
海に潜って、
銛(モリ)で魚を突き、
その魚を捌いて食べる。
それを仕事にしているのが、
YouTuberの
「素潜り漁師マサル」さんです。
巨大なサメやワニを
解体する動画で
知った人も多いかもしれませんね。
ただ、本人のショップの年表や
クラウドファンディングの頁を
読んでいくと、
見えてくるのは
「島の漁師が稼げるようにしたい」
という、少し意外な目標でした。
この記事では、
本人が書いた年表と
CAMPFIREの頁、
それにチャンネルの動画を
1本ずつ数えた結果から、
マサルさんの歩みを
たどってみます。
登録者数や再生回数は、
2026年11月6日
午後4時50分ごろに
当サイトが測った値です。
素潜り漁師マサルとは?(2026年11月6日時点)
チャンネル名は
「【素潜り漁師】
マサル Masaru.」、
ハンドルは
「@masaru.9268」です。
YouTubeチャンネルの
開設日は
2017年10月25日で、
2026年11月6日時点の登録者は
204万人、
総再生回数は
5億2,951万回あまりでした。
説明欄は
「このチャンネルを見てると
海に詳しくなれます。」
という一文から始まっていて、
なかなか自信たっぷりですね。
チャンネルの表示では
動画は563本で、
そのうち誰でも見られる動画が
537本、
残りの26本は
メンバー限定の動画でした。
以下の本数は、
誰でも見られる537本を
1本ずつ数えたものです。
誰でも見られる動画で
いちばん古いのは
2017年11月2日の
「魚突きでGET!
イシガキフグを捌く方法!
【モリ突き】」で、
チャンネルを作ってから
8日後のことでした。
2026年11月6日夕方の時点で
誰でも見られる動画のうち
いちばん新しいのは
10月6日の
「人間がガチでサメに襲われる映像」です。
原点は濱口優さんへの憧れ(2022年6月に対面)
マサルさんの話をするなら、
よゐこの濱口優さんは
外せないようです。
ユーチュラの記事
(2022年6月9日)によると、
マサルさんは保育園のころ、
『いきなり!黄金伝説』の
サバイバル企画で
濱口さんの姿を見て衝撃を受け、
親に海へ魚突きに
連れて行ってもらったのが
活動の原点だそうです。
「マサル」という活動名も、
濱口さんにあやかったものだと
紹介されています。
その濱口さんとの
コラボ動画が公開されたのが
2022年6月8日でした。
題名は
「【神回】
遂に憧れの濱口優さんと対面!!!
ウツボを油であの料理に!」。
同じ記事によると、
濱口さんにとっては
これがYouTuberとの
初めてのコラボで、
マサルさんは
「緊張する」と
何度も口にしていたそうです。
番組で定番だったウツボを、
タタキと唐揚げにして
振る舞ったとのことですね。
537本のうち、
題名に「濱口」が入っているのは
この1本だけでした。
題名にも「憧れの」とあり、
特別な回だったのでしょうね。
大学を休学して沖永良部島へ(2017〜2020年)
本人のショップ「漁師の夜明け」には、
年ごとの年表が載っています。
2017年に
「何者かになりたい」と
YouTubeを始めたものの、
半年以上投稿を続けても
登録者は100人に
届かなかったそうです。
2018年には
山口県の実家に帰って
「大学を辞めさせてください」と
両親に頭を下げ、
休学を許されたと
書かれています。
初めて沖永良部島を訪れたのも
この年でした。
2019年に復学したときの
登録者は4,000人で、
本人いわく
「当時月収5000円」。
このころ
「くーねるさんという方」との
コラボで撮影や編集を学び、
登録者が1万人、2万人と増えて
事務所のkiiiに
所属したそうです。
なお、2021年6月10日には
「事務所kiiiを辞めました。」
という題名の動画を出しています。
CAMPFIREの頁では
本人が自分のことを
「東京海洋大学卒」と書いていて、
魚を捌く講座を
「科学的アプローチを踏まえつつ」
解説すると紹介していました。
そして2020年3月に
沖永良部島へ移住します。
年表によると、
着いて4日後に見つけた古民家を
自分でリフォームして、
今の動画で使っている
キッチンを作ったそうです。
2021年1月の
「離島移住して
素潜り漁師になった男の1日」は、
題名からすると、
島での1日を追った回のようです。
正式に漁師になったのは
2020年の夏ごろで、
CAMPFIREの頁には
「去年の6月に沖永良部島で
素潜り漁師になりました」
と書かれていました。
同じ頁には
「小学生からずっと憧れていた職業」
ともあります。
子どものころからの憧れが、
そのまま職業になったわけですね。
代表作とされる
「10日間サバイバル」も
この年に撮られていて、
2020年12月22日の総集編は
4時間を超える長さです。
2021年のクラファンは1,666人から10,592,611円
漁師になって1年もたたないうちに、
マサルさんは次の目標を立てます。
CAMPFIREのプロジェクト
「【素潜り漁師マサル】
島の漁師たちが
稼げるようにしたい!」です。
頁の説明では、
コロナ禍で
「命懸けの素潜り漁で獲った魚の価格が
