉の本社、
新宿支社、それに福岡の
店舗の3か所と
なっていました。
事業内容には
リユース(リサイクル
ショップ・古物商)、
アパレル、アウトドア
製品が並びます。
映像コンテンツの配信も、
WEBサイトの開発も
入っていました。
映像制作会社にいた
経験が、そのまま事業に
なっているようにも
読めますね。
2018年、ソロキャンプとYouTubeを同じ年に始めた
きっかけは友人でした。
NTT西日本のオウンド
メディア「チエネッタ」
のインタビューで、
本人が語っています。
登山やキャンプが好きな
友人に、栃木のキャンプ場
へ連れて行って
もらったそうです。
「人生で最も忙しいと
いえるほどのタイミング」
で、目の前の湖と夜の
焚き火に癒された、と。
YouTubeを始めた理由は、
もう少し具体的でした。
初めて買った
コールマンのガソリン
ランタンが、つけ方が
分からなかった。
解説記事を読んでも
理解できず、YouTubeの
動画を見たらすぐに
解決したそうです。
「動画の伝わりやすさに
感動したことで、
YouTubeを通じて
ソロキャンプを発信して
いこうと決めました」
2021年7月のPR TIMESには
「タナ自身がキャンプを
始めたのも同年」と
あります。同年、
つまり2018年ですね。
ここで食い違いを
1つ、そのまま
書いておきます。
チャンネルの概要欄は、
いま「キャンプ歴10年超」
と書いています。
2018年開始なら
2026年時点で8年
ですから、10年超には
なりません。
子どものころの
キャンプを含めている
のか、別の数え方なのか。
そこは分かりません
でした。
当サイトが根拠に
するのは、PR TIMESの
「2018年」のほうだけに
しておきます。
登録者25.6万人・動画2,019本を実測しました
YouTube Data APIで
測り直しました
(2026年8月23日
7時22分時点)。
登録者数は
25.6万人
(256,000人)でした。
動画本数は
2,019本、
総再生回数は
約9,740万回
(97,397,738回)です。
チャンネルの作成日は
2018年4月21日
19時35分(日本時間)
でした。
ただし初投稿は
その約7か月後、
2018年11月14日です。
作成日と初投稿日が
これだけ離れているのは、
けっこう珍しい
ほうですね。
最初の1本は
「イスカインナー
シュラフ開封〜使用感
まで」という
開封動画でした。
道具のレビューから
始まっているのは、
後の展開を考えると
面白いところです。
直近の投稿は
2026年8月22日で、
実測の時点から
0日前になります。
いまも動いている
チャンネル、という
ことですね。
2,019本を日本時間で数え直すと、2021年だけ半減している
年別の本数を
出してみました。
・2018年 43本
(11月に開始)
・2019年 245本
・2020年 331本
・2021年 125本
・2022年 195本
・2023年 164本
・2024年 249本
・2025年 345本
(過去最多)
・2026年 322本
(8月22日まで)
目に付くのは2021年
でしょう。前年331本、
翌年195本のあいだで、
125本まで落ちています。
その2021年に何が
あったかというと、
書籍3冊とブランドの
立ち上げでした。
・4月13日
宝島社
・7月16日
KADOKAWA
・7月20日
マイナビ出版
そして2021年2月に
TOKYO CRAFTSが
誕生しています。
因果までは断定
できませんが、
並べてみると読める
ものはありますね。
もう1つ、2025年の
345本が過去最多だと
いう点も
見逃せません。
2026年も8月22日まで
で322本ですから、
ペースは落ちて
いないようです。
いちばん見られているのは、いまも2019年の動画
2,019本すべての
再生回数を取って、
並べ替えてみました。
1位は2019年8月2日
公開の「【ソロキャンプ】
夏の渓流野営」で、
約397万回です。
2位は「買ってよかった
キャンプ道具ベスト10」
で約153万回でした。
3位は焚き火台13種類の
比較動画で、
約131万回です。
そして上位12本の
うち8本が2019年、
つまり開始2年目の
投稿でした。
7年以上たっても、
いちばん見られて
いるのは当時の動画
なんですね。
ちなみに300万回を
超えている動画は、
2,019本のうち
1本だけでした。
上位に並ぶのは「臨場感」と「道具選び」の2種類だけ
上位12本の題名を
眺めると、種類が
きれいに2つに
分かれます。
1つは「夏の渓流野営」
「中禅寺湖畔で
ステーキ」のような
ソロキャンプの実況。
もう1つは
「焚き火台13種類」
「カセットコンロ7選
比較」のような
道具の比較です。
これ以外の型は
上位に入って
いませんでした。
そして本人が語って
いる方針も、ちょうど
この2つなんですね。
「ありのままのキャンプの
臨場感を伝えることに
重きを置いた結果、
これがバズりました」
インタビューによると、
それ以前は登録者数百人
で伸び悩んでいた
そうです。
臨場感の作り方も
具体的でした。
「3台のカメラと
球体マイクによって
現地の空気感を
切り取ったり」
2021年時点の機材は、
ニコンのZ 7IIが3台と
ソニーのα7S IIIが
2台だそうです。
映像制作会社にいた
経歴を思い出すと、
腑に落ちる話では
ないでしょうか。
TOKYO CRAFTS — YouTuberがメーカーになるまで
もう1つの軸が、
自社ブランドです。
会社のトップメッセージ
には、こうありました。
「私たちTOKYO CRAFTSは
『言語化できない
満足感を。』という
コンセプトのもと、
2020年末からアウトドア
製品の開発をスタート」
ブランドとしての誕生は
2021年2月です
(PR TIMES)。
最初の製品は
焚き火台「KUBERU」
でした。
クラウドファンディング
の達成率は3,000%
だったと、インタビュー
で語られています。
その後は焚き火台
「マクライト」、
テント「ダイヤフォート
TC」、シェルターテント
「ウィングフォート」。
企画・デザイン・発送
まですべて、本社のある
さいたま市で行って
いるそうです。
道具を紹介していた人が、
道具を作る側に
回ったわけですね。
ふるさと納税、ケツメイシとのコラボ、9月のイベント
ここ数年の動きは、
PR TIMESに日付つきで
残っています。
2025年6月29日、
TOKYO CRAFTSが
さいたま市のふるさと
納税返礼品に
採用されました。
「ふるさとチョイス」
での取り扱い開始が
この日です。
自治体の返礼品に
入るというのは、
個人の物販とは別の
段階なのでしょうね。
2026年4月28日には、
ケツメイシがプロデュース
する「KTM CAMP」との
初コラボが
発表されました。
テント2型と
アンブレラ1型の、
全3アイテムです。
チャンネル側にも
同じ年の5月末に、
ケツメイシのRYOJIさんが
登場する動画が
3本ありました。
会社のリリースと
チャンネルの投稿が、
同じ出来事を指して
いるわけですね。
そして2026年8月14日
配信のリリースでは、
9月のイベントが
告知されています。
「PLACE in
ふもとっぱら」。
2026年9月12日(土)
から13日(日)まで
の2日間です。
会場は静岡県富士宮市
の「ふもとっぱら」。
新作の展示・販売会
とのことでした。
山を買ったキャンパー — オンラインサロン「タナの部屋」
もう1つ、この方を
語るときに外せない
話があります。
山林を持っている
ことです。
本人のブログには
「2019/10に山林を
山梨に購入しました!」
と書かれていました。
2021年のインタビュー
では「山林を2つも所有」
と紹介されています。
同じ記事の中で、
本人はこう
言っていました。
「山林は、買ってよかった
キャンプ道具の
第1位かもしれません」
道具の紹介を仕事に
している人の言葉として、
なかなか強いですね。
きっかけになったのは
オンラインサロン
「タナの部屋」でした。
2020年4月3日の
PR TIMESで、開始が
告知されています。
同じリリースには
「16ケ月で10万人突破」
ともありました。
2018年11月の初投稿
から数えると2020年3月
ごろですから、日付の
つじつまは
合っていますね。
サロンの募集ページには
「山を買うプロジェクト
始動」という特典も
書かれていました。
ただ、このサロンが
いまも募集中かどうかは
確認できていません。
ページに決済まわりの
不具合についての
記述が残っていた
ためです。
はっきりしているのは、
2020年4月に始まった
ことと、2019年10月に
山林を買ったこと。
その2つだけですね。
当サイトが「キャンプ」を書くのは、この記事が最初です
正直に書きます。
当サイトはこれまで
アウトドア系の
YouTuberを何人か
取り上げてきました。
ところが「キャンプ」
だけは、1本も
書いていませんでした。
焚き火台もテントも
ソロキャンプも、
記事の題名に一度も
出てきていません。
その最初の1本として
タナさんを選んだ
理由は、登録者数の
大きさではないんですね。
キャンプの発信者が
法人を経営し、
自社製品と出版と
サロンまで手を広げた。
その経路のほうです。
同じことをしている
キャンプ系の方は、
そう多くないのでは
ないでしょうか。
まとめ
今回はタナさんに
ついてまとめました。
・本名は田中淳也さん。
株式会社タナクロの
代表取締役社長
・1985年生まれ、
福岡県出身。
誕生日の月日は
公表されていません
・小学4年から
テコンドー。
大学は大東文化大学
・2018年にソロキャンプ
とYouTubeを、
同じ年に始めた
・登録者25.6万人、
動画2,019本、
総再生約9,740万回
(2026年8月23日
の実測)
・2021年に書籍3冊と
TOKYO CRAFTSが
集中し、動画は
125本まで減った
・いちばん見られて
いるのは、いまも
2019年の動画
初投稿から数えると
7年9か月で2,019本、
年平均で260本ほどの
ペースになります。
しかもその間に
会社を大きくし、
本を3冊出し、
ブランドを立ち上げて
いるわけですね。

