暴落してしまいました」とあり、
水産加工場を立ち上げて
魚の流通経路を作ることが
目的とされていました。
募集が始まったのは
2021年4月5日で、
同じ日に
「皆様にお願いがあります。」
という動画も出ています。
頁の追伸には
「開始わずか3時間で
目標金額を達成することができました!」
とあり、目標は300万円でした。
KAI-YOUの記事
(2021年4月6日)は、
開始から24時間で
531万円以上が集まったと
伝えています。
最終的には
4月29日の締め切りまでに
1,666人から
10,592,611円が集まりました。
目標の353%です。
リターンの中には
10万円で
「マサルと沖永良部島でシュノーケリング」
というものもあり、
3人が支援していました。
「安全上の都合で
魚突きはご案内できません」
と添えてあるのが、
いかにも本職らしいですね。
加工場とマグロジャーキー(2023年1月〜2026年9月)
本人の年表によると、
加工場づくりは
思うように進まなかったようです。
仲卸や水産加工業の資格取得、
機材選び、商品開発、
従業員の採用と
やることが重なり、
特に土地探しは
「スタート地点まで1年かかりました」
と書かれています。
工場ができたことを伝える動画は
2023年1月22日の
「1億円かけて
夢の工場ができるまでの
裏側が凄すぎた。」で、
翌23日には
「工場オープンを一緒に祝おう!」
という配信もしていました。
「1億円」は題名に書かれた数字で、
内訳までは
確かめられていません。
そこから生まれた商品が
マグロジャーキーです。
ショップの商品頁には
「工場完成から1年。
ついに完成。」とあり、
奄美群島の沖合いで
水揚げされたマグロを
使っていると書かれています。
2026年9月8日の動画の説明欄では、
マグロジャーキーが
「累計10万個を突破しました」
と報告していました
(2026年11月6日に確認)。
島の魚を皆さんに届けたい、
というクラファンの目標が、
形を変えて
続いていると言えそうです。
「いくら稼げる?」シリーズと2023年8月の入院
537本のうち、
題名に「稼」が入る動画は
8本ありました。
始まりは
2020年9月23日の
「1日の素潜り漁でいくら稼げる?
漁師の収入を公開します。」で、
2021年10月の
「徹夜で素潜り漁したらいくら稼げる?」は
910万回以上
再生されています
(2026年11月6日時点)。
2023年8月には、
1か月本気で漁をしたら
いくら稼げるかを確かめる
「1ヶ月漁師生活」を始めました。
7月末の動画で、
8月は毎日投稿すると
宣言していたそうです。
ところが
ユーチュラの記事
(2023年8月20日)によると、
同じ日にマサルさんは
X(旧Twitter)で
「過労で痙攣を起こし気絶してしまい
1週間程度入院することに
なってしまいました」
と報告し、
毎日投稿も中止になったそうです。
命懸けの漁と動画づくりを
両方こなすのは、
相当な負担だったのでしょうね。
2026年9月8日の
「台風直後の海で10時間。
素潜り漁師はいくら稼げる?」まで、
このテーマは
形を変えながら続いています。
2026年11月6日時点の再生1位はナポレオンフィッシュの回
537本のなかで
再生回数がいちばん多いのは、
2022年8月22日の
「60kg超えの
ナポレオンフィッシュを
解体してみると・・・」で、
2,051万回あまりでした。
ユーチュラの記事によると、
水深28m付近で
水中銃で獲られた
約60kgの魚を、
フライや刺し身、昆布締めなどに
して食べた回です。
最後には
「思ってたより全然美味しかった」
とまとめつつも、
頭のコブについては
「今まで食ったものの中で
一番マズい」と
言い切っていたそうです。
2位は
「100kgを超える巨大ワニの捌き方。」
(約1,617万回)、
3位は
「40kg越えのアカマンボウを解体したら
家が大惨事に。。。」
(約1,472万回)でした。
1,000万回を超える動画は
5本あり、
そのうち3本は
40kg以上の生き物を捌く回、
残りはナマコの回と
サバイバルの総集編です。
「海に詳しくなれる」という
説明欄の言葉どおり、
普段は見られない生き物が
人気を集めているようですね。
本名と年齢について
本名は、
当サイトが確かめた範囲
(チャンネルの説明欄、
537本の題名、
ショップのトップ頁と商品頁、
CAMPFIREの頁、
ニュース記事3媒体)では
見当たりませんでした。
年齢も、
少し肩透かしかもしれませんが
確定できませんでした。
AppBankの記事
(2022年8月3日)は
1998年生まれと紹介していますが、
2023年1月の動画の題名にある
「23歳」とは合いません。
どちらが正しいのかは
当サイトでは
決められませんでした。
それよりも、
保育園で見た濱口さんに憧れて
海に入り、
大学を休学してまで
YouTubeに賭け、
島に移って漁師になり、
加工場まで建てた。
その道のりのほうが、
マサルさんという人を
よく表しているのかもしれませんね。





















